MENU

    就活の書類選考で2週間も連絡なし?催促のタイミングとメールの例文を紹介

    書類選考に応募したのに「連絡なし」の状況が続けば、どうしても不安になるものです。

    かといって、合否を問い合わせようにも「失礼にあたるのでは」「そのせいで不採用になったらどうしよう」などと考えてしまい、どうしたら良いのかわからないという人もいるかもしれません。

    そこで本記事では、書類選考の結果が届かないときの対処法を説明します。

    問い合わせに適したタイミングや、その際のメールの書き方も紹介するので、ぜひ就活に役立ててください。

    目次

    「連絡なし」=「不採用」とは限らない

    せっかく「正社員になって将来を変えるために」と勇気を出して求人に応募したのに、書類選考の結果がわからず、途方に暮れている人もいるのではないでしょうか。

    合否がわからない状況が長引けば、困惑するのは自然なことです。

    時間が経つほど、連絡が来ないのは「自分だけなのでは」「すでに不採用になっているからでは」と、不安も大きくなっていきます。

    まずは、書類選考の連絡が遅れるケースは、意外によくあるものだと覚えておきましょう。

    例えば、実は選考に時間がかかっているだけ、ということも考えられます。この場合は、連絡が来ないのは誰のせいでもないし、合否が決まったわけでもありません。

    つまり、結果の連絡がないからといって、不採用になったとは限らないのです。いま大切なのは、不安な気持ちを落ち着かせて、冷静に対処することだといえます。

    書類選考の合否連絡が遅れる4つの理由

    書類選考の合否連絡が遅れるのには、おもに以下のような理由があります。

    なぜ連絡が届かないのかがわかれば、不安な気持ちも落ち着くかもしれません。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

