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    【例文あり】就活の志望動機で「残業が少ない」を前向きに伝えるポイントと注意点

    就職先は「残業が少ないこと」を条件に選びたいという人もいるでしょう。

    しかし、就活の志望動機としては、「残業が少ないので選びました」のようなストレートな伝え方はふさわしくありません。

    企業に採用してもらうためには、表現を工夫して前向きな志望動機にすることが大切です。

    そこで本記事では、視点を変えて「残業が少ない」という希望を前向きな志望動機にするためのポイントを、例文付きで解説します。

    また、面接の場で志望動機を伝えるときの注意点や、併せて活用したい就職支援サービスについても紹介します。

    理想の働き方を叶えるために、ぜひ役立ててください。

    目次

    「残業が少ない」は志望動機になる?

    「残業が少ない」ことを志望動機として伝えても問題ないかどうか、迷っている人もいるでしょう。

    志望動機は人によって異なるものなので、「絶対にこういう内容でなければダメ」のようなルールはありません。

    とはいえ、就活の志望動機は、自分の価値観などを積極的に企業へアピールするチャンスでもあります。

    「残業が少ない」という志望動機も、どれだけ前向きに伝えられるかによって大きく印象が変わります。

    プライベートを重視するのは問題ない

    就活にあたって「プライベートを充実させたい」のような希望をもつこと自体は、まったく問題ありません。

    会社員を目指すのには、時間に追われるアルバイト生活から、より安定した暮らしへと転換したい気持ちもあるでしょう。

    そうだとすれば、残業の少なさを重視するのは、むしろ自然なことです。

    かといって、志望動機で「残業が少ない仕事がしたい」とストレートに伝えても、企業側からは応募者の都合にしか見えないでしょう。

    場合によっては、仕事への熱意が薄く感じられるなど、思った以上に悪い印象を与えてしまうかもしれません。

    印象を良くするには、本音をそのまま伝えるのではなく、表現を工夫する必要があます。

    大切なのは仕事への意欲を伝えること

    そもそも、残業の削減は企業にとっても目指すべき目標の一つです。

    企業側の立場で考えれば、従業員の残業を減らす取り組みには次のような価値があります。

    • 残業手当などの人件費、残業時間にかかる光熱費といったコストを削減できる
    • 業務効率化や生産性向上のための取り組みとフィットする
    • 従業員の健康維持や、仕事へのモチベーションに良い影響をもたらす
    • 離職率が低下するなど、企業のイメージアップにつながる

    つまり、「残業が少ない」という希望そのものが、志望動機にふさわしくないわけではありません。必要なのは、それが応募者の都合だと思われないようにするための一工夫です。

    志望動機では仕事への熱意や意欲を伝えることを心がけ、企業側もメリットを感じられるようにしましょう。

    そのためには、視点を変えて「◯◯だから貢献できる」のように伝えることが大切です。これにより、「残業が少ない」を立派なアピールポイントとし、印象の良い志望動機にできます。

