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モバイルSEOが重要な理由とスマホ対応の方法

スマートフォンの急速な普及にともない、モバイル端末でのインターネット利用者が急増しています。また、GoogleはMFI(モバイルファーストインデックス)への完全移行を果たし、スマートフォンサイトを検索順位の判断基準の中心に置くようになりました。

こうした動きを受け、Webサイトをモバイル対応させることは、もはやSEOにおいて必須となっています。モバイルフレンドリーでないサイトは検索流入が落ち込む恐れがあり、モバイルユーザーへの配慮を欠くとGoogleからも評価されなくなる可能性があります。

本記事では、モバイルSEOが重要といわれる背景と、具体的なモバイルSEOの対策方法、対策での注意点について解説していきます。

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モバイルSEOとは?

モバイルSEOとは、スマートフォン向けにページを最適化することでユーザビリティを高め、検索エンジンからの評価を向上させるための施策です。

例えば、以下のような対策が求められます。

  • レスポンシブデザインの採用
  • 読みにくい小さな文字の解消
  • タップしにくいリンクの改善
  • 重くて読み込みが遅いページの軽量化や高速化
  • スマホで表示できないコンテンツの排除

このようにモバイルSEOでは、モバイル端末の小さな画面や操作性に配慮するなど、パソコンとは異なった対応が求められます。

モバイルSEOが重要な理由

前述のとおり、モバイル端末の普及とGoogleのMFIへの完全移行により、Webサイトのモバイル対応は必須となっています。ここからは、モバイルSEOが重要な理由を具体的に掘り下げていきます。

モバイル端末の普及

総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」によると、調査をした2022年のインターネット利用率(個人)は8割を超え84.9%に。うち端末別では、スマートフォンが71.2%で、パソコンの48.5%を大きく上回っています。
2017年の同調査では、スマートフォン59.7%、パソコン52.5%でした。この結果からわかるように、5年間でモバイル利用者数は約2割増加し、モバイルシフトが加速度的に進行しています。

参照:総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要
参照:総務省「平成30年版 情報通信白書

インターネット利用におけるモバイル末端の割合

こうしたモバイル利用の広がりは、ユーザーの行動様式の変化を示すものです。かつて、Webサイトの閲覧はパソコンが主流でした。しかし、今や手元のスマホから「いつでも・どこでも」ネットにアクセスできる時代です。企業の情報発信やマーケティングには、スマホユーザーに適したサイト作りが必須不可欠となっています。

加えて、モバイル決済の普及により、スマホ上での商品購買やサービス利用が活発化しています。実際、モバイルECの市場規模は年々拡大を続けており、2022年の時点で約7兆円に達したとされています。特にEC企業にとって、モバイル対応は売上に直結する重要課題といえるでしょう。

このようにモバイル端末の普及は、ユーザーのWebサイト閲覧体験と企業のマーケティング活動の両面に大きく影響しています。今後、Webサイトをモバイル対応しないことで、多くの閲覧者や売上の機会を失う可能性が高くなります。

モバイルフレンドリーアップデートの影響

Googleは2015年4月に「モバイルフレンドリーアップデート」を実施しました。このアップデートの狙いは、モバイルユーザーのより良い体験を実現することでした。

アップデートにより、モバイル閲覧に適さないWebサイトは相対的に評価が下がるようになりました。ランキングへの影響は軽微であるものの、直接的に影響するため、テキストが小さすぎてタップしにくい、コンテンツの一部が表示されないなどの課題があるサイトは改修する必要がでてきました。

モバイルファーストインデックスへの完全移行

Googleはさらに、MFI(モバイルファーストインデックス)への完全移行を進めてきました。MFIとは、スマートフォン向けのウェブサイトをインデックスの評価対象とするGoogleの新しい方針です。
従来のインデックスでは、デスクトップ版サイトがおもな評価対象でしたが、MFIではモバイル版が優先されます。つまり、パソコン版ではなく、モバイル版ページでのユーザーエクスペリエンスが検索順位に大きな影響を与えるようになったのです。
極端な場合、モバイル端末でアクセスできないサイトは、検索結果に表示される機会さえ失うことになりました。

MFI(モバイルファーストインデックス)

MFIへの移行は2018 年から段階的に進められ、2023年10月にほぼ全ての対象でMFI化が完了しました。この移行により、パソコンサイトで優れたコンテンツを持っていても、モバイル版でのコンテンツやユーザー体験が劣る場合は検索順位が下がるリスクが生じます。
スマートフォンの性能向上やユーザーの爆発的増加に対応するために、MFIはGoogleが行なった大きな対策といえます。

このようにMFIの完全移行により、サイトのモバイル対応は無視できない必須要件となりました。今後ますますモバイルSEOの重要性が高まるなかで、モバイル対応の遅れは致命的なリスクになるはずです。

