
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略称で「検索エンジン最適化」と訳されます。
特定のクエリで検索した際に、ユーザーが求める有益で価値のあるコンテンツを届けるために、検索エンジンにコンテンツを正しく理解・評価させるための対策です。
Webマーケティングの手法の1つとして、検索エンジンからの流入を強化することで、売上や資料請求に繋げることを目的に行われる施策です。
これからSEO対策を始めたいという初心者の方はもちろん、すでに取り組んでいる中級者の方にとっても、本質に立ち返って施策を見直すことができる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
この記事は、2005年創業のSEOコンサルティング会社「サクラサクマーケティング株式会社」の社長および当サイト「SEO研究所サクラサクラボ」編集長である“ねぎお社長”が、SEO対策の概要についてわかりやすく解説します。
SEO対策の難易度は、年々上昇傾向にある
2005年からSEOコンサル業に携わっている者としてまずお伝えしたいのは、SEO対策の難易度は年々上昇しているという実感です。
背景としては、以下のような理由が挙げられるでしょう。
- 新規参入などにより競争が激化している
- SEO対策として実施すべき施策の守備範囲が拡大し、求められるスキルのレベルも上がっている
- 対応すべき内容が増えた結果、施策の優先順位を見極めるのが難しくなっている
- サイトごとに必要な知識レベルが多様化してきている
このような状況において、難易度が上がり続けるSEOの大筋をつかみ、どのように対応していくべきかを解説していきます。
参考:SEO対策が難しいと感じても最低限知っておくべき知識と初心者が失敗しがちな罠とは
SEO対策の目的とは?
そもそも、SEO対策を行なう目的とはなんでしょうか?
ありがちな勘違いとして、サイトの検索順位向上やアクセス数アップをSEO対策の目的として掲げるケースがあります。
しかしSEOのためのサイト改善、コンテンツ制作を行なう「SEOファースト」の考え方では、サイトを訪れるユーザーを置き去りにしてしまい、求める成果を得られないでしょう。
サイト運営の本来の目的は、商品の売上や問い合わせ件数など、最終的な成果(CV=コンバージョン)の獲得であるはずです。
これらの本質的な目的を達成するためには、ユーザーを深く理解し、欲求を満たすことを軸に据える必要があります。
SEOは、ユーザーの悩みを効果的に解決したり、サイトの利便性を高めたりするための一つのツールに過ぎません。
あくまで最終的な目的を達成するための手段であり、SEO対策そのものを目的だと誤認しないようにしましょう。
SEO対策のメリット
最終的な目的を達成するために必要な集客は、SEO対策以外にもさまざまな手段があります。なかにはSEOよりも簡単で、早く効果を実感できるものもあるでしょう。
ではなぜ、あえて難易度の高いSEO対策に取り組むのでしょうか?
ここでは、SEO対策に取り組むメリットについて解説します。
圧倒的な集客力を発揮できる
長年SEOコンサルタント業として多くの企業様の実例を目にしている立場から、SEOは他の方法と比較して圧倒的に集客力が強いことを実感しています。
具体的には、さまざまな集客経路があるなかでもSEOが占める割合は一般的には6~7割、場合によっては8~9割にのぼるケースもあるほどです。
Web広告やSNSなども集客に有効であることはもちろんですが、基本的に費用のかからないSEOでこれほどの成果を上げられれば、強力な武器になるのは間違いありません。
「ストック型」の集客手段で、中長期的な効果が見込める
SEO対策は、一度仕組みを構築したら半永続的な効果を上げる「ストック型」の集客方法です。
広告のように費用がかかり続ける施策とは異なり、良質なコンテンツをコツコツと作り続けることで、集客も少しずつ積み上がっていくでしょう。
また、制作にある程度の費用(外注費など)をかけたとしても、コンテンツはサイトの資産として残り続けます。
このように、費用を抑えながら中長期的な効果を見込めるSEO対策は、予算に限りがある中小企業様にとってもおすすめの施策です。
▲参考:SEO対策の外注費用
顕在層にダイレクトにアプローチできる
SEO対策は、顕在的な見込み客に対してダイレクトなアプローチが可能なことも大きなメリットです。
最終的な成果までの距離が近い検索キーワードを想定できれば、より購買意欲の高い層をターゲットに定められます。
提供する商品やサービスの見込み客にはどのような悩みがあり、どのような情報を求めているのかを推測することで、集客から成果までを効率的につなげられるでしょう。
サイト全体のユーザビリティが向上する
SEO対策を正しく行なうことで、結果的にユーザビリティが向上した良質なサイトへと進化させることができます。SEO対策は、ユーザーファーストを徹底するGoogleの使命・方針に追従することでもあるためです。
例えば、ページ表示速度の改善やユーザー体験の向上を目的とするSEO対策の結果として得られるのは、検索順位の上昇にとどまりません。
ユーザーにとって使いやすく有用なサイトに育つことで、運営者のみならずユーザーにとってもメリットの大きい施策なのです。
SEO対策のデメリット
SEO対策にはメリットが多い一方で、デメリットがあるのも事実です。