    理由1:応募者が多かった

    応募者が多ければ、その分だけ選考にも時間がかかります。企業側の想定よりも、多くの人が求人に応募したのかもしれません。

    この場合、連絡が届かない理由は「まだ合否が決まっていないから」というだけのことです。

    応募したことを忘れられているわけでも、自分だけ相手にされていないわけでもありません。

    「連絡が来ないのは自分だけなのでは」のように、あまり悲観的に考えすぎないほうが良い状況だといえるでしょう。

    理由2:社内のチェックが多い

    企業が採用を決める際には、責任者や担当者の承認が必要です。なかには、そのプロセスに時間がかかる企業もあります。

    例えば、採用に関与する部署や担当者が多いかもしれません。

    この場合、関係者全員が書類に目を通したり、連絡をとったりするのに時間が必要となります。

    または、社内の日程を調整するのに時間をとられるケースもあるでしょう。

    各担当者が採用以外にも業務を抱えており、多忙な場合などです。

    理由3:連絡が後回しになっている

    採用にあたって、先に合格者から連絡する方針の企業もあります。

    これには、「合格を伝えた人全員に入社の意思が残っているとは限らないから」という事情があるのでしょう。

    つまり、入社を辞退する人が想定以上に多かった場合に備えて、「補欠」の人員を確保しておきたいと考える企業があってもおかしくないのです。

    これが理由だとすれば、「自分にだけ連絡が来ていないのでは」と思うのは間違ってはいないかもしれません。

    しかし、まだ合格となる可能性があるので、「すでに不採用になっているのでは」と考えるには早い状況だといえます。

    理由4:合格者にしか連絡していない

    なかには、合格者にしか連絡しない企業も存在します。

    よくあることではありませんが、その場合は、いわゆる「サイレントお祈り」になっているかもしれません。

    つまり、すでに不採用が決まっているにもかかわらず、いくら待っても連絡が来ない状況です。

    こうしたケースまで想定して適切に対処するには、書類選考の結果を問い合わせることも必要でしょう。

    それには、「いつまで待つべきか」を考えることが重要です。

    書類選考の合否連絡はいつまで待つべき?問い合わせにベストなタイミングとは

    書類選考の合否連絡がなかなか届かない状況から抜け出すには、思い切って問い合わせをするのが確実です。

    その際は、連絡の期日が決まっているかどうかに応じて、適切なタイミングを見極めましょう。

    期日を待ってから問い合わせるのが基本

    合否連絡の期日がわかれば、問い合わせのタイミングをはかりやすくなります。

    企業側から「◯◯日以内に結果をお知らせします」のような案内があったかどうか、あらためて確認しましょう。

    案内があった場合は、提示された期日まで待つのが基本です。期日を過ぎたあとなら、問い合わせをしても問題ありません。

    期日が不明な場合は2週間から1ヵ月が目安

    連絡の期日が企業側から提示されていないこともあるでしょう。その場合は、書類選考にかかる一般的な日数を考える必要があります。

    書類選考の結果は、通常であれば2週間程度で届くことが多いようです。

    また、何の連絡もないままで1ヵ月以上待たされるケースは、それほどありません。

    合否について問い合わせるなら、2週間から1ヵ月の間がちょうど良いタイミングだといえます。

    書類選考の状況を問い合わせる際に知っておきたいこと

    書類選考に関する問い合わせには、適切なタイミングがあることを説明しました。

    実際に問い合わせる際には、以下の点についても知っておくとよいでしょう。

    それぞれ、詳しく説明します。

    問い合わせると失礼だと思われない?

    「応募者のほうから問い合わせるのは失礼にあたるのでは?」と思う人もいるかもしれません。

    たしかに、問い合わせずに済むのなら、そのほうが無難でしょう。多忙な採用担当者の手をわずらわせないほうが、印象を悪くする心配がないためです。

    とはいえ、書類選考の状況を知るためには、どうしても問い合わせが必要なときもあります。

    その場合、本当に失礼になるのは、問い合わせのしかたが悪いときです。問い合わせること自体が失礼というわけではないので、丁寧な姿勢があれば問題ありません。

    連絡を催促すると選考に不利になる?

    「問い合わせたせいで不採用になったらどうしよう」と、心配になる人もいるのではないでしょうか。

    この点については、ある程度気を付けたほうが良いかもしれません。

    「催促」するような雰囲気があまりに強いと、選考結果に悪影響がおよぶおそれも否定できないためです。

    特に、相手を責めるような言い方をすると、印象が悪くなってしまいます。

    例えば、「期日を過ぎていますよ」「早く結果を教えてください」のような表現は避けたほうがよいでしょう。

    これは伝え方の問題なので、このあと紹介する例文も参考にしながら、表現を工夫してみてください。

    問い合わせは電話とメールどちらが良い?

    電話で問い合わせをすると、担当者によけいな負担をかけてしまうかもしれません。

    ほかの仕事を中断する必要があるうえ、その場ですぐに選考状況がわかるとも限らないためです。

    また、メールでは問い合わせの記録が履歴として残るのに対して、電話での会話はその場で消えてしまいます。

    これらのことを考えると、まずはメールで問い合わせるのが無難です。

    メールを送っても返信が来ないときだけ、電話で確かめるのがよいでしょう。

    【例文付き】書類選考の状況を問い合わせるメールの書き方と4つのポイント

    普段からメールを使う機会が少ないために、書類選考の状況を問い合わせようにも「どう書けば良いのかわからない」という人もいるかもしれません。

    ここでは、実際の問い合わせに応用しやすい例文を紹介しつつ、失礼にならないメールを書くためのポイントを説明します。

    メールの構成と例文

    一般的に、メールには「件名」と「本文」が含まれます。件名はメールのタイトルを、本文はその内容を表すテキストです。

    書類選考の状況を問い合わせるメールの本文は、おおむね以下の要素を並べたものになるでしょう。

    • あいさつと自己紹介
    • 応募の経緯
    • 状況確認のお願い
    • 結びと署名

    以下は、問い合わせメールの具体例です。

    件名:書類選考の状況につきまして(氏名)

