自己PRが思いつかないと悩むフリーターの方へ。
アピールできる強みがないというのは、ただの思い込みかもしれません。
本記事では、自己PRが見つからない理由を明らかにし、アルバイト経験から強みを見つける方法を解説。
さらに、チャットGPTを自己PR作成に活用する具体的なプロンプト(指示出し)や例文を紹介します。
AIを上手に活用し、あなたの魅力を最大限に引き出す自己PRを作成しましょう!
「自己PRが思いつかない、アピールできることなんて何もない」は思い込み!
「自己PRが思いつかない」「アピールできることなんて何もない」
もしあなたがそう思っているなら、それはただの思い込みや決めつけに過ぎません。
フリーターとして長く過ごしている方は、正社員経験がないという引け目から、自分を過小評価しがちです。
しかし、フリーターの経験は、あなたがこれまで培ってきた強みやスキルを証明できる大切な財産です。そのことを心に留めておいてください。
なぜ自己PRが思いつかないのか?
就職活動をするなかで、自己PRの作成は必須です。「書けないから書かない」という選択は、就職を遠ざけてしまいます。
まずは、なぜ自己PRが思いつかないのか、その理由を整理してみましょう。
「正社員経験がないから無理」という決めつけや不安
フリーターの方に特に多いのが、「正社員経験がないから、そもそも自己PRを書くなんて無理」という決めつけや不安です。
たしかに、正社員としての職務経験は、採用担当者にとって評価の基準の一つです。
しかし、正社員経験がないことが、必ずしも不利になるわけではありません。
大切なのは、「自分のアルバイト経験をどのようにアピールするか」です。
自分の経験を客観的に評価できていない可能性がある
あなたはこれまでのアルバイト経験のなかで、さまざまな業務をこなし、多くの人とのかかわりを持ってきたはずです。
しかし、それらの経験を「たかがアルバイト」と自分で決めつけてしまい、客観的に評価できていない可能性があります。
例えば、接客業で培ったコミュニケーション能力や、飲食業で身に付けた臨機応変な対応力など、どのような経験のなかにも光るスキルが隠されています。
「周りの正社員」と比べて劣等感を抱いている
新卒から就職している友人など、周囲の正社員と自分を比べていませんか?
「自分は劣っている」と感じてしまうと、自信を持てなくなってしまいます。
しかし、他人と自分を比較することに意味はありません。人生経験も強みも人それぞれ。自分ならではの魅力を探してみましょう。
アルバイト経験も職歴にできる!
アルバイト経験も、魅せ方次第では立派な職歴としてアピールできます。
コンビニエンスストアのアルバイトは、接客対応、レジ業務、品出し、在庫管理、新人への指導など、あらゆる業務を担当します。
- お客様と円滑なコミュニケーションを心がけ、クレームにも迅速に対応した
- 商品の陳列を工夫し、売上に貢献した
といった具体的なエピソードを盛り込むことで、単なるレジ打ち以上の価値を伝えられ、あなたの強みを十分にアピールできるでしょう。
経験や自分の強みを言葉にするのが難しい
頭のなかに漠然としたイメージがあっても、それを具体的な言葉で表現するのは難しいものです。
「何から書けばいいかわからない」「書いても抽象的になってしまう」と悩む方は多いでしょう。
内容はなんとなく思いついても文章化できない
「こんな経験があったな」「こんなことが得意かもしれない」と、内容はなんとなく思いついても、いざ文章にしようとすると手が止まってしまう……
これは、思考の整理ができていないことや、文章を書く目的がはっきりしていないことが原因と考えられます。
いきなり完璧な文章を作成しようとせず、まずは伝えたいことの要点を箇条書きで書き出してみましょう。
そして「誰に何を伝えたいのか」という本質を明確にすることが大切です。
自己PRが思いつかないときは、チャットGPTを活用しよう!
自己PRが思いつかないときに、ぜひ活用してほしいのがチャットGPTです。
チャットGPTのようなAIを使えば、これまで見えてこなかったあなたの強みや魅力を引き出しやすくなるでしょう。
自己PRを考えるのにAIを使ってもいいの?
「自己PRをAIに頼るなんてズルいのでは?」「AIを使ったらバレるんじゃないの?」と感じる人もいるかもしれません。実際はどうなのでしょうか。
適切に使えば問題なし!
