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    仕事探しで何がしたいか分からない20代後半のあなたへ|焦らず適職を見つける3ステップ

    20代後半の方の中には、自分が仕事で本当に何がしたいか分からないまま悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

    何がしたいか分からないまま過ごしていると、どうしても周りと比べてしまいがちです。

    たとえば、自分の夢を叶えて働いている人を見て「自分は何もしたいことがない」と劣等感を感じることもあります。

    また、自分自身が納得しておらず自信を持てない生活をしていると、家族や友人からの言葉を気にしてしまうかもしれません。

    この記事では、そんな現状を変えるための、具体的な方法を紹介します。

    焦りや不安を抱えているのはあなただけではありません。この記事を通して、今後のあなたのことを一緒に考えていきましょう。

    目次

    なぜ20代後半で「仕事、何がしたいか分からない」状態になるの?原因とヒント

    仕事で何がしたいか分からない状態には、性格や価値観、今抱えている悩みなどが影響しているかもしれません。

    以下の要素が自分にないか、一つひとつ確認していきましょう。

    原因1:自分のことを深く知らないだけかも?(自己分析の重要性)

    仕事選びは、自分自身をよく知っておくことが重要です。

    自分はどういう人間なのかを考えることを自己分析といいます。どんな仕事をすればいいか分からない場合、自己分析が足りていない可能性があります。

    たとえば、「アピールできるスキルを持っていない」と考えている方の場合、自分について深く考えておらず、理解が足りていない可能性があります。

    難しく考える必要はありません。

    まずは、自分はどういう性格・価値観を持っているかなど、自分を知ることが大切です。

    自分を知ることが自己分析のスタートとなり、仕事に対する考え方のヒントにもなります。

    原因2:「特別なスキルがないと…」と思い込んでいませんか?

    まず、今自分が仕事に対して何かコンプレックスを持っていないか確認しましょう。

    たとえば「正社員になったことがない」「仕事に活かせるスキルや資格を持っていない」などです。

    しかし「正社員経験やスキル・資格がないと仕事に就けない」と思っていることが、仕事探しの幅を狭めている可能性があります。

    「正社員経験やスキル・資格がないと仕事に就けない」という考えは本当に正しいでしょうか?確かに、資格がないとできない仕事はあります。医師・弁護士・美容師・薬剤師などです。

    しかし、未経験可・資格不要の仕事は求人を探すと見つかります。また、資格なしでも働ける仕事は、働きながら経験を積んでいくスタイルが大半です。

    ですから、スキルは働きながら身に付けられます。

    原因3:「好きなこと=仕事」にこだわりすぎていない?

    好きなことを仕事にできれば理想ですが、必ず好きなことを仕事にしなければならないわけでもありません。

    仕事に対して「何をしたらいいか分からない」と悩んでいる方の中には「やりたいことがないから仕事が見つからない」と思っている方もいます。

    しかし「好きなこと」「やりたいこと」がないからだめというわけではありません。

    仕事を選ぶときは「好きなこと」「やりたいこと」以外にも、選ぶポイント・基準があります。

    そのポイント・基準を知ることで、自分の仕事選びの幅が増え、今まで考えていなかった職種の仕事にも興味が出るかもしれません。そうすれば、仕事を選ぶきっかけが見つかることもあります。

    「やりたいこと」が見つからなくても大丈夫!20代後半からの仕事選び新基準

     仕事をするには「その仕事が好きなこと」や「仕事に情熱を持てること」が必要と思う方もいるでしょう。

    しかし、それ以外の基準から、自分に合った仕事が見つかることもあります。

    仕事に対してこれまでと違った基準をもってみると、20代後半からの仕事選びに対して、考え方が変わることもあります。

    「情熱」より「フィット感」?自分に合う仕事の探し方

    仕事にたいして「これがやりたい!」とはっきり思えることがない場合、仕事への「フィット感」、つまり自分に合う仕事の内容や働き方かどうかで選ぶ方法もあります。

    「自分にもできそうな仕事内容だな」「続けられそうな働き方だな」といった見方も、仕事を選ぶ基準になります。

    安定した収入、働きやすい環境、人間関係…

    また、仕事に求める基準を「安定」にする方法もあります。

    仕事での「安定」とは、収入、固定された休日や勤務時間などのほか、長く働きやすいような職場の雰囲気や、通勤のしやすさなどがあります。

    このような現実的な条件から仕事を探すのも方法のひとつです。仕事が安定すれば生活も安定し、休日に友人と遊んだり、買い物を楽しんだりといったプライベートにもよい影響が出ます。

