Dead by Daylightをはじめとした対戦型オンラインゲームをプレイするにあたって、通信環境は非常に重要です。ラグの無い快適な環境でのプレイは、ゲームがより楽しめるだけでなく、勝率にも影響を及ぼします。せっかくオンラインゲームをプレイするなら、自分の実力が発揮でき、ストレス無く楽しめる環境を構築したいところですね。
そこで今回は、Dead by Daylightをプレイするにあたっておすすめの通信環境を紹介します。
記事後半では、おすすめの光回線やWi-Fiルーター、より快適にプレイするためのコツも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
Dead by Daylightを快適にプレイするための通信環境
Dead by Daylightをプレイするにあたって、もし通信環境が悪いと、障害物にあたってサバイバーを逃がしてしまったり、スキルチェックが上手くいかず有利にゲームを進められなくなったりする可能性があります。
ここではプレイのラグを極力ゼロにするためのチェックポイント4つを解説します!
30Mbps以上の回線速度がおすすめ
オンラインゲームのプレイにおいて回線速度は、データのロード速度やゲームの安定性にかかわる重要な要素です。Dead by Daylightを快適にプレイするには、上りと下りそれぞれ30Mbps以上の回線速度が欲しいところです。
回線速度が遅いと、ゲーム内のマップやキャラクターの表示が遅くなったりするなどのラグを引き起こします。ラグが発生してしまうと、キラー側、サバイバー側いずれの場合もプレイに影響を及ぼすので、勝率を安定させるためにも回線速度には気を配りましょう。
また、ゲームをプレイするだけなら30Mbpsの通信速度で問題ありませんが、オンラインゲームは、パッチやアップデートなどで大量のデータ通信を必要とする機会が多くあります。回線速度が速ければ、プレイ中にほかのゲームのダウンロードや、動画視聴も快適に行なうことが可能です。より高速な回線速度が保てる通信を用意しておきましょう。
ping値が低い回線を選ぶ
ping値とは、ゲームのサーバーから自分のパソコンもしくはゲーム機までの通信の応答時間を指します。ping値が低いほど、自宅からサーバーまでの情報のやり取りが速いということになり、通信は安定しているといえます。
ping値が高いと、ネットワークが不安定になり、通信エラーやラグが生じやすくなります。最悪の場合、相手プレイヤーがワープしたりアクションの巻き戻りが起こったりすることもあるため、できる限りping値の低い回線を選びましょう。
必要最低限のping値の目安は50ms以下で、15ms以下の回線であればほぼラグの無い環境でプレイができます。
IPv6対応の回線を選ぶ
IPv6とは、インターネットで使用される通信プロトコルの一つであり、以前まで主流のプロトコルであったIPv4と比べて、通信速度が向上しています。
IPv4がモデムやブロードバンドルーターを経由する接続方式だったのに対し、IPv6は接続機器を直接インターネットに接続できるようになりました。そのため、従来よりも通信速度が速くなっています。ただし、プロバイダによっては、IPv6に対応していない場合もあるため、回線選びのポイントの一つとしてください。
無線より有線接続の方が安定する
無線よりも有線の方がネットワークへの接続が安定するため、オンラインゲームが快適にプレイできます。無線接続は、電波の干渉や障害物により信号品質が低下する場合があるため、一時的にデータ通信ができなくなったり、速度が落ちたりする可能性があります。
プレイ環境にこだわるのであれば、無線接続よりも有線接続を選びましょう。
特にDead by Daylightの場合、他のプレイヤーとの通信が必要となるため、自身の通信環境が悪いと、他のプレイヤーとの接続が不安定になります。通信エラーや遅延が原因となり、ゲームセッション中に接続が切断されるリスクもともなうため、他のプレイヤーに迷惑をかけないためにも通信の安定性は担保したいところです。
Dead by Daylightにおすすめの光回線
Dead by Daylightを快適にプレイするための、おすすめ光回線を4つ紹介します。
ドコモ光
契約料金(月額) | 【マンションの場合】 2年契約:4,400円(税込)〜 契約期間なし:5,500円(税込)〜 【戸建て住宅の場合】 2年契約:5,720円(税込)〜 契約期間なし:7,370円(税込)〜 |
初期費用 | 契約事務手数料:3,300円(税込) 工事料:16,500〜19,800円 |
最大通信速度 | 10Gbps(プランによって変動) |