結論からいうと、適切に使えば問題ありません。
包丁が料理を作るための便利な道具であるように、チャットGPTは自己PRを作成するための便利な補助ツールとして使うことができます。
しかし、最終的に自己PRとして提出するのは、あなたの言葉であり、あなたの経験に基づいた内容の文章です。
チャットGPTは、その過程をサポートし、より良いものにするための手助けをしてくれる存在だととらえましょう。
自己PR作成でチャットGPTを活用するメリット
自己PRの作成にチャットGPTを活用すると、以下のメリットが期待できます。
「ゼロからの発想」を補助してくれる
チャットGPTを使う大きなメリットは、「ゼロからの発想」を補助してくれる点です。
白紙の状態から自己PRを書き始めるのは、多くの人にとって非常に難しい作業です。
チャットGPTを使えば、あなたの経験や伝えたいキーワードをいくつか入力するだけで、さまざまなアイデアや視点を提案してくれるでしょう。
何から書き始めればよいかわからないという「書き出しの壁」を乗り越えられるはずです。
多様な表現や視点を教えてくれる
自己PRは、表現一つで相手に与える印象が大きく変わります。
チャットGPTは、あなたが入力した情報をもとに、より魅力的で効果的な文章の表現方法を提案。自分では思いつかないような言葉遣いや、異なる視点からのアプローチも提示してくれるでしょう。
例えば、あなたができて当然と思っていた業務スキルが、実は企業にとって価値のあるものだと気付かせてくれるかもしれません。
文章作成の効率化を図れる
チャットGPTの活用は、自己PR作成の効率化につながります。
適切な指示と情報を与えることさえできれば、チャットGPTが文章の作成から添削・校正まで対応してくれます。
その機能によって、短時間で質の高い自己PRの作成を目指すことができるでしょう。
チャットGPTを使って適切な自己PRを作成するための準備
チャットGPTはとても便利なツールですが、ただ漠然と指示を出すだけでは、期待するような回答は得られません。
適切な自己PRを作成するためには、事前の準備が大切です。
チャットGPTに指示を出すための情報を集める
チャットGPTに具体的な指示を出すためには、まずあなた自身の情報が必要です。
自分の経験などの情報を丁寧に整理しましょう。
情報集め=自己分析を行なう
この「情報集め」とは、ほかならぬ自己分析のことです。
自己分析は、自己PR作成の土台となります。
「自分がどのような人間か」「どのような経験をしてきたか」「何を大切にしているか」というポイントを深く掘り下げることで、チャットGPTもあなたに合った的確なアドバイスを提供できるようになります。
アルバイト経験をすべて振り返る
正社員経験がないフリーターの方にとって、アルバイト経験は大きな財産です。
これまでのアルバイト経験をすべて棚卸ししてみましょう。
仕事の担当業務・成功経験・失敗経験を書き出す
これまでのアルバイトは、どのような職場でどのような業務を担当しましたか?具体的に書き出してみましょう。
そして、そのなかで成功した経験や失敗した経験も書き出してください。
失敗経験については、その失敗から何を学び、どう改善したかという内容も書き加えましょう。
- 担当業務
-
キッチン担当。食材の下ごしらえ、調理と盛り付け、洗い物など
- 成功体験
-
作業に慣れていない新人スタッフとの信頼関係を築き、できるだけ作業をフォロー。
円滑な業務を行ない、お客様を待たせない工夫をしていた。
- 失敗体験
-
注文を受けた順番を誤り、料理が出てくるのが遅いとお客様からクレームが連続して発生した。
注文伝票を見やすい場所に受注順に並べてメニューを確認、調理済のメニューにはチェックマークを付けるようにしたことで、ミスをほとんどしなくなった。
自分の得意な仕事や好きな仕事を書き出す
どのような業務が「得意」で、どのような仕事をしているときに「楽しい」と感じましたか?
「任されることが多かった業務」や「やっていて楽しかった仕事」、「こだわりを持って続けている仕事」は、自分の強みに直結します。
誰かに評価されたことや褒められたエピソードも重要なヒントです。ぜひ書き出してみましょう。
- 担当業務
-
スーパーマーケットのレジ担当。レジ打ち、レジ開け/締め、釣銭管理、レジの備品補充など
- 得意だと思う仕事
-
クレーム対応。
まずお客様を落ち着かせるために、お客様の言い分を丁寧に聞き取った。
そのうえで素早く社員に状況を伝え、対処してもらうことでクレームがこじれることなく完了するケースが多かったため。
- 楽しかった仕事
-
レジ打ち。
お客様の会計を迅速にこなし、なおかつレジの違算金を出さずに終われると、満足感や達成感があり楽しかった。
仕事をするうえで大切にしていることを書き出す
仕事をするうえで、あなたが大切にしている価値観は何ですか?