    避けたいこと、苦手なことを明確にするのも大切

    「好きなこと」が分からなくても、仕事をする上で「これだけは避けたい」「こういう職場環境は苦手」といったネガティブな条件があれば、それを避ける方法も仕事を見つける方法になります。

    たとえば、パソコンで仕事をしたことがない場合、事務職などは避けた方がよいでしょう。

    また、接客業など、従業員たちで協力して働くのに慣れている場合、黙々と単純作業をする職場は苦手意識を持つ方もいるでしょう。

    あなたの隠れた「得意」や「できること」を見つけ出すヒント

    これまで「自分には経験、好きなこと、スキル、資格などが何もない」と思い、できる仕事がないと悩んでいる方もいるでしょう。

    しかし「自分には何もない」ということはありません。  たとえば、これまでのアルバイト経験を思い出してみましょう。

    アルバイトをする中で、慣れてテキパキできるようになったこと、お客様や同僚、先輩など人から感謝された経験、苦手だと感じなかった作業などがあったのではないでしょうか。過去の経験を詳しく思い出してみましょう。

    仕事は、特別な資格やスキルがないとできないと思いがちです。

    しかし、特別なことではなくとも「作業がやりやすかった」「感謝された」「苦手意識を持たず続けられた」といったことは、あなたの「できること」「得意なこと」だと考えられます。

    「とりあえずやってみる」から見えてくるものもある

    仕事選びに迷っている方の中には、考えすぎて前に進めない方もいます。

    たとえば「自分に自信がない」「周りと自分を比べてしまう」「落ち込みやすい」「物事を決めようとしてもなかなか決められない」などです。

    このような考えは「完璧にしよう」という思いから生まれることも多いため、「完璧にしよう」という気持ちから離れて「とりあえずやってみる」という考えを試してみると行動できることがあります。

    行動してみて、初めて「自分はこうなんだ」「この仕事はできそうだ」など発見できる可能性もあります。

    【簡単3ステップ】20代後半、「仕事で何がしたいか分からない」から抜け出す具体策

    「自分に自信がない」「なかなか物事を決められない」「人と比べてしまう」などの理由で「仕事で何がしたいか分からない」と仕事選びへの行動に移せない方も、以下の3つのステップを実践してみてください。

    以下の具体的なステップなら比較的簡単なため、「自分でもできそう」と思えるのではないでしょうか。

    ステップ1:まずは紙に書き出すだけ!「自分を知る」超入門

    まずは、自分の経験や気持ちなどを整理する自己分析から始めましょう。

    難しく考える必要はありません。ノートとペンがあれば、思ったことをすぐ書けるので気軽に始められます。

    思ったことをいつでもどこでもすぐ簡単に残せるスマートフォンのメモ機能を活用するのもよいでしょう。

    これまでの経験(アルバイトなど)で「苦じゃなかったこと」「少し楽しかったこと」

    これまでのアルバイトや学生生活などの日常の中で「苦ではなかったこと」「少し楽だったこと」「うれしかったこと」などで、感じたことを思い出してみましょう。たとえば以下のようなことです。

    • 比較的楽だと感じた作業
    • アルバイト中にお客様に接客していて、うれしかったこと
    • 人と接していて苦ではなかったこと

    このように、自分のさまざまな気持ちを思い出してみると、自分がどういうことが得意だと思っているかが分かってきます。

    これらを参考に、自分が苦ではない仕事を考えてみるとよいでしょう。

    どんな時に「充実感」や「イヤな気持ち」を感じた?