    ◯◯株式会社

    採用ご担当者様

    お世話になっております。

    先日◯◯(部署・職種など)の求人に応募いたしました、◯◯(氏名)と申します。

    応募書類を◯月◯日に送付したのですが、無事に届きましたでしょうか。

    大変恐れ入りますが、差し支えなければ選考の状況を伺いたく存じます。

    貴社への志望度が高いため、念のためご連絡させていただきました。

    もし行き違いの場合は、何卒ご容赦ください。

    お忙しいところお手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

    ーーーーーーーーーー

    ◯◯(氏名)

    メールアドレス:◯◯@◯◯◯◯.◯◯◯

    電話番号:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯

    ーーーーーーーーーー

    ポイント1:件名だけで内容がわかるように配慮する

    採用担当者は、日々大量のメールを処理しているかもしれません。

    少しでも負担を増やさないよう、件名を見ただけでも「書類選考の問い合わせだな」と趣旨がわかるように配慮しましょう。

    なお、同様の問い合わせメールは、ほかの応募者からも届いている可能性があります。

    上の例文のように、件名に自分の氏名を入れて区別しやすくしておくと親切でしょう。

    ポイント2:必要な情報を簡潔に伝える

    「書類選考がどうなったのか教えてください」とただ尋ねるだけでは、採用担当者が状況を確認するのに手間取ってしまいます。

    状況の確認に必要となりそうな情報をピックアップして、正確・簡潔に伝えましょう。上の例文では、「いつ・どの求人に応募したのか」という経緯を明記しています。

    また、最後の署名のところには、自分のメールアドレスと電話番号も書いておくとよいでしょう。

    応募書類に記入済みの内容と同じかもしれませんが、あらためて伝えることで、今後のやりとりがスムーズになる可能性があります。

    ポイント3:丁寧な姿勢を心がける

    問い合わせメールでは、言葉遣いはもちろんのこと、内容についても丁寧さが大切です。

    「応募したのに、どうなっているのですか?」と責めるのではなく、「よければ教えていただけますか?」とお願いする気持ちで書くことを心がけましょう。

    そのためには、できる限り「決めつけ」を避けるのがポイントです。具体的には、次のような点に配慮します。

    • 応募書類は、まだ担当者の手元に届いていないかもしれない
    • まだ選考の途中であり、結果が出ていないのかもしれない
    • すでに結果は送付されており、自分に届いていないだけかもしれない