これは、あなたの仕事に対する姿勢や考え方を表します。日頃実践していた行動や仕事に対するポリシーを書き出してみましょう。
- チームワークを大切にする
- 責任感を持って業務に取り組む
- お客様や仲間から信頼される行動を取る
- 効率的に業務を進める
- 常に学ぶ姿勢を持つ
自己分析がそもそも難しい……困ったときはチャットGPTを使おう!
実際に自己分析を進めていると、「そもそも何も思いつかない」「もっと何か書ける内容があるはずなんだけど……」と行き詰まることがあるかもしれません。
このように自己分析に困った場合は、チャットGPTを使ってみましょう!
自己分析で不足している情報をチャットGPTに聞いてみる
チャットGPTに、自己分析で不足している情報を質問してみましょう。
以下のように、自己分析に必要な内容が思いつかず困っていることや、もう少し深掘りしたい点を正直に聞いてみるのがおすすめです。
私は飲食店のホールのアルバイトをしています。
毎日ただなんとなく仕事をしているので、得意な仕事や仕事をするうえで大切にしていることが思い浮かびません。
自己PRを書くのに必要な情報なので、何かヒントをください。
飲食店のホールでのアルバイトをしているなかで、「得意な仕事」や「大切にしていること」を見つけるためには、少しだけ仕事内容を振り返ってみるとよいかもしれません。
毎日同じように見えても、意識して考えるとさまざまな強みやこだわりが見つかるかもしれませんよ。
いくつかヒントをお伝えしますね!
- 1. 日々の業務で自然にやっていることを振り返る
-
例えば、忙しい時間帯にお客様の注文をスムーズに取ったり、料理を速やかに運んだりしている自分に気付くことがあります。こうした「自然にできていること」こそ、実は得意な仕事であるといえます。
- 2. ほかのスタッフとの連携
-
同僚やほかのスタッフと連携して仕事をすることが多いと思います。お客様を席に案内する、注文をまとめてキッチンに伝える、テーブルの片づけを手分けして行なうなど、チームで協力していると感じる瞬間はありませんか? これも大きな強みです。
- 3. お客様とのコミュニケーション
-
お客様とコミュニケーションを取るなかで、感じの良い対応を心がけていることや、特に心に残るお客様とのやり取りがあれば、それは大切にしていることになります。お客様が「また来たい」と思ってもらえるようなサービスを提供していること自体が強みです。
- 4. トラブル対応
-
もし、何か問題が発生した際に冷静に対応できた経験があれば、それも大きな強みです。クレーム処理や予期せぬ状況でも迅速に対応する力は、自己PRで非常に効果的です。
- 5. スピードや効率を意識している
-
仕事が忙しいときに、いかに効率よく業務をこなすかを考えている場合も、スピードや効率を重視している証拠です。忙しい時間帯でも落ち着いて対応できる点を強調することができます。
- 6. 自己改善
-
自分で「もっとスムーズに接客できるようになりたい」「注文を間違えないようにしよう」など、日々何かを改善しようと心がけている部分があれば、それも自分の強みとしてアピールできます。
チャットGPTで自分の強みを分析してもらう
自己分析で書き出した情報がそろったら、チャットGPTにあなたの強みを分析してもらいましょう。
例えば、以下のような指示をチャットGPTに出してみてください。
職務経歴書に書く自己PRを作成したいです。
私はこれまで複数のアルバイトを経験してきました。
以下にそれぞれのアルバイトでの担当業務、成功経験、失敗経験、得意なこと、好きなこと、仕事をするうえで大切にしていることを箇条書きでまとめます。
これらの情報から、私の強みとして考えられることを3つ挙げてください。
- アルバイト経験1
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- 担当業務:コンビニエンスストアでのレジ業務、品出し、清掃
- 成功経験:お客様から「ありがとう」と言われることが多かった。おすすめした新商品が売上につながった。
- 失敗経験:ピーク時にレジ打ちに時間がかかり、お客様を待たせてしまったことがある。
- 得意なこと:笑顔での接客、商品の陳列。
- 好きなこと:お客様とのコミュニケーション。
- 大切にしていること:お客様に気持ち良く買い物してもらうこと。
- アルバイト経験2
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- 担当業務:カフェでのホール業務、ドリンクやスイーツの盛り付け、洗い物