    アルバイト・過去の学生生活などの日常生活で感情がどう動いたかも、自分を知ることにつながります。

    たとえば自分の好みや価値観です。感情は「充実感」「イヤな気持ち」「不安」「楽しい」「感謝」などたくさんあります。

    アルバイトなら「服が好きだから、お客様に服をおすすめして気に入ってもらえると楽しく感じる」「ひたすら皿洗いなど同じ作業をするのはイヤな気持ちがする」「コンビニのアルバイトで、レジでの会計時にお客様から『ありがとう』と言われると充実感がある」など、自分の感情を思い出すことで、自分の好み・価値観が分かってきます。

    たとえば「人から感謝されるとやりがいを感じる」「お客さんに喜んでもらいたい」「同じ作業を繰り返すより、その場その場で違う仕事をしたい」などが分かります。

    ぼんやりとでも「こうなったらいいな」と思う生活は?

    仕事をする上で、なんとなく「こうなったらいいな」と考えていることはありませんか?

    「給料はこのくらいがいい」「休日は週何日ほしい」「休日は土日がいい」「正社員がいい」「残業なしがいい」など、仕事についての希望があれば、まず書き出してみましょう。

    書き出した内容を仕事の条件・希望の働き方としてとらえると、これまでと求人の見方が変わり、以前は気にしなかった業種の求人が目に付くかもしれません。

    送りたい生活から仕事を選ぶのも方法のひとつです。

    ステップ2:「世の中にはどんな仕事がある?」を気軽に調べてみよう

    ステップ1で自分のことが分かったら、次は仕事を探すステップです。

    ただし、仕事を決める前提ではなく「どんな仕事があるのかな?」という気軽な気持ちでいましょう。

    ステップ2は、仕事を決めるのではなく、仕事に関する情報収集をする段階です。

    スマホなら簡単にいつでも情報収集ができます。「求人」などのワードでさまざまなサイトが出てきますが、サイトをすべてみると時間がかかります。

    最初に調べたい職種や条件などを指定して、求人を絞ってから調べると見やすくなります。

    未経験からでもOKな仕事って?探し方のコツ

    仕事は、経験や学歴が必要なものばかりではありません。「未経験者歓迎」としている仕事、学歴不問な仕事も多くあります。

    「未経験者歓迎」としている求人には「会社員経験があるけれどその仕事は未経験な方」を募集している場合もありますが、フリーターの方もOKな求人もあります。

    フリーターの方が歓迎されやすいのは、専門的なスキルや資格、学歴が求められない仕事です。

    たとえば飲食店での接客、簡単な事務作業、肉体労働などがあげられます。また、人手不足のため入社してから教育するつもりで未経験者を募集している会社もあります。

    人手不足の会社は、募集人数が多いのが特徴です。これらの特徴をつかんで求人を探すのが、未経験者歓迎の仕事を見つけるコツです。

    興味のアンテナを広げる情報収集のヒント

    求人を探すには、求人サイトを見る以外にも方法が多くあります。

    たとえば企業のウェブサイトや、業界の情報をまとめたサイト、YouTubeなどにある仕事紹介動画など、仕事に関する情報はネットに多くあります。

    求人サイトで仕事を探している方は、求人サイト以外の方法でも仕事を探してみるのがおすすめです。

    ステップ3:「ちょっとやってみる」で可能性を試そう

    仕事を見つけるには求人などを見て情報収集することも大切ですが、まずは行動してみることも重要です。

    行動といっても、いきなり就職活動を始めようとするとハードルが高く、なかなか動き出せないかもしれません。

    小さなことから始めるのがおすすめです。小さな行動なら「失敗したらどうしよう」という不安を感じずにできます。

    短期バイト、職業体験、資格の資料請求など

    小さな行動とは、たとえば「興味のある資格に関する無料の資料を取り寄せてみる」「お試しで数時間だけのバイトを1回だけしてみる」「職業体験を募集している会社に応募して体験してみる」などです。

