迫力あるアクションゲーム、『オーバーウォッチ2』はチーム制アクションゲームです。無料でできるFPSですが、ときどき遊んでいる最中にラグが発生したり、回線が落ちてしまったりするトラブルに悩んでいる人もいるかもしれません。
快適な動作環境が確保できないのは、使用している回線やWi-Fiが原因の場合もあります。そこでこの記事では、オーバーウォッチ2を快適に楽しめるおすすめの光回線やWi-Fiルーター、ゲーム環境などについて紹介していきます。
オーバーウォッチ2を快適に楽しむための通信環境とは
オーバーウォッチ2を快適に楽しむなら、通信速度やping値などをチェックしましょう。今契約している回線の通信速度やping値が足りないと、通信安定せずラグが発生することがあります。ゲームプレイでストレスを感じるだけでなく、仲間に迷惑をかける可能性もあるので要注意です。
オーバーウォッチ2をプレイするときに適した通信環境は以下の通り。
通信速度は30Mbps以上
オーバーウォッチ2を快適にプレイしたいなら、通信速度は30Mbps以上を見ておくとよいでしょう。インターネット回線には、光回線やADSL、モバイルルーターなどがありますが、おすすめは光回線です。ADSLなどでもプレイは可能ですが、通信の遅延が起こることが増えるため、オーバーウォッチ2には適していません。
また、ホームルーターやモバイルルーターを使用する場合も、外の電波を捉えて通信を行なうので、大容量通信には向いていません。
「オーバーウォッチ2をプレイするなら5Mbpsもあれば十分」という意見もありますが、速度の数値は自宅の環境やプレイする場所によっても変わってきます。
そのため30Mbps以上を目指しておき、通信速度が下振れしてもプレイに影響が出ないようにしましょう。
ping値は15ms以下が目安
回線のping値も確認しましょう。ping値とは、応答速度のことです。オーバーウォッチ2のような大容量のオンラインゲームをプレイする場合、応答速度が速度を安定させるために重要です。
ping値が高いほどラグが発生する確率は高くなります。以下はオンラインゲームをプレイするときのping値の目安です。
1〜15ms:とても快適
16〜40ms:快適
41〜50ms:普通
51〜100ms:ラグを感じることが多い
101〜125ms:ラグが重い。海外サーバーのゲーム並
126〜180ms:頻繁にラグが起きゲームに支障が大きい
オーバーウォッチ2を楽しむならping値15ms以下の回線にしておきたいところです。この速度ならラグがなく快適にプレイができるでしょう。ping値はゲーム内の設定でも確認できるので、チェックしてみてください。
オーバーウォッチ2は光回線がマスト
2022年10月5日に発売されたオーバーウォッチ2は、PCと各コンソールでプレイできるゲームです。クロスプレイに対応しているので、同じアカウントでログインしていれば、使用するプラットフォームに関係なくゲームの進捗を管理できます。
オーバーウォッチ2を快適に楽しむなら、光回線を使いたいところです。オーバーウォッチ2は、オーバーウォッチの続編にあたる新作なので、必要な動作環境はオーバーウォッチよりも高くなっています。
光回線なら平均通信速度も200Mbps以上あるものが多いので、オーバーウォッチ2も快適に遊べるでしょう。
料金はなるべく安いもの
回線の利用料金も重要なポイントです。光回線は戸建てとマンションで利用料金が異なりますが、マンションの場合は約3,000円〜5,000円台、戸建ての場合は約4,000〜6,000円台が相場です。
通信会社によっても料金が大きく変わります。また、一見料金は高くてもキャッシュバックや割引などを実施していたり、お得なオプションがついていることもあります。
たとえば、他社から乗り換える際に工事費が無料になったり、数か月分の利用料金が無料になったりするキャンペーンを行なうところもあります。また、携帯電話とセットにすることで光回線の利用料金を安くできるプランなどもあるので、複数社の料金やサービス内容を比較してよりお得に使える光回線を選びましょう。
オーバーウォッチ2にぴったりのおすすめ光回線
オーバーウォッチ2にぴったりの光回線をいくつか紹介します。光回線なら光ファイバーを室内に直接引き込むので、最大速度は1Gbps以上であるものが多く、オーバーウォッチ2のプレイの安定感が増します。
また、光回線は速度の制限がなくPing値が低いという点も、オンラインゲームにとって大きなメリットです。
ドコモ光
月額料金 | 4,400円~ |
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初期費用 | 契約事務手数料:3,300円 工事料:16,500~19,800円 |
通信速度(上り) | 最大10Gbps(一部の地域のみ) |
通信速度(下り) | 最大10Gbps(一部の地域のみ) |
契約期間 | 2年/なし |
ドコモ光は、1ギガタイプや10ギガタイプがあり、それぞれ複数のプロバイダーから自由に選べます。
全国の広いエリアで提供している点もドコモ光のメリットです。また、ドコモの携帯電話を使用している方なら、月々の携帯電話の利用料金が割引になる場合もあります。