- 成功経験:オーダーミスを減らすためのフローを提案し、ミスが減少した。
- 失敗経験:混雑時にほかのスタッフとの連携がうまくいかず、提供が遅れたことがある。
- 得意なこと:臨機応変な対応、周りの状況を見て動くこと。
- 好きなこと:チームで協力して目標を達成すること。
- 大切にしていること:お客様に「おいしかった」「ゆっくりできた」とカフェに来て良かったと思ってもらえること。
- ①接客力とコミュニケーション力
-
【根拠】コンビニでもカフェでも「お客様に気持ち良く過ごしてもらう」ことを重視し、実際に「ありがとう」と言ってもらえる接客をしている点。
【補足】ただ作業をこなすだけでなく、笑顔や声かけなど、相手の反応を引き出すコミュニケーションが得意であり、自然に信頼を得る力があります。
- ②状況判断力と柔軟な対応力
-
【根拠】カフェでの「臨機応変な対応」「周囲を見て動くこと」が得意であり、実際に業務フローを改善する提案をして成果を上げている点。
【補足】忙しい現場でも冷静に状況を見て、自分が何をすべきかを判断し動ける力は、どのような職場でも重宝されるスキルです。
- ③向上心と改善意識
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【根拠】オーダーミスを減らすための改善提案をした経験や、失敗経験に対して自覚と反省があり、それを次に活かそうとする姿勢が見える点。
【補足】「失敗から学び、より良くしようとする姿勢」は、仕事を任せるうえでの信頼につながります。
自己分析で強みを把握できたら……チャットGPTで自己PRを作成してみよう!
自己分析を通して自分の経験や強みが明確になったら、チャットGPTで自己PRを作成してみましょう。
ここからは、自己PRを作成するために、チャットGPTをうまく使うコツをお伝えします。
自己PR用プロンプト例も紹介していますので、こちらもぜひ活用してください。
自分の魅力を引き出す自己PRは「プロンプト(指示出し)」が重要
チャットGPTで魅力的な自己PRを作成するためには、「プロンプト(指示出し)」が大変重要です。
AIは詳しい指示がないと適切な文章を作成できない
チャットGPTは、指示内容や与えられた情報に基づいて文章を作成します。
つまり、あなたがどれだけ詳しく、具体的にプロンプトを入力できるかが、文章の質を左右するのです。
漠然とした指示では、抽象的で誰にでも当てはまるような自己PRしか得られません。
では、どのようなプロンプトを用意すればよいのでしょうか。
自己PRに適したプロンプトとは?
自己PRに適したプロンプトを作成するためのポイントは以下の通りです。
応募先企業の情報をチャットGPTにしっかり伝える
自己PRは、応募する企業に合わせてカスタマイズすることが重要です。
自己PRは事業内容や企業理念といった基本的な企業情報のほか、企業が求める人物像を理解し、それに合わせてあなたの強みをアピールしなければなりません。
独自性の高い自己PRなら、採用担当者の目に留まりやすくなります。
そのため、チャットGPTにも、応募先の企業の情報を具体的に伝えましょう。
自己分析の結果や自分の強みを具体的に盛り込む
自己分析の結果から得たあなたの強みやスキルを、業務上の具体的なエピソードを交えながらチャットGPTに伝えましょう。
抽象的な表現ではなく、「何を」「どのようにして」「どのような結果になったか」を詳しく伝えることが大切です。
【チャットGPT用】プロンプト例文
以下は、自己PR作成のためのプロンプト例文です。この例文を参考に、あなたの状況に合わせて情報を具体的に入力してください。
職務経歴書に書く自己PRを作成したいです。
以下の指示と情報にしたがって、魅力ある自己PRを作成してください。
- 【求人応募先の企業情報】
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- 企業名:株式会社●●●
- 企業WebサイトのURL:https://●●●●.jp/
- 事業内容:Webコンサルティング、メディア事業
- 企業理念:アイデアを形にし、社会にワクワクを届ける。
- 募集職種:デジタルマーケティング営業
- 仕事内容:インサイドセールスとして、幅広い業界のお客様に対し、SEO対策をはじめとした自社のWebマーケティングサービスを提案。商談のアポイント獲得やお客様のWebサイトの課題分析を行なう。ゆくゆくはフィールドセールスとして、さらに活躍の場を広げる。