契約期間 | 2年/契約期間なし |
ドコモ光はプロバイダの選択肢が豊富な点が特徴です。また、サポート体制が充実している点や全国の幅広いエリアで利用できる点もメリットです。
さらに、ドコモのスマートフォンを契約している方は、スマートフォン料金が最大1,100円(税込)の割引になる点も見逃せません。
auひかり
契約料金(月額) | auひかり マンション:3,740円(税込)〜 auひかり ホーム:5,610円(税込)〜 |
初期費用 | 新規登録料:3,300円(税込) 工事料:マンション33,000円(税込) 戸建て41,250円(税込) |
最大通信速度 | 10Gbps(プランによって変動) |
契約期間 | 2年/3年/契約期間なし |
auひかり ホームの場合、安さ重視の「auひかり ホーム5ギガ」と、速さ重視の「auひかり ホーム10ギガ」のプランも用意
auひかりは、IPv4アドレスとIPv6アドレスを同時に利用することで混雑を避ける通信方式を標準装備しており、回線速度の安定性を担保しています。
さらに、auひかり ホームには1ギガプランに加えて、コストを抑えたい方の5ギガプラン、速さを重視したい方の10ギガプランと、それぞれのニーズに合わせたプランも用意されているのが特徴です。また、auひかりは、NTTの回線を使わずに独自の回線を使用していることも特徴です。
NURO 光
契約料金(月額) | 2ギガプラン:5,200円(税込)〜 10ギガプラン:5,700円(税込)〜 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円(税込) 基本工事費:44,000円(税込) ※指定期間の継続使用で実質無料 |
最大通信速度 | 10Gbps(プランによって変動) |
契約期間 | 2年/3年/契約期間なし |
NURO光はキャンペーンが充実しており、他社のりかえで基本工事費が実質無料など、初期費用を抑えて契約できるのが特徴です。また、PS5が実質無料でリース契約できるプランもあるため、これを活用すればソフトをダウンロードするだけでDead by Daylightをプレイする環境が整います。
Dead by DaylightにおすすめのWi-Fiルーター
Dead by Daylightを無線でプレイしたいという方は、以下の3つのWi-Fiルーターがおすすめです。
NEC PA-WX5400HP
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
無線LAN速度 | 4804Mbps(5GHz)、574Mbps(2.4GHz) |
IPv6 | 対応 |
PA-WX5400HPは、幅x高さx奥行が46.5x180x180mmと、サイズが小さく置き場所に困らないルーターです。最大接続台数が36台と大人数でも利用できるため、ゲーム以外にも家族全員がさまざまな用途で利用できる万能なルーターといえます。
バッファローAirStation WSR-5400AX6S
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
無線LAN速度 | 4803Mbps(5GHz)、573Mbps(2.4GHz) |
IPv6 | 対応 |
AirStation WSR-5400AX6Sは、特定の方向の電波を送受信しやすくする技術である「ビームフォーミング」を搭載しており、通信速度と安定性を向上させています。
また、複数端末で同じWi-Fiルーターに接続しても速度が落ちにくい「MU-MIMO」という通信方法にも対応しているため、家族でルーターを共有している場合でもゲームが快適にプレイできるでしょう。
エレコム WRC-X6000XS-G
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
無線LAN速度 | 4804Mbps(5GHz)、1147Mbps(2.4GHz) |
IPv6 | 対応 |
WRC-X6000XS-Gは有線LANの速度が最大1Gbpsとなっており、有線10Gポートも搭載しているハイスペックなWi-Fiルーターです。接続するデバイスの状況に応じて、使用する周波数を自動的に切り替えるバンドステアリング機能も備わっているため、複雑な設定を行なわなくても快適なプレイが可能です。
Dead by Daylightプレイ時に通信環境以外で確認すべきポイント
Dead by Daylightを快適にプレイするためには、通信環境以外にも気を付けるべきポイントがあります。通信環境が整っていても、今から紹介するポイントに注意しなければラグや巻き戻りが発生する可能性があるため、必ず確認してください。