なお、契約期間は2年または契約期間なしを選べます。
auひかり
月額料金 | auひかり ホーム:5,610円~ auひかり マンション:3,740円~ |
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初期費用 | 新規登録料:3,300円 工事費等:33,000円~ |
通信速度(上り) | 最大10Gbps |
通信速度(下り) | 最大10Gbps |
契約期間 | 2年/3年 |
auひかりは、マンションタイプなら月額3,000円台からと手頃な料金で光回線を利用できます。
また、他社からの乗り換えなら最大30,000円の割引や、マンションタイプでネットと電話を一緒に申し込むと初期費用相当額の33,000円を割引など、多くの割引を実施していることもあります。どんなキャンペーンを実施しているかチェックしてみましょう。
またauの携帯電話とセットにすれば、携帯電話の利用料金から毎月最大1,100円を差し引いてくれるauスマートバリューもあります。
通信速度はプランによって変動しますが、最大10Gbpと高速通信が可能です。
NURO 光
月額料金 | 5,200~6,100円 |
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初期費用 | 事務手数料:3,300円 工事費:44,000円 |
通信速度(上り) | 最大1Gbps |
通信速度(下り) | 最大2Gbps |
契約期間 | 2年/3年/なし |
NURO 光は国際標準規格であるGPONを採用。GPONとは1つの光ファイバーを複数のユーザーで共用する技術のことをいいます。また、多機能ルーターである「ホームゲートウェイ」を使えば高速で安定した通信を確保できます。
最大通信速度は、プランによって2Gbpsと10Gbpsに分かれます。2Gbpsのプランの場合、3年契約で月額5,200円(税込)、10Gbpsのプランの場合は3年契約で月額5,700円(税込)となっています。
オーバーウォッチ2を快適にプレイするためのおすすめルーター
オーバーウォッチ2を快適にプレイするならルーター選びも大切です。ポケットWi-Fiやスマートフォンの通信をテザリングしてプレイするのは安定しないのでおすすめできません。光回線に接続されたWi-Fiルーターを使えば、回線速度が速く、安定した通信環境を維持できるでしょう。
オーバーウォッチ2でおすすめのルーターは以下の3つです。
BUFFALO| AirStation WSR-1166DHPL2/N
メーカー | BUFFALO |
無線方式 | IEEE802.11ac(866Mbps) IEEE802.11n(300Mbps) IEEE802.11a/g(54Mbps) IEEE802.11b(11Mbps) |
最大転送速度 | INTERNET端子:最大1000Mbps×1 LAN端子:最大1000Mbps×3 |
動作保証環境 | 温度 0〜40℃ 湿度 10〜85% |
同時通信接続可能台数 | 2台 |
BUFFALO AirStation WSR-1166DHPL2/Nは、日本のおもなIPv6サービスに対応しているので、アクセスが集中することによる通信の影響が少なく快適に使用できるルーターです。
転送速度866Mbpsにより、1GBを超えるHD動画や音楽データ、アプリのダウンロードや再生もサクサク行えます。
Wi-Fiのほか3つのLAN端子と1つのINTERNET端子があり、Wi-Fiのビームフォーミング機能は端末に向けて電波を送信してくれるので安定感のある通信を楽しめます。全ポートはGigaなので、ゆとりある転送速度でオーバーウォッチ2を楽しめるでしょう。
ASUS|TUF-AX3000
メーカー | ASUS |
無線方式 | IEEE 802.11a IEEE 802.11b IEEE 802.11g IEEE 802.11n IEEE 802.11ac IEEE 802.11ax |
最大転送速度 | 2,402Mbps+574Mbps |
動作環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK~ |
接続可能台数 | 64台 |
ASUSのTUF-AX3000は、ゲーム用に作られたハイスペックのルーターです。IPv6やWi-Fi6に対応していて、ゲーミングLANポートがあるので有線でデバイスをつないで安定した環境でゲームを楽しめるでしょう。
事前にゲームプロファイルを設定しておけば、接続ポートのアクセス制限が起こったときでも3ステップでポートを開放できます。
また、VPN Fusion機能を搭載しているので、インターネットとVPNを同時に接続できて他の人と回線を共有するときでもゲームの通信スピードを落とすことなく集中してプレイを続けられます。
TP-Link|Archer AX10
メーカー | TP-Link |
無線方式 | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11n/b/g(2.4GHz) |