    視点を変えればアピールに!「残業が少ない」を前向きに伝える例文とポイント

    ここからは、「残業が少ない」を前向きな意欲が伝わる志望動機に言い換えるためのポイントを、例文を挙げながら説明します。

    いずれの例文も実際の志望動機に応用しやすい内容なので、履歴書や面接での印象を良くするために、ぜひ参考にしてください。

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    例文1:効率的・生産的な働き方で貢献したい

    御社の「◯◯」サービスに魅力を感じ、応募いたしました。

    私は「◇◇」店によく行くのですが、忙しい時間帯でもテキパキとお仕事をこなす皆様の姿に惹かれ、自分もそのような働き方をしたいと思った次第です。

    お客様が詰めかける現場では、高い生産性が求められるのではないかと想像しております。

    実際に業務で貢献できるようになるために、私も効率的な働き方を心がけ、残業などに頼らずとも成果を出せるように努めたいです。

    ポイント

    「残業が少ない」を希望や条件ではなく、仕事で貢献したことで得られる「結果」だと考えてみましょう。

    そのように視点を変えれば、効率的・生産的な働き方がカギとなることが見えてきます。

    上の例文では、効率の良い働き方で会社に貢献したい意欲を伝えているのがポイントです。

    これにより、単に「残業したくない」ではなく、「残業に頼らない」という前向きな表現となりました。

    なお、志望動機ではその会社に応募した理由を説明することも大切です。

    できれば、この例文のように応募のきっかけとなった具体的な出来事に触れるとよいでしょう。

    例文2:自己管理を徹底して成果を出したい

    御社が展開する「◯◯」事業に魅力を感じ、応募いたしました。

    先の説明会で業務内容について教えていただいたことで、私も仕事で貢献したいという想いを強めております。

    説明会では、御社ではリモートワークが多いため、自己管理の徹底が重要だというお話も伺いました。

    私は日頃からタスク管理ツールを利用しており、出先でも常にスケジュールを確認できるように備えております。

    こうした経験も活かしながら、仕事では時間内に成果を出せるよう努めたいです。

    ポイント

    自己管理の徹底も、効率的な働き方で残業を削減することにつながります。

    就業時間内に成果を出す意欲と併せて伝えれば、企業側にもメリットのある志望動機になるでしょう。

    上の例文では、タスク管理ツールの利用経験があることを伝えているのがポイントです。これにより、自己管理能力を自然にアピールしています。

    できれば、自己管理によって効率化に取り組んだ具体的なエピソードを付け加えると、さらに説得力が増すでしょう。

    例文3:自己啓発でスキルアップしていきたい

    私は学生時代から、御社が展開する「◯◯」事業の技術力に魅力を感じております。

    「◇◇」技術については、独学ですが普段から活用しており、その経験を活かしたい想いもあって応募いたしました。

    入社が叶いましたら、少しでも早く戦力になれるよう努めてまいります。

    現在は、「◇◇」の資格取得を目指して勉強中です。

    入社後も業務の効率化に努め、自己啓発を続ける時間を確保していくことが、さらなるスキルアップにもつながると考えております。

    ポイント

    早期に戦力になろうとする姿勢を示せば、企業側に良い印象を与えやすくなります。

    職種によっては、すでに身に付いているスキルや、今後の自己啓発で獲得する知識も役立てられるでしょう。

    上の例文では、入社後も自己啓発の時間を確保して、スキルアップに努めていく意志を伝えているのがポイントです。これにより、残業を削減するメリットを自然に説明しています。