プレイ中は他のアプリを閉じる
PCでプレイをしている時は、ほかのアプリやブラウザを閉じてPCの負荷をなるべく下げ、通信速度を担保してください。ほかのアプリが起動している状態だと、PCのメモリが圧迫されて処理に時間がかかったり、起動中のアプリでデータのダウンロードが起こり遅延の原因になったりします。
また、PS5やPS4でプレイしている場合も、ほかのアプリのダウンロードを並行して行なうと通信に影響が出る可能性があります。プレイ中は一時停止にしておくことをおすすめします。
ゲームのグラフィック設定を変える
ゲームのグラフィック設定を変えて通信量を減らすことで、安定性が向上します。ゲーム内の設定画面の中にある「グラフィック」という項目から、画質設定をLowに変更すれば、処理するデータ量を減らせるため通信負荷がかかりにくくなります。このとき、フレームレートを変更するとカクつきの原因となるため、そのほかの設定は変更しないように注意してください。
プレイする時間帯に注意する
マンションタイプにお住まいの方は、同じマンション内でインターネット利用者が多い時間帯に回線が混雑し、通信速度が落ちることがあります。プレイする時間の融通が利くのであれば、利用者が多い夜間の時間帯を避けるのが無難です。
混雑しやすい時間帯しかプレイできない場合は、専用帯域を提供している回線を選べば時間帯を問わず安定した通信環境が確保できます。
Dead by Daylightを快適にプレイするための周辺機器
ゲームをプレイするだけであれば、ゲーム機とコントローラーのみで十分ですが、周辺機器があればDead by Daylightをより楽しめます。
ここでは周辺機器のなかでも特におすすめのものを3つ紹介します。
推奨動作環境を満たしたPC
Dead by Daylightの推奨動作環境は以下のとおりです。
OS | Windows 10 64-bit OS |
CPU | Intel Core i3-4170 or AMD FX-8300 or higher |
メモリ | 8GB RAM |
グラフィックボード | DX11 Compatible GeForce 760 or AMD HD 8800 or higher with 4GB of RAM |
DirectX | Version 11 |
ストレージ | 50GB |
サウンドカード | DX11 compatible |
同時期に発売されているPCゲームと比べて、ハイスペックなPCは必要としていません。しかし、今後もPCゲームをプレイしていきたいと考えるなら、ストレージ容量を余裕のあるものにしたり、メモリの容量が大きいものにしたりしましょう。ほかのPCゲームにも対応できるため、長期的なコストパフォーマンスは良くなります。
また、高画質でゲームがしたい場合は、グラフィックボードのグレードを上げることで画質が向上し、なおかつ高いフレームレートでもカクつきなくプレイができます。
フレームレートが高いモニター
フレームレートとは、1秒間に描画されるコマ数のことであり、数値が高いほど細かく描画されるため映像が滑らかになります。フレームレートが高いモニターを使用すると、相手のアクションに対して素早く反応できたり、瞬間的に画面が動いてもぼやけることが無かったりするため、大きなメリットがあります。
さらに、入力遅延も軽減されます。素早い動きが求められるアクションの精度が上がり、プレイの安定性も向上するでしょう。
長時間つけていても疲れないヘッドセット
複数人で行なうオンラインゲームは、ゲーム内のボイスチャットやディスコードなどで会話をしながらプレイするのが醍醐味の一つです。Dead by Daylightであれば、サバイバー側のプレイヤー同士でボイスチャットをつなぐことで、より連携プレイがしやすくなり勝率も上がるかもしれませんよ。
ボイスチャットをするときに便利なのが、長時間つけても疲れない軽量のヘッドセットです。重いヘッドセットを長時間付けると肩こりや頭痛を引き起こす恐れがあるため、会話を楽しみながらゲームをプレイしたい方には必需品です。
まとめ
Dead by Daylightを快適にプレイするためには、通信の安定性と高速な回線が必須です。これから通信環境を整える方は、30Mbps以上の通信速度かつなるべくPing値の低い回線を選びましょう。
また、無線接続よりも有線接続の方が安定性は増すため、可能であれば有線接続ができる環境を整えたいところです。
通信環境を整えてラグの無いプレイが楽しめるようになってから、ご自身の好みに応じた周辺機器を取りそろえて、より快適なゲームライフを過ごしてください。