銀行から電話がかかってきた場合、何を言われるのかと悪いことをしていなくてもドキドキしてしまいますよね。
銀行から電話がかかってくる理由は、以下の4つが考えられます。
銀行からのセールスの電話があった場合には、慎重に対応して流されることなく適切な判断を行なうことが大切です。
ただし、金融庁が注意喚起しているように詐欺的な投資勧誘やなりすましの可能性もあるため、まずは発信元の電話番号が銀行からなのかどうかを確かめましょう。
上記のような理由で銀行から電話がかかってきたときの理由と対処法を、時間帯別に解説していきます。
- 銀行からの電話の理由がわかる
- 銀行に折り返し電話する方法がわかる
- セールスだった場合の断り方がわかる
よく電話がかかってくる銀行の電話番号一覧
インターネットやSNSで「電話がかかってきた」や電話番号での検索数が多い銀行をまとめました。
銀行名 | 電話番号 |
---|---|
SBI新生銀行 | 0120019060 0120456559 |
セブン銀行 | 05031599953 |
三井住友銀行 | 0120452768 |
西日本シティ銀行 | 0120574748 |
北日本銀行 | 0120573916 |
愛媛銀行 | 0120080576 |
百五銀行 | 0120159105 |
常陽銀行 | 0120380057 |
中国銀行 | 0120089195 |
千葉銀行 | 0120134369 |
銀行から電話がかかってくる4つの理由!最初に銀行からの電話か確認を
まず銀行からかかってきた電話の理由を知るために、すぐに折り返し電話をするのではなく、本当にかかってきた電話番号が銀行からなのかを確かめましょう。
場合によっては、関東財務局が注意喚起をしている悪徳な投資勧誘やなりすましの可能性もあります。
そのうえで、銀行からの電話の理由を考えましょう。
銀行は、さまざまな金融商品を取り扱っているため、顧客に資産運用や金融商品のセールスを行なうことがあります。
金融庁の「金融商品取引法制」によると、金融商品取引業者は、顧客に対して金融商品の勧誘を行なう際には、以下の事項について説明する義務があります(説明義務の実質化)。
- 金融商品の内容
- 損失のリスクに関する説明
- 業者の情報
- 解約やクーリングオフに関する説明
銀行から資産運用や金融商品のセールスを受ける際には、上記の事項についてよく理解したうえで契約をするようにしましょう。
ほかにも、口座引き落としにおいて残高不足だった場合の事務手続きに関する電話や口座の不正利用、不正なご入金などの重大な問題に巻き込まれた場合の連絡、あるいは滞納や延滞をしているローン関係に関する問い合わせなどもあります。
資産運用や金融商品のセールス
銀行から電話がかかってくる理由で比較的多いのが、資産運用や金融商品のセールスです。
資産運用とは、自身の資産を増やすために投資信託や預貯金などを金融商品で運用することをいいます。
銀行は、顧客の資産運用をサポートするためにさまざまな金融商品を取り扱っているため、資産運用や金融商品のセールスを行なうことがあります。
具体的な金融商品は、以下のようなものが挙げられます。
- 投資信託
- 公共債
- 外貨定期預金
- 個人年金保険
- 銀行ローン
商品やサービスの内容をよく理解しないまま契約してしまうと、あとでトラブルになる可能性があります。
また、銀行員になりすました詐欺の可能性もあるため、不審な点があれば、電話を切って、金融機関の窓口に直接問い合わせるようにしましょう。
セールスの断り方としては、以下のような言い方が挙げられます。
- すべて断っている
- 新規の取引を停止している
- あとでこちらから折り返し電話をする
- 不要である
セールスを断る方法については、後述の「銀行からの電話がセールスだった場合の断り方」でより詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
口座引き落としの残高不足などの事務処理関係の問い合わせ
口座引き落としが残高不足だったため、事務処理関係の問い合わせがある場合もあります。
特にクレジットカードで支払った代金を銀行口座から引き落としできない場合がほとんどです。
引き落としができなかった場合、銀行は顧客に電話で連絡して引き落としの処理や指定の口座に代金を振り込んでもらうように催促の電話をかけます。
ただし、利用した金額がきちんと引き落とされている場合には、「代金を振り込め」といった詐欺電話の可能性もあります。
