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    Web面接でイヤホンは失礼?好印象につながる選び方や事前の断り方・マナーも解説

    現在では、就活にWeb面接(オンライン面接)を導入する企業も多くなりました。

    面接本番での音声トラブルなどに備えて、イヤホンを使うべきかどうか迷うこともあるのではないでしょうか。

    「イヤホンは失礼だと思われるのでは?」「きちんと声が聞こえるだろうか」など、対面での面接にはなかった新たな不安を感じている人もいるでしょう。

    結論から言えば、Web面接でイヤホンを使うこと自体は失礼にはあたりません。

    ただし、就活の場にふさわしいイヤホンを選び、マナーを守って使用することは必要です。

    そこで、本記事ではWeb面接で使うイヤホンの選び方や、疑問点・マナーについて解説します。少しでも不安を解消して本番に臨めるよう、ぜひ役立ててください。

    目次

    Web面接ではイヤホンの使用が推奨される!その理由とは?

    そもそもWeb面接でのイヤホンの使用は、一般的に、失礼にあたるどころか推奨されていると考えて問題ありません。

    遠隔での面接をスムーズにするためには、お互いの声が聞き取りやすい環境を整えることが重要だからです。

    パソコンのスピーカーとマイクだけでも、静かな部屋で面接を受ければ問題ないと思う人もいるでしょう。

    しかし、スピーカーやマイクの調子は、パソコンごとに異なります。

    そこで、声を聞こえやすくするアイテムとして、イヤホンが有用なのです。

    また、イヤホンにはそれ以上のメリットもあります。まずは、Web面接でイヤホンの使用が推奨される理由について、確認しておきましょう。

    理由1:相手の声がクリアに聞こえるから

    イヤホンを使えば、相手の声を聞き取りやすくなります。

    ただし、Web面接におけるメリットは、それだけではありません。イヤホンがあることで、次のような効果も期待できます。

    • 面接の内容が、音声で周囲に漏れる心配が減る
    • 雑音が耳に入りにくくなる

    これにより、パソコンの画面に集中しやすい環境が作れます。

    面接官からの質問などを、うっかり聞き漏らしてしまうリスクも減るでしょう。

    理由2:自分の声を届けやすくなるから

    自分がイヤホンを使うことで、相手も声を聞き取りやすくなる可能性があります。

    イヤホンには、次のような効果も期待できるためです。

    • ハウリングが発生しにくくなる
    • マイクが雑音を拾いにくくなる(マイク付きのイヤホンの場合)

    ハウリングとは、スピーカーの音がマイクに入り、不快なノイズが生じる現象のことです。イヤホンがあればパソコンのスピーカーをオフにできるため、相手の耳にノイズが入る心配が減ります。

    さらに、マイク付きのイヤホンであれば、周囲の音をマイクが拾うことも少ないでしょう。

    Web面接でイヤホンを使うのは、自分の声を正確に届けやすくすると同時に、相手の環境にも配慮することだといえます。

    印象アップ!Web面接に適したイヤホンの選び方

    イヤホンには、Web面接に適したものと、適さないものがあります。些細な違いのようにも思えますが、面接官の目に入るアイテムである以上は、イヤホンが第一印象を左右するかもしれません。

    以下の点に気を付けて、就活の場にふさわしい色やタイプのイヤホンを選びましょう。

    マイク付きがおすすめ

    前述のとおり、マイク付きのイヤホンには「自分の声を届けやすくなる」というメリットがあります。

    相手への配慮としても、マイク付きのものを選びたいところです。

    Web面接用のイヤホンを選ぶ際は、すべてのイヤホンにマイクが付いているわけではない点に留意しましょう。

    手持ちのイヤホンを使う予定の場合は、マイクが付いているかどうか確認しておくことをおすすめします。

    白か黒のシンプルなものが無難

    Web面接用には、ビジネス向きのイヤホンを選ぶのが基本です。

    一目見てホビー用やスポーツ用だとわかるデザインや、派手な色のものは好ましくありません。

    白系か黒系で、シンプルな形のものを選ぶのが無難でしょう。

    ワイヤレスより有線タイプが安心

    Web面接で使うイヤホンは、ワイヤレス(無線)でも有線でも問題ありません。

    それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合うものを選べばよいでしょう。

    ワイヤレスのイヤホンを選べば、面接中にケーブルを気にする必要がなくなり、見た目もスッキリします。

    ただし、充電不足には注意が必要です。また、まれに接続不良を起こすことがあります。

    これに対して、有線のイヤホンは充電の必要がなく、接続不良の心配もほぼありません。

    タッチノイズ(ケーブルが衣服などに触れて生じる雑音)が聞こえることもありますが、面接中は大きく体を動かすわけではないので、それほど支障はないでしょう。

    少しでも不安を減らすという意味では、トラブルが少ない有線タイプのイヤホンを選ぶのがおすすめです。

    ヘッドホンは避ける

    ヘッドホンは音楽を聴いたりゲームをしたりするのには適していますが、面接には不向きです。

    大きさにもよりますが、ヘッドホンを付けると顔が隠れやすくなります。髪形が崩れて、第一印象が悪くなる場合もあるかもしれません。

    また、面接官に「ゲーム好きなのかな?」のような、よけいな先入観を与えてしまうおそれもあります。

    面接ではあなたの顔がしっかり見えたほうが印象は良いので、ヘッドホンよりもイヤホンを選びましょう。

    不安を解消!Web面接におけるイヤホンの疑問とマナー

    ここまで、Web面接に適したイヤホンがあることを説明しました。

    面接本番で失礼のないようにするには、マナーを守ることも大切です。

    ここでは、Web面接でイヤホンを使う際に不安を感じやすいポイントとして以下を取り上げ、スマートな振る舞い方を説明します。

    イヤホンを使う際に断りを入れる必要はある?