最大転送速度 | 5GHz:1201Mbps(802.11ax) 2.4GHz:300Mbps(802.11n) |
動作環境 | 動作温度: 0℃〜40℃ 保存温度: -40℃〜70℃ 動作湿度: 10%〜90% (結露を避けてください) 保存湿度: 5%〜90% (結露を避けてください) |
接続可能台数 | 26台 |
TP-LinkのArcher AX10は、圧倒的スピードと容量を持つWi-Fi 6の使用で、VR、4Kさらに8Kなどにも対応しています。従来の最大4倍の容量があり、26台の端末と接続が可能に。スムーズなゲーミングを心ゆくまで楽しめます。
また、BSS(Base Service Station) Colorが近隣にあるWi-Fiの干渉を最小限に抑えてくれるので安定性も抜群です。
ポートはすべてギガビットに対応していて、最大1Gbpsのブロードバンド速度を利用できます。
オーバーウォッチ2を快適にプレイするためのポイント
オーバーウォッチ2を快適にプレイするためには、「有線で行なう」「最新のルーターやLANケーブルを使う」「プレイする時間を考える」などのポイントがあります。
すべてチェックして快適なオーバーウォッチ2をプレイしましょう。
有線で接続する
オーバーウォッチ2をプレイするときには、有線で接続するのがおすすめ。無線は便利ですが、電波を飛ばしてキャッチするぶんゲーム中にラグが起きる可能性が高くなります。有線ならLANケーブルで回線を端末に物理的につなげるため、通信の安定性が高くなります。
ルーターやLANケーブルは最新にする
ルーターやLANケーブルが古い場合は、最新のものに変えましょう。ルーターやLANケーブルが古いと、いくら光回線を契約しても、その速さを活かしきれません。
もし、今使っているものがインターネット回線を契約したときに購入したものや、レンタルしたものである場合は、最新のものに変えることで通信環境が改善される可能性があります。
プレイする時間を変える
上記の環境をすべて整えてもなお、通信が安定しないと感じる場合は、プレイする時間帯を変えてみる手もあります。特に集合住宅の場合は、他の世帯と回線を共有しているケースもあり、多くの人が帰宅してインターネットを使う時間帯は回線速度が遅くなりがちです。
一般的にインターネットの利用は、18時から24時に特に集中するといわれています。いつもプレイする時間が決まっている場合は、少し時間帯を変えてみるとスムーズにゲームを楽しめるかもしれません。
オーバーウォッチ2を快適にプレイするために揃えたい周辺機器
オーバーウォッチ2を快適にプレイするなら、ルーターやLANケーブルだけではなくゲーミングヘッドセットやワイヤレスコントローラーなどの周辺機器も揃えておくとよいでしょう。
おすすめをいくつか紹介します。
ゲーミングヘッドセット
一般的なヘッドセットでもよいですが、よりオーバーウォッチ2を楽しむならゲーミングヘッドセットがおすすめです。
ゲーミングヘッドセットは、ゲームをプレイする人を考えて作られた最適なヘッドセットです。迫力あるサウンドはもちろん、マイクの性能もプレイヤー向けにチューニングされているのでゲームに集中できます。
特に、サラウンド機能を搭載したゲーミングヘッドセットなら細かい音を聞き取りやすく、音がする方向も的確に把握できます。
ワイヤレスコントローラー
無線で接続できるコントローラーなら、ケーブルがないので取り扱いに便利で、好きな場所でゲームを楽しめます。画面から少し離れたところからでも操作ができるので、ゲームに入り込んで自由なスタイルでプレイできるでしょう。
ただし、ワイヤレスはプレイする前に定期的に充電をする必要があるほか、電波を飛ばす以上わずかな遅延が気になる方もいます。自身に合わないと判断したら有線コントローラーにしておきましょう。
ゲーミングモニター
ゲームを楽しむために作られたゲーミングモニターもあるとよいでしょう。画面の色やコントラストなども鮮やかで解像度も高く美しくリアルな映像を楽しみながらプレイできます。
画面が鮮明になり、応答速度も上がるほか、暗い場所での視認性が高まったり、残像が軽減したりといった点もメリットです。
ゲーミングモニターを選ぶ際は、以下のスペックに着目して選びましょう。
項目 | 推奨スペック |
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リフレッシュシート | 144Hz以上 |
応答速度 | 1ms以下 |
液晶サイズ | 24インチ以上 |
液晶解像度 | フルHD(1920×1080)以上 |
好みに合わせて上記以上のスペックのものを用意してください。
まとめ
オーバーウォッチ2を快適に楽しむなら、通信環境を確認しましょう。速度は30Mbps以上あると安心です。また、ping値は15ms以下の回線がおすすめです。光回線なら、高速で安定した通信を確保できます。
プレイするときの通信は、無線ではなく有線を使うほうがおすすめです。光回線を使用しても環境が安定しない場合は、ルーターやLANケーブルを最新のものに変えてみてください。