まずは発信元の電話番号を確認し、本当に代金が引き落とされていないのかをきちんと確認したうえで、冷静に対応することが大切です。
本当に引き落としの失敗や残高不足があった場合は、あなたの信用情報に傷が付く可能性もあるため早急に対応するようにしましょう。
不審な利用や誤入金など重大な問題に関する問い合わせ
銀行は顧客の資産を守るためにも、不正利用や誤入金などの重大な問題に迅速に対応する必要があります。
具体的な例としては、以下のような問題が考えられます。
- 不審な利用:口座番号や暗証番号が不正に使われた形跡がある
- 詐欺:詐欺の被害に遭った
- 誤入金:誤って他人の口座にお金が振り込まれた
ただし、これらの問題も詐欺や悪質な勧誘に巻き込まれる可能性があるため、被害に遭ったと思われる口座番号や口座名義・電話番号などきちんと確認するようにしてください。
また、利用内容や入金額を確認することで、どのような問題が発生したのかを把握することができます。
本当に不正利用や詐欺の被害に遭った場合は、すぐに警察に被害届を提出しましょう。
延滞や滞納をしている場合のローン関係に関する問い合わせ
ローンを延滞したり滞納したりしている場合に、銀行から問い合わせがある場合もあります。
銀行は、顧客に貸し付けたお金を回収するために、延滞や滞納の顧客に電話で連絡して返済のお願いをするからです。
具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 自動車ローンや住宅ローン
- カードローン
- 教育ローン
上記のようなローン返済が遅れている場合に銀行から督促の電話があります。
延滞や滞納をしてしまった場合は、できるだけ早く返済しましょう。
銀行によっては、返済条件の変更や返済の猶予などの対応をしてくれることもあるため、銀行の担当者に相談してみるとよいでしょう。
【順序別】銀行から電話がかかってきた際の対処法や手順!
銀行から電話がかかってきたら、まずは本当に発信元の番号が銀行の電話番号であるかどうか確認しましょう。
金融庁が注意喚起しているとおりに、投資詐欺や銀行のなりすましの可能性があるためです。銀行の電話番号であると確認ができたら、折り返し電話をかけてみましょう。
そこで、どのような電話の内容なのかを確認し、その理由によってそれぞれ対応しましょう。
①銀行の電話番号であるか確認をする
銀行から電話がかかってきた際は、まずかかってきた番号が銀行の正しい電話番号であるかどうかを確認することが重要です。
銀行の勧誘や悪質な詐欺行為は年々増加傾向にあり、なりすまし防止と自分の資産を守るためにも、まずはかかってきた電話番号が正しいかどうかを確認しましょう。
また、悪質な勧誘業者は高額な商品やサービスを販売するために、銀行を名乗って電話をかけてくることがあります。
正規の銀行からの電話ではない場合、個人情報の流出や銀行アカウントに関する詐欺が行なわれる可能性もあるので十分に注意が必要です。
本当に銀行からの電話番号であるか確認する方法は、公式サイトや銀行から送られてくる書類などを参考にしましょう。今なら、銀行のアプリなどで提供されている連絡先も参考にできます。
また、銀行から電話がかかってきた際は、以下のような点にも注意しましょう。
- 名前や住所などの個人情報を簡単に教えない
- 電話だけで契約や申し込みをしない
- 不審に感じたら電話を切って、金融機関の窓口に直接問い合わせる
これらの点に注意することで、詐欺や悪質な勧誘の被害を未然に防ぐことができます。
②銀行の番号だったら折り返し電話をする
次に、かかってきた電話が正しい銀行の電話番号である場合は、折り返しの電話をして内容を確認するようにしましょう。
折り返し電話をかける時間帯としては、銀行窓口の営業時間内がよいでしょう。営業時間は原則、平日の9時から15時です。
万が一、営業電話や詐欺だった場合に対応するために、メモを取るようにしておくとスムーズに電話の内容に対応できます。
③電話の内容に応じて対処をする
銀行からの電話は内容もさまざまであるため、対処方法も内容によって異なります。
銀行からかかってくる電話の内容は、以下のような理由がほとんどです。
- 金融商品・サービスの勧誘、セールス
- 事務処理関係の問い合わせ
- ローン返済の引き落としができていない
- 不当な出金など、犯罪に巻き込まれた可能性がある場合
銀行からかかってくる電話の多くは、資産運用や金融商品のセールスに関連する内容です。