    なお、この例文では資格取得を目指していることにも触れている点に注目しましょう。

    このように、すでに自己啓発に取り組んでいるとわかる具体的なエピソードを入れると、さらに説得力が増します。

    例文4:安定した働き方で長期に貢献したい

    「◯◯」をはじめとする御社の製品開発に、ぜひ加わりたいとの想いから応募いたしました。

    なかでも、「◇◇」シリーズは私自身も長年愛用しており、その経験を今後の展開に活かせればと考えております。

    もし御社に入社できましたら、業務に集中して取り組むことで将来の製品に貢献していきたいです。

    私は好きなことに熱中しすぎる性格だとよく言われるため、長期に安定してお役に立てるよう、メリハリのある働き方を心がけてまいります。

    ポイント

    長く安定して貢献してくれる人材は、企業に歓迎される傾向があります。長期就業への意欲を示せば、印象の良い志望動機になるでしょう。

    そのためには、コンスタントに休養をとり、心身の健康を維持することが大切です。

    とはいえ、「毎日定時で帰ります」のような表現では、「仕事をしたくない人なのだろう」と思われてしまうかもしれません。

    そこで、この例文では「残業が少ない」という希望を「メリハリのある働き方」に言い換えています。

    やや控えめな表現ですが、企業の採用担当者は多数の志望動機を目にしているので、意図は十分に伝わるでしょう。

    NGな例文:残業削減への取り組みに共感した

    御社にはワークライフバランスを重視する文化があると伺い、魅力を感じて応募いたしました。

    私は、仕事で貢献するには疲れを溜めないことが大切だと考えているため、御社の残業を減らす取り組みに強く共感しております。

    入社が叶いましたら、仕事・プライベートともに充実させながら、活力のある働き方を心がけていきたいです。

    改善ポイント

    現在では、ワークライフバランスを重視する企業も多く見られるようになりました。こうした文化・風土について、志望動機で共感を示すことは問題ありません。

    ただし、いくら共感していることを力説しても、それだけでは応募した理由の説明として弱いでしょう。

    採用担当者には、以下のように思われてしまうかもしれません。

    • 残業が少ない職場なら、自社でなくても良かったのでは?
    • 楽をして稼ぐことにしか興味がないのでは?

    つまり、ほかの企業や仕事内容にも通用する志望動機になってしまっているところが、上の例文の問題点です。

    改善するには、「この会社だからこそ応募した」「ここで働きたい」という理由を説明し、熱意や意欲が伝わる志望動機とする必要があります。

    面接で失敗しない!志望動機の「残業が少ない」を伝える際の注意点

    志望動機が採用担当者に与える印象は、面接本番での受け答えでも変わります。面接で「失敗した」と後悔しないために、以下の点に気を付けましょう。

    それぞれ詳しく説明するので、志望動機を印象良く伝えるための心の準備に役立ててください。

    注意点1:仕事への意欲とセットで伝える

    前述したように、「残業が少ない」という希望ばかりの志望動機では、採用担当者に「働きたくないだけなのでは」と思われてしまいます。

    この点は、面接においても変わりません。仕事への熱意や意欲とセットで伝えることを意識して、面接官に良い印象をもってもらえるようにしましょう。

    そのためには、切り口を変えた表現で「残業が少ない」を言い換えるのが効果的です。

    本記事で紹介した例文のように、生産性や自己管理・自己啓発、長期就業などの視点で考えれば、「◯◯だから貢献できる」のような伝え方が無理なくできるでしょう。

    これにより、企業側にもメリットのある、印象の良い志望動機となります。

    注意点2:「残業ゼロ」を強調しない

    面接では、「残業が少ない」という希望をつい強調しすぎて、「残業は絶対にしたくない」のような伝え方にならないように気を付けましょう。

    「残業ゼロ」と聞こえる主張になってしまうと、面接官からは条件の交渉を望んでいるように見えてしまいます。

    実際の仕事では、ときには残業も必要です。定時退社が基本の職場でも、繁忙期に仕事が集中したり、まとまった作業が必要な業務を担当したりといったことはあるかもしれません。

    企業が求めているのは、意欲的に仕事に取り組み、成果を出せる人材だと考えましょう。

    面接官に良い印象をもってもらうには、効率的な働き方など、あくまで「仕事で貢献すること」を前提とした伝え方が大切です。

    注意点3:効果的なタイミングで伝える

    志望動機の印象は、伝えるタイミングによっても変わります。面接に臨む際は、この点をしっかりと意識しましょう。

    特に、「残業が少ない」という希望は、あまり不自然な伝え方をすると「労働条件ばかりを気にしているようだ」と思われてしまいます。

    面接官に「何か質問はありますか」と聞かれたときなど、自然に逆質問ができるタイミングで話を切り出すのがベストです。

    とはいえ、タイミングさえ守れば何を質問しても印象が良いわけではありません。

    「残業はありますか」のような直接的な質問は控えて、以下のようなソフトな尋ね方をするのがおすすめです。

    質問の例

    繁忙期には、みなさんはどれくらい残ってお仕事をされますか?