- 募集背景:お客様からの依頼数増加により、セールス部門の組織強化のための増員。
- 求める人物像:営業として成長したい、Webマーケティングのスキルを身に付けたい、行動力に自信がある、自分で目標を持ち、課題解決に向けて取り組んだ経験がある、論理的に物事を考えられるなど、意欲のある人物。
- その他の募集要件:学歴不問、職種未経験歓迎、業種未経験歓迎、第二新卒歓迎、応募に必要な経験・スキルは一切なし。
- 【自分の経歴と強み】
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- ファミリーレストランアルバイト勤務4年、倉庫作業アルバイト3年、警備員(駐車場交通誘導)アルバイト1年、短期アルバイトでビアガーデンホールスタッフ、単発でイベントスタッフ
- ファミリーレストランではキッチンスタッフとして勤務。仕込み、調理補助、盛り付け、皿洗いを担当。
- 倉庫作業アルバイトでは、荷物の搬入・搬出、積み卸し、検品、ピッキング、梱包、仕分け、出荷準備を担当。
- 警備員アルバイトでは、大型商業施設駐車場の交通誘導を担当。
- ファミリーレストランでの仕事は、ランチタイムなどの繁忙時はとにかく効率よく進める必要があり、お客様を長く待たせないためにも、常に状況確認をしていた。
- 倉庫作業アルバイトは、フォークリフトの資格取得が推奨されていたので、フォークリフト運転技能講習修了証を取得。資格取得後は搬入・搬出を中心とした業務を担当するようになった。
- 駐車場交通誘導の警備の仕事は、とにかく事故が起きないように細心の注意を払っていた。土日や長期休暇期間は大変な混雑だったが、自分が担当している日はすべて無事故で終えられた。
- 誰かの役に立つ仕事がしたい
- 仕事に必要な資格や知識は積極的に取得したい
- 【自己PRを書くにあたっての条件】
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- 応募先企業の採用担当者の興味を引く内容であること
- 募集職種および企業が求める人物像と自分の経験や能力をマッチさせること
- 応募先企業に貢献できる人材であることを強調すること
- 文字数は400文字以内で書くこと
- ですます調で書くこと
これまで飲食店や倉庫作業、警備など、さまざまな仕事を経験してきました。
特に飲食店では、忙しい時間帯でもお客様をお待たせしないよう、周囲の状況を見ながら効率よく動く力が身に付きました。
また、倉庫作業では必要だと感じたフォークリフトの資格を自ら取得し、担当できる業務を増やすなど、前向きに取り組んできました。
営業職やWeb業界は未経験ですが、新しいことを学ぶ意欲と行動力には自信があります。
これまでの経験を活かしながら、貴社の一員として成長し、お客様やチームの力になれるよう努めてまいります。
追加の指示を出し、さらに文章を改善させる
一度チャットGPTが自己PRを作成したら、それで終わりというわけではありません。
「もう少し内容を変えたい」「何か足りていないように感じる」ということがあれば、さらに追加の指示を出し、より良い自己PRに改善していきましょう。
例として、前項のチャットGPTの回答結果に追加し、以下の指示を出してみます。
Webマーケティングサービスのインサイドセールスと自分の経験や強みを絡めた内容にしてほしいです。
これまで飲食店や倉庫、警備など幅広い現場で働いてきました。
なかでも飲食の現場では、お客様をお待たせしないよう常に周囲の状況を確認し、効率的に動く力を培いました。
警備では事故を防ぐために一瞬の判断を大切にし、倉庫作業では必要性を感じて自ら資格を取得するなど、常に「より良くするには何が必要か」を考え行動してきました。
こうした経験は、お客様の課題を見つけ、的確に提案していくインサイドセールスの仕事に通じると感じています。
未経験ではありますが、Webマーケティングの知識も積極的に学び、価値ある提案ができる営業を目指してまいります。
推しは自分自身!自分ならではの魅力を引き出そう
チャットGPTは、文章を作成するためのサポート役に過ぎません。
最終的に、「あなたらしさ」が伝わる自己PRになっているかを確認し、必要であれば自分の言葉で修正を加えましょう。
あなたが「この会社で働きたい!」という強い熱意や、あなたならではの個性や魅力を、文章に落とし込むことが大切です。