    ポイント4:送信前に読み返す

    メールを送信する前には、最終チェックをしましょう。採用担当者になったつもりで全体を読み返して、印象良く書けているかどうか確認します。

    繰り返しになりますが、「相手を責めるような言い方になっていないか」「催促している印象が強くないか」に気を配ることが大切です。

    また、行き違いで連絡が届いていないかどうか、念のため確認しておきましょう。

    迷惑メールフォルダもチェックして、企業からのメールがないことを確かめておくと安心です。

    書類選考の合否連絡を待つ間にできること

    書類選考の結果がわかるまで、ただ待っていると気分がモヤモヤしてしまうかもしれません。

    そのような気持ちを抱えながら過ごすより、もっと有効に時間を使う方法もあります。

    電話での問い合わせも検討する

    タイミング良く、失礼のない丁寧な文面で問い合わせメールを送れば、通常なら近日中に合否がわかるでしょう。

    しかし、それでも返信が来ないケースは考えられます。その場合は、次のアクションとして電話での問い合わせを検討しましょう。

    実際に電話をかけるときは、以下の点に留意してください。

    迷惑にならない時間帯を選ぶ

    問い合わせの電話をかける際は、先方の迷惑にならない時間帯を選びましょう。

    就業時間内ならいつ電話しても良いというわけではありません。

    例えば、いくら自分に都合が良くても、昼休みに電話をかけるのはマナー違反です。

    また、始業直後と終業間際の30分程度も、あわただしいことが多い時間帯なので避けましょう。

    話す内容を考えておく

    電話で問い合わせるときも、相手に伝えるべき内容はメールと大きく変わりません。

    何を・どのように伝えるかメモ帳などに書き出して整理し、電話をかける際に手元に置いておけば、落ち着いて話をしやすくなります。

    また、わざわざ仕事の手を止めて対応してくれた担当者に、感謝の気持ちを伝えるのも大切なことです。書類選考の結果にかかわらず、電話を切る前に「お礼」を言うのを忘れないようにしましょう。

    お礼の伝え方の例

    お忙しいところ、お時間をとっていただきありがとうございました。失礼いたします。

    次の就活に向けて動き出す

    書類選考の合否がなかなか出ないようなら、いつでも次の応募ができるように企業研究を進めておくのもよいでしょう。

    就活がまだ続く可能性に意識を向けて準備を始めれば、不安な気持ちも落ち着くかもしれません。

    また、選考結果がわかるまで待った結果、残念ながら不採用ということも考えられます。

    その場合は、実際に就活が続くことになるでしょう。

    書類選考の結果は過度に気にせず、たとえうまくいかなくても「今回は縁がなかった」と割り切れるように、心の準備をしておくのも大切なことだといえます。

    今後の就活を前向きに進めるには?

    書類選考で不採用となったときに、「また次の就活の準備をするのか……」と考えると気が重くなるかもしれません。

    そのような場合は、「就職支援サービス」でプロの力を借りて、今後の就活を進めやすくするのも一つの方法です。

    企業とのやりとりをサポートしてもらう

    就職支援サービスでは、就活の疑問や悩みについて相談したり、具体的な進め方などについてアドバイスをもらったりできます。

    書類選考にまつわる企業とのやりとりもサポートしてもらえるので、いつまでも連絡が届かず不安になることもありません。

    「もう同じような思いはしたくない」「次からは安心して就活に取り組みたい」という場合の選択肢として、利用を検討する価値のあるサービスでしょう。

    書類選考をスキップする

    すでに書類選考で不採用を経験している場合は、まだ就活が続く可能性を考えるだけでも苦しいかもしれません。その場合は、「また書類選考に通らないかも」という不安をなくすことが大切です。

    就職支援サービスのなかには、実は「書類選考なし」で面接に進めるものもあります。このあとも前向きに就活を続けるために、利用を検討してみてください。

    まとめ:書類選考の連絡が来なくても今できることをしよう

    書類選考の結果がなかなか届かないからといって、不採用が決まったわけではありません。

    合否がわからない不安はあるかもしれませんが、状況を冷静に受け止めて、今できることに向けて気持ちを切り替えましょう。

    問い合わせは適切なタイミングと丁寧な姿勢を心がけて

    適切なタイミングと丁寧さを心がければ、必要に応じて書類選考の結果を問い合わせるのは問題ありません。

    問い合わせのタイミングは企業から連絡期日が提示されていれば判断しやすいですが、期日が決まっていないこともあるでしょう。

    その場合、一般的には2週間から1ヵ月の間に問い合わせるのがおすすめです。

    採用担当者の負担にならないよう、問い合わせは電話よりメールで行ないましょう。

    失礼のない内容とするために、ぜひ本記事で紹介した例文も参考にしてください。

    連絡を待っている間にできることもある

    書類選考の合否連絡を待つ間に、次の企業への応募に向けて準備を進めておく選択もあります。

    その際は、就職支援サービスで就活を進めやすくする方法を検討してみましょう。

    企業とのやりとりをサポートしてもらうことで、合否の確認もスムーズになります。

    また、就活に関する疑問や悩みをプロに相談し、具体的なアドバイスをもらうことも可能です。

    就職支援サービスについては下記の記事で詳しく説明しているので、併せて参考にしてください。

    目次