    このくらいの小さな行動をすることでも分かることがあります。

    「資料を取り寄せて読んでみたら興味が出た」または「興味があったけれど、資料を読んだら合わないと感じた」という結果になるかもしれません。

    また、短時間のバイトをしてみたら「思っていたより楽しかった」「自分に合っていた」「合わない仕事内容だった」など、さまざまな感想が得られます。

    小さな行動の結果感じた「よかった」「楽しくなかった」「合っていた」「合わなかった」などのどんな感想でも、収穫になります。

    20代後半の仕事探し、焦りは禁物!でも行動は「今」が大切

    小さな行動から始めることも大切ですが、何か行動しようとすると、つい焦ってしまいがちです。

    焦らずに落ち着いて考えてから、どう行動するか決めるとよいでしょう。

    「自分には何もない」は思い込み。小さな「できること」に目を向けよう

    仕事に対して何がしたいか分からないと悩む方の中には、「自分には何もいいところがない」「仕事に活かせる経験がない」など、自分への評価が低い場合があります。

    しかし、ステップ1「まずは紙に書き出すだけ!「自分を知る」超入門」で見つけた、これまでの経験から感じた「苦ではなかったこと」「楽しかったこと」「充実感があったこと」「イヤだったこと」などから、自分ができることや自分の強みをまとめて、自信につなげましょう。

    完璧な準備を待つより、動きながら考えるメリット

    不安や恐れなどを考えすぎると物事を決めるのに時間がかかり、なかなか行動に出ることができません。

    その裏には「完璧にしたい」という気持ちがあり、「行動するからには完璧にしたい」「完璧に行動できなければ行動するのが怖い」という気持ちがあります。

    そのような気持ちが大きいと、行動に移せないのも納得です。しかし、完璧を求めるのではなく、まずは行動することで得られるメリットもあります。

    たとえば、とりあえず何かやってみることで情報が得られることや、実際に行動してみたら、それまでなんとなく考えていたことがハッキリまとまることもあります。

    何か行動してみることで変わったことや得られたことは、将来につながることもあります。

    「仕事、何がしたいか分からない」を卒業!20代後半から新しい一歩を!

    仕事に悩み何がしたいから分からないと思っていても、自分の気持ちを整理したり、仕事に関する情報を集めたり、小さなことから行動してみたりすることで、仕事に対する考え方が変わることがあります。

    これらを試して、20代後半からの仕事探しに前向きな気持ちで挑み、考えすぎて何がしたいのか分からないと動けない状態から抜け出しましょう。

    あなたのペースで大丈夫。小さな成功体験を積み重ねよう

    ここまで、仕事に関して何をやりたいのか分からないという悩みから抜け出すためのステップを3つ紹介しました。

    これら3つを、焦らないで自分のペースでやってみましょう。

    また、これら3つを試すときは、やってみたことを自分で「成功体験」として認めることも大切です。

    コツは小さなことを成功体験として、少しずつ積み上げていくことです。成功体験というと、「大きなことでないといけない」と思う方もいるかもしれません。

    しかし「紙に気持ちを書いてみた」「求人情報をひとつ読んでみた」などでも立派な成功体験です。

    気軽にできることを自分の成功体験として認めることは、簡単にできます。

    【最終手段ではない】プロに相談して、効率的に道を見つける方法も

    記事では、さまざまな方法を紹介しました。

    しかし「自分ひとりでやってみるのは不安」「アドバイスをもらいながら進めたい」と思う方もいるかもしれません。

    その場合は、就職支援のプロからサポートを受けることも方法のひとつです。

    プロからのサポートは「自分でできることがないから最終手段だ」ということではありません。効率的に仕事探しを進めるための、賢い方法のひとつです。

    就職支援サービスでは、自分に合った仕事の探し方へのサポートや、履歴書などの書類作成、面接のアドバイスなどが受けられます。

    「就職支援サービスに興味が出たけど、実際にはどんなサポートが受けられるの?」と思った方、プロのサポートで仕事探しを始めたいと思った方は、以下の記事で就職支援サービスについて詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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