    Web面接でイヤホンを使うことは一般的になっているため、事前に許可をとる必要はないでしょう。

    パソコンによってスピーカーやマイクの調子が異なることは、面接官も理解しているはずです。

    といっても、「許可をとってはいけない」というわけではありません。

    例えば、面接官がイヤホンを付けていないときなど、断りを入れたほうが自然だと感じるケースもあるでしょう。

    その場合は、冒頭の挨拶などで次のような一言を添えられると印象が良くなります。

    【断りを入れる例】
    聞き漏らしのないように、イヤホンを使用しております。

     声が聞こえないと言われたら?

    自分の声が実際に相手に届くかどうか、事前に確認しておくのも大切なことです。

    家族・友人などに協力してもらい、パソコンの調子や、マイクの音量をどれくらいにしておくのが最適なのかなどを確認しておきましょう。

    それでも、本番では面接官から「声が聞こえない」と指摘されることもあるかもしれません。

    その場合は、マイクの音量を上げる必要があります。

    これは相手側の聞こえ方に影響する操作であり、ノイズが生じることも考えられるので、音量は断りを入れてから調節するのがマナーです。

    次のように、相手を気遣う言い回しができると良い印象を与えやすいでしょう。

    【音量を調節すると伝える例】
    失礼いたしました。マイクの音量を調節します。……聞こえるようになったでしょうか?

    イヤホンが不調なときは?

    面接本番で、急にイヤホンが不調になるケースも想定しておきましょう。

    例えば、ワイヤレスイヤホンの接続不良などです。

    そのような場合は、速やかにパソコンのスピーカーとマイクに切り替える必要があります。

    パソコンの設定方法や、切り替えの手順などを事前に確認しておけば、本番であわてることなく対処できるでしょう。

    また、イヤホンが使えなくなっても支障が出ないように、静かな部屋で面接を受けることをおすすめします

    なお、実際にイヤホンを外す際には、きちんと状況を説明するのがマナーです。

    次のような一言があれば、多少のトラブルはスマートに乗り切れるでしょう。

    【イヤホンを外すと伝える例】
    申し訳ありません。イヤホンが不調なようなので、スピーカーに切り替えさせていただきます。

    「準備すること」が面接に臨むあなた自身を後押しする

    ここまでの内容で、イヤホンに関する不安は解消できたでしょうか。

    こうして不安や疑問点を減らしていくことは、重要な場面で本来の力を発揮するためにも大切です。

    一つひとつは小さなことかもしれませんが、Web面接の本番に向けて、一歩ずつ準備を進めていきましょう。

    マナーと配慮が自信につながる

    お互いの声が聞き取りやすい環境を整え、遠隔での面接をスムーズにするために、イヤホンが役立つことは説明したとおりです。

    Web面接でイヤホンを使うのは、相手にも配慮したマナーだといえます。

    そこで、「イヤホンを準備する」という行動を、「マナーを守れる」「相手への配慮ができる」自分になることだと考えてみましょう。

    そうすれば、面接への自信も自然とわいてくるのではないでしょうか。

    また、イヤホン以外にも、わからないこと・不安なことがあるかもしれません。

    少しでも自信をもって面接当日を迎えられるよう、気になる点があれば事前に調べておきましょう。

    心配を減らして面接の内容に集中しよう

    面接では、マナーだけでなく「内容」も肝心です。面接で最も重視される内容は、「あなた自身」のことだという点を忘れないようにしましょう。

    具体的には、「しっかり自己PRできるか」「質問されても落ち着いて答えられるか」などが重要です。

    本番でうまく話ができそうか考え出すと、緊張してしまうという人もいるかもしれません。

    本番でよけいな緊張をせず、本来の力を発揮するためにも、肝心の内容に集中して準備する時間をとりましょう。

    イヤホンの心配を解消できたら、次は企業研究を進めるのがおすすめです。当日どのような質問をされるかイメージして、受け答えのしかたなどを練習しておきましょう。

    まとめ:Web面接のイヤホンは「失礼」どころか「推奨」される

    対面での面接とは違い、Web面接ではイヤホンを使うのが一般的です。

    相手の声が聞き取りやすくなるとともに、自分の声も届けやすくできるため、遠隔での面接がスムーズになります。

    イヤホンは就活に合うものを選びマナーを守って使おう

    Web面接で使用するイヤホンは、ビジネス向きのシンプルなものを選びましょう。

    おすすめは、マイク付きイヤホンです。ワイヤレスのものでも問題ありませんが、トラブルを避けるには有線タイプのほうが安心でしょう。

    一般的に、イヤホンを使用する際に許可をとる必要はありません。

    ただし、状況に応じて一言添えられると印象が良くなります。

    また、事前にしっかり準備を整えておくのもマナーです。

    面接当日に落ち着いた振る舞いができるよう、マイクの音量や、イヤホンを外す手順などを確認しておきましょう。

    イヤホン以外にも就活の不安があるときは?

    就活を進めていれば、不安な点はいくつも出てくるものです。イヤホンの心配が解消したら、また別のことが気になり出すかもしれません。

    それでも、一つずつマナーや疑問点を確認していくことが自信につながります。

    ただし、面接で本当に重要なのは「内容」であることを忘れないでください。

    本来の力を発揮するには、肝心の内容、つまり「あなた自身」に集中する時間をとることが大切です。

    そうはいっても、「具体的なやり方がわからない」「一人では限界を感じる」などの悩みもあるでしょう。

    その場合は、就活の専門家にサポートしてもらうのも一つの選択です。

    下記の記事では、就活について個別に相談してアドバイスを受けられるサービスを紹介しているので、参考にしてみてください。

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