もし、銀行からの電話が資産運用や金融商品のセールスである場合は丁寧に断りましょう。セールスの電話ははっきりと断りを伝えることが大切です。
セールス以外の理由では、普段生活をしていて何か問題が発生しない限り銀行から電話がかかってくることは滅多にありません。
しかし、突発的に起こった問題に対して電話がかかってくる可能性もゼロではないため、その場で対処することが求められます。
事務処理関係やローンの引き落とし残高不足などに関する手続きは、銀行の担当者の指示にしたがって対処しましょう。
もし不当な出金などといった犯罪に巻き込まれた可能性がある場合は、銀行員の担当者と警察の指示にしたがって対処することが求められます。
銀行からの電話がセールスだった場合の断り方
銀行からセールス電話がかかってきた場合、断り方に気を付けて対応することが大切です。
もしそのような場合は、以下のような断り方がおすすめです。
- セールスの電話は受け付けていないとはっきり断る意志を伝える
- 必要ならこちらから連絡すると伝える
まず「セールスは受け付けていない」という意志をはっきり伝えることが大切です。
今は忙しい!時間がない!などと相手先に伝えてしまうと、今は困難でも時間があるときなら良いのだと都合よく解釈されてしまいます。
それを避けるために、セールスは受け付けていないとはっきり伝えましょう。ただし、高圧的な断り方でなく丁寧に対応することも大切です。
セールスの電話だとわかっていても、大事なお金を預けている取引先であることには変わりありません。
また、必要ならこちらから連絡すると伝えることもおすすめです。
今は必要がないことを知らせることもできますし、相手に不快な思いをさせることもありません。
銀行からセールス電話がかかってきた場合は、あいまいに応対すると繰り返し電話がかかってくることもあるため、きちんと丁寧に断りを入れるようにしましょう。
【時間帯別】銀行から電話がかかってくる可能性が高い理由
銀行からかかってきた電話にはさまざまな理由がありますが、午前中や夕方、営業時間外など時間帯によっても異なります。
また、電話がかかってきた時間帯によってその内容も異なる場合があります。
銀行がどの時間帯にどのような理由で電話をかけてくることが多いのか、事前に把握しておきましょう。
ただし、銀行がかけてくる電話の多くは、金融商品やサービスなどのセールス電話です。
午前中の場合
午前中に電話があった場合は「セールス電話」である可能性が非常に高いです。
銀行の営業時間は法律で定められているとおり、基本的に平日9時〜15時が営業時間とされています。
そのため、銀行がセールス電話をかける時間帯は午前中が多くなります。
また、午前中の時間帯は家事などがひと段落している主婦も多く、顧客が通話に応じやすい時間帯でありセールスの効果も高いとされています。
そのため、午前中は顧客が応対しやすい時間帯であり、セールスや事務処理関係の問い合わせなど、さまざまな目的で銀行から電話がかかってくる可能性が高いででしょう。
ただし、セールス以外にも口座が詐欺や不正出金などに使われてしまっているなど、緊急な問い合わせである可能性もあります。
夕方の場合
夕方に銀行から電話がかかってきた場合でも、その内容はセールス電話であることが多いです。
銀行の営業時間は、9時〜15時と法律で決まっていますが、「営業時間は都合により延長することができる」とも定められているため、15時以降も営業している銀行があります。
そのため、夕方であってもセールス電話がかかってくることがあります。
また、口座引き落とし残高不足などの事務処理関係であるほか、不正出金や詐欺関係で口座が使われてしまったということも可能性としてはあります。
営業時間外の場合
銀行の営業時間外に電話がかかってきた場合は、トラブルや詐欺の可能性があるため注意しましょう。
銀行の営業時間は法律により9時〜15時と決められているため、営業時間外に銀行から電話がかかってくることは滅多にありません。
もし、夜間や土日祝日に電話があった場合には、詐欺を疑って内容を確認してください。
電話に録音機能があるのであれば、会話を録音して警察に報告するといった対応をしましょう。詐欺以外にも、銀行口座にひも付く個人情報やお金が抜き取られるといったトラブルに巻き込まれてしまった可能性もあります。
銀行から営業時間外に電話をかけてくることは滅多にないため、もし営業時間外に電話がかかってきた場合は電話内容を慎重に確認するようにしてください。
銀行からの電話に関するよくある質問Q&A
銀行からかかってくる電話に関してよくある質問に回答します。