Webサイトをスマホ対応にする3つの方法

モバイルSEOの重要性を解説したところで、次は実際の対応方法をみていきましょう。Webサイトをスマートフォン対応させる方法は、おもに3つです。

1. レスポンシブデザイン

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインは、1つのHTMLコードで端末の画面サイズに応じたレイアウトを自動で最適化する手法です。
パソコンとスマートフォンで同じURLを共有できる、Googleで推奨されているアプローチとなっています。

2. 動的な配信

動的な配信

サーバー側で端末の種類を判別し、パソコンまたはスマートフォン向けの最適なHTMLを自動で配信する方式です。この場合、Vary HTTPヘッダーの設定が必要になります。

Vary HTTPヘッダーは、指定されたものを軸にコンテンツが変化しますよ、というものです。例えば、パソコンとスマホではユーザーエージェントが変わるため、ユーザーエージェントを軸に変化させるVary HTTPヘッダーを追加します。

※Vary HTTPヘッダーの書き方(ユーザーエージェントによって変化する場合)

Header Set Vary User-Agent

3. 別々のURL

別々のURL

パソコンサイト用とスマートフォンサイト用で、まったく別々のURLを用意する古典的な方法です。昔からある方法ですが、現在は新規にこの方法を採用することは推奨しないと明言されています。

紹介した3つの方法のうち、Googleは「レスポンシブデザイン」を最も推奨しています。検索エンジン最適化の観点からも、1つのURLで運用できるレスポンシブが望ましいといえます。一方、「動的な配信」と「別々のURL」は、すでに採用しているサイトではある程度許容されていますが、新規での導入は避けるべきでしょう。

スマホ対応の確認方法

Webサイトがスマートフォンに対応しているかを確認するには、以下の2つの方法がおすすめです。

なお、以前はサーチコンソールからモバイルユーザビリティでサイト全体のモバイル対応状況が確認でき、またモバイルフレンドリーテストから任意のページのモバイル対応状況の確認と問題の診断ができましたが、現在どちらの機能も廃止されています。

1. 実機でテストする

何はともあれ、まずは実機で目視確認するところから始めてください。実際の端末で自サイトを開き、表示やタップ操作の動作をチェックします。文字が小さすぎないか、押しにくいボタンがないかなどを順番に確認していきます。

2. Lighthouse を使用する

Lighthouse を使用する

Google公式の無料ツール「Lighthouse」でモバイル対応状況をチェックすることも可能です。診断により問題が見つかった場合は、「SEO」項目の「Mobile Friendly」でエラーメッセージが表示されます。

Chrome ウェブストア

モバイルSEOの注意点

ここでは、モバイルSEO対策を行なううえで、特に注意すべき点についていくつか解説します。

表示速度

モバイル端末は回線速度や端末スペックの問題で、表示速度が遅くなる場合があります。表示速度はSEOへの直接的な影響は少ないものの、ユーザーエクスペリエンスを大きく左右します。特に、Webに関する重要な指標をまとめたCore Web Vitals(CWV)の最大入力遅延(LCP)では、「良好」を目指すべきでしょう。

なお、Core Web Vitalsについてはこちらの記事や動画も合わせてご確認ください。

※参考
Googleランキング要因になるコアウェブバイタル (Core Web Vitals) とは?概要から改善方法まで徹底解説!

主要コンテンツは表示させる

モバイル端末は画面が小さく、パソコンサイトに比べて表示できる情報量が限られます。しかし、メインコンテンツはできる限り削らず、表示するように心がけることが大切です。かわりに、共通ナビゲーションなどメインコンテンツ以外の部分は、状況に応じて省略も検討しましょう。

構造化データはモバイルページに記載する

構造化データは検索エンジンに正しい情報を伝えるだけでなく、検索結果で露出が増える可能性もあるため、パソコンとモバイルの両方に記載するのが理想的です。少なくとも検索エンジンが重要視するモバイルページには、必ず構造化データを記載しておく必要があります。

Flashなどを使用しない

Flashなどモバイル端末で実行できない形式のファイルが使用されていると、モバイル非対応とみなされる可能性があります。
ただし、現在はそもそもFlash自体のサポートが終了しています。
まだFlashコンテンツが残っているページがあれば、パソコン版を含む各ページから削除したり別のコンテンツに置き換えたりといった対応が必要です。

まとめ

モバイルSEOは、モバイル端末でのユーザーエクスペリエンスを重視するGoogleの動向や、スマートフォンの急速な普及を背景に、ますます重要視されるはずです。そのため、スマートフォン向けに最適化されていないWebサイトは、検索順位が下がる可能性があります。レスポンシブデザインの採用や、モバイルフレンドリーな表示の実現が求められます。

もし自社のモバイルSEO対策でお悩みの方は、ぜひ一度サクラサクマーケティングにご相談ください。検索エンジンに精通したコンサルタントが御社のモバイルSEOを支援いたします。

   

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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