    注意点4:深掘りされてもあわてない

    面接では、「残業は少しもできませんか?」のように、働く姿勢を深掘りするような質問をされることもあります。

    このとき、あわてて「できません」と答えないように気を付けましょう。

    面接官がこのような質問をする背景には、「入社への熱意を確認しておきたい」などの意図が隠れています。

    そのため、残業は「できます」と答えるのが基本です。

    ただし、家庭の事情などにより、本当に残業ができない場合もあるかもしれません。

    そのようなときは、入社への熱意をしっかりと伝えたうえで、正直に事情を説明しましょう。

    理想の働き方を目指すには?就職支援サービスでプロに相談しよう

    志望動機の作り方や伝え方に限らず、就活では「このやり方でいいのだろうか」と不安を感じる場面もあるでしょう。

    理想の働き方を実現するには、就職支援サービスでプロの力を借りるのもおすすめです。

    あくまで一部ですが、就職支援サービスを利用すると以下のようなことが可能になります。

    伝え方を客観的にチェックする

    「残業が少ない」は生産性の向上やスキルアップなどに言い換えると印象が良いことを説明しましたが、いざ自分の志望動機となると、なかなか納得できる表現が見つからないかもしれません。

    このようなときは、一人で悩んでいると時間ばかりが過ぎてしまうものです。

    就職支援サービスを活用すれば、履歴書などの書類を就活のプロに添削してもらえます。

    志望動機も客観的な視点でチェックできるので、自信をもって仕上げられるでしょう。

    また、面接についても、プロによるアドバイスを受けて練習するなどの対策が可能です。

    就活の本番前に不安を軽減できる点は、就職支援サービスの大きなメリットだといえます。

    希望に合う優良企業に出会える可能性を広げる

    就職先に希望する条件について、あらかじめヒアリングを受けられるのも就職支援サービスの特徴です。

    ヒアリングの結果に基づいて、条件に合う優良企業の求人をピックアップして紹介してもらえます。

    これと同じことを自分だけで行なうのは、決して簡単ではありません。無数にある求人から条件に合うものを探すだけでも、一人では骨が折れる作業です。

    また、多数の求人を目にするうちに、肝心の希望条件がブレてしまうことも考えられます。

    就職支援サービスを利用することで、「残業が少ない」働き方を実現できる職場に出会える可能性を高めましょう。

    トータルサポートで安心して就活に臨めるようにする

    就活をトータルでサポートしてもらえる点も、就職支援サービスの魅力です。

    面接のルールやマナーのような基本から教えてもらえるので、就活の経験が少なくても、どう進めれば良いのかが具体的にわかります。

    サービスによっては、詳しい労働条件の確認や、内定を獲得したあとの交渉にまで対応してくれるので安心です。

    交渉が苦手な人にはもちろん、面接で尋ねるには気が引けることがある場合にも心強いでしょう。

    無料で利用できる就職支援サービスもあるので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。

    まとめ:就活の志望動機「残業が少ない」は伝え方で印象が変わる

    就職するなら残業の少なさを重視し、プライベートを充実させたいと思うのは自然なことです。

    しかし、就活では「残業が少ない」という希望をストレートに伝えるだけの志望動機だと、採用担当者に悪い印象を与えてしまうこともあります。

    本記事では、視点を変えて「残業が少ない」をより仕事への意欲が伝わる志望動機に言い換えるポイントを、例文付きで説明しました。

    「残業が少ない」をアピールポイントに変える工夫をしよう

    仕事をするうえで、「残業が少ない」ことを重視する価値観は間違っていません。残業を削減する姿勢は、企業側にもメリットをもたらすものだからです。

    メリハリのある働き方を心がけたり、自由時間を自己啓発にも充てたりする考え方が、企業への貢献につながります。

    そう考えれば、「残業が少ない」という希望も前向きなアピールポイントにできるでしょう。その際は、表現を工夫して、仕事への意欲が伝わる志望動機とすることが大切です。

    自信をもって理想の働き方への一歩を踏み出そう

    就活を通して理想の働き方を実現するには、自分をしっかりとアピールできるかどうかが重要です。

    とはいえ、志望動機の伝え方に自信をもてなかったり、就活の進め方そのものに不安を感じたりする場面もあるでしょう。

    こうした不安を減らすには、就職支援サービスを活用するのも一つの方法です。

    就活のプロによるアドバイスとトータルサポートで自信を付けて、理想の働き方への一歩を踏み出しましょう。

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