チャットGPTで自己PRを作成する際の注意点
チャットGPTは便利なツールですが、使用するにあたっていくつか注意点があります。
内容が不正確な可能性がある
チャットGPTが提示する情報は、機械学習によって得られたデータに依存しています。
そのため、データの偏りや不正確な情報を含んだまま生成されるリスクがあり、生成した内容が必ずしも正しいとは限りません。
利用する際は以上の点に十分注意し、必ず事実確認を行ないましょう。
また、もしチャットGPTの回答に誤りがあれば、自分で正しい情報を調査し、修正するようにしてください。
言葉遣いが不自然・硬すぎることがある
チャットGPTは、ときに文章が硬すぎたり、不自然な言い回しになったりすることがあります。
特に、日本語のニュアンスやビジネス文書としての適切な表現については、正しい出力が難しい面もあり、人間が判断して修正する必要があります。
自然な文章であなたの魅力を反映させるためにも、最終的には自分で調整しましょう。
プロンプトには個人情報を入れない
チャットGPTは、入力された情報を学習データとして利用する可能性があります。
企業名などの公開情報であれば問題ありませんが、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報は、プロンプトに入力しないように注意しましょう。
なお、国の機関である個人情報保護委員会が、生成AIを利用するにあたっての注意事項をまとめています。
ぜひこちらも参考にしてください。
参考:個人情報保護委員会 生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について
AIを過信しすぎないことがポイント
AIは万能というイメージを抱いている方も多いと思いますが、AIツールの機能や性能はまだ進化の途中です。得意な分野もあれば、苦手とする分野もあります。
チャットGPTなどのAIが生成・回答した内容は鵜呑みにせず、必ず自分の目で確認し、修正を加える意識を持ちましょう。
チャットGPTだけでは不安……「第三者の目」で自己PRをブラッシュアップ!
チャットGPTで自己PRを作成しても、「本当にこれでいいのかな?」と不安に感じることもあるでしょう。
そのようなときは、「第三者の目」によるチェックで、自己PRをさらに良いものに磨きあげてみませんか。
就職のプロに相談して自己PRについての意見を聞く
自己PRをブラッシュアップするには、就職支援サービスを利用し、就職のプロに相談してみるのが有効でしょう。
就職支援サービスのキャリアアドバイザーには、数多くの自己PRを見てきた経験と知識があります。
あなたの自己PRを客観的に評価し、企業が求める視点などの詳しい助言をしてくれるはずです。
求人紹介から面接対策まで一貫したサポートも受けられる
就職のプロに相談するメリットは、自己PRの添削だけではありません。
あなたの経験や希望に合った求人の紹介、履歴書や職務経歴書の添削、さらには模擬面接などの面接対策まで、就職活動全般にわたる一貫したサポートを受けられます。
一人で悩む時間を減らし、効率的かつ着実に就職活動を進めることができるでしょう。

人との対話は安心感を生む
チャットGPTでは得られない、「人ならではの温かさ」や「共感」は、あなたの不安を和らげてくれるでしょう。
自分の気持ちや考えを言葉にして人に伝えることで、頭の中が整理され、自信にもつながっていきます。
自己PR作成は「自分と向き合う」チャンス!一歩ずつ進めよう
自己PRの作成は、単に就職活動のためだけではありません。
これまでのあなたの経験を振り返り、「自分自身と深く向き合う」貴重なチャンスです。
今日から一歩!チャットGPTと会話するところから始めてみる
「これから就職活動を始めようと思います。何から始めるのがいいですか?」といった簡単な質問で構いません。まずはチャットGPTと簡単な会話から始めてみましょう。
これは、思考を整理するための良い練習になります。
また、あなたの仕事経験がアルバイトしかなかったとしても、これまでの頑張りは自己PRの貴重な材料です。
経験を見つめ直すことで「自分にもできることがあった」と気付くことができ、自己肯定感も高まっていくでしょう。
就職活動は人生の大きなイベントであり、重圧を感じやすいもの。行き詰まったときは、一人で抱え込まず、友人、家族、就職のプロなど周囲の力を借りてみてください。
第三者の意見を聞いて客観的な視点を取り入れることは、質の高い自己PR作成につながります。