しかし事前に理解しておくことで、必要な知識を身に付けたり、対応が難しい範囲は専門家へ相談したりしてカバーする手段を探すこともできるでしょう。
成果が出るのに時間がかかる
前提としてSEO対策は、施策の実行から成果を得るまでに一定以上の時間がかかるものです。
中長期的な成果を望めるストック型の資産となるまでは、特に最初の半年から1年ほどは、ほとんど成果を実感できない我慢の期間となることも珍しくありません。
そのため、成果の即効性を求めるケースには向いていないということを理解しておく必要があるでしょう。
目に見えた成果が出ない間も、コツコツとコンテンツを積み上げる必要があるため、方向性が間違っていないかどうか不安になることもあるかもしれません。
専門的な知識が必要
SEO対策で成果を上げるためには、正しい専門知識が欠かせません。
知識のないまま行なった施策が、Googleのガイドライン違反によってペナルティの対象となると、それまで時間をかけて積み上げたものを一気に失うおそれもあるため注意が必要です。
安全にサイト運用するためには、ルールを理解し、正しい知識を身に付けることが求められます。
また、Google検索では、日常的に行われているアルゴリズム変更、公表の上で行われるアップデートの導入、定期的に行われるコアアップデートなどにより順位変動は避けられません。
常に最新情報を追い、大きく順位が変わった場合には、適切な対応をするための知識も必要です。
ユーザーが調べない情報へのSEO効果は薄い
顕在的なニーズに対して対策しやすいという強みがある反面、SEOでは認知度の低い情報への対策は難易度が高くなります。
例えば、すでに人気の高いサービス名で検索するユーザーは、当然のことながら多く存在します。一方で、開発されたばかりで広告もまったくうっていないようなサービスは、名前すら世間に認知されていない状態であり、当然検索されることもありません。
認知度の低い情報をキーワードに設定したSEO対策を行なっても、そもそも検索するユーザーがいないため、上位表示できたとしても最終的な成果にはつながらないでしょう。
このようなケースでは、提供するサービスに対する潜在的な顧客を想定したキーワードを設定して集客するなど、初心者には少し難易度の高い施策も必要です。
SEO対策、まずは何から始める?
これから本格的にSEO対策に取り組むのであれば、ユーザーに満足してもらうためにどのような価値を提供できるのかを最初に考えるべきです。
競合にはない自社ならではの強みを見つけたうえで、質を重視した丁寧なコンテンツを制作し、コツコツと積み上げましょう。
なお、ひと昔前には、質に関わらず大量のコンテンツをサイト内に設置することでSEO効果を狙う手法があったことも事実ですが、現在では通用しません。
SEO対策の効果が出るまでには時間がかかることも念頭に置きながら、長期的な資産となる、質の高いコンテンツを積み上げることが大切です。
コンテンツ制作のスケジュールや目標設定も、短期的なものではなく、できれば1年間の継続プランを立てることが望ましいでしょう。
SEO対策を行なう前に、知っておきたい基礎知識
SEO対策に取り組むうえで、最低限知っておくべき基礎的な知識について解説します。
SEOとはなんの略称?
SEOは「Search Engine Optimization」の略語で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味する言葉です。
Googleの検索エンジンにおいて、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に表示される検索結果に、自社が管理するサイトを上位表示させることを狙って行なう施策を意味します。
例えば以下は「SEO 対策」というキーワードで検索した際に表示される結果です。
赤枠で囲った部分が、SEO対策によって上位表示されている自然検索(=オーガニック検索)の結果です。
青枠で囲われ「広告」と表示されている部分は、Googleに広告費を払うことでユーザーの目につきやすい場所に表示させているものになります。
上位表示されたサイトは多くのアクセス数が期待できるのはもちろん、SEO対策による結果であれば、広告費をかける必要もないのです。
SEO対策=Google対策は正しい?
SEO対策についての情報を追うと、ほとんどがGoogleの提供する検索エンジンに関するものであることに疑問を抱いている方がいるかもしれません。
多くの検索サービスではGoogleのアルゴリズムが活用されているため、そのように思うのも無理はないでしょう。
では、他の検索エンジンは考慮しなくても問題ないのでしょうか?
以下は、2021年における検索エンジンのシェア率を表したグラフです。
引用:日本における検索エンジン市場シェア | statcounter
日本におけるGoogleのシェア率は75.48%と、次点のYahoo!JAPANの20.02%と大きな差があることがわかります。
さらに、実はYahoo!JAPANで使用されている検索エンジンの仕組みはGoogleと同様であるため、両者を合わせた合計95.5%が事実上のGoogleのシェア率と考えてよいでしょう。
つまりSEO対策は、圧倒的なシェアを誇るGoogleの検索エンジンで上位表示されることを目指すための施策だとしても過言ではないのです。
SEO対策で意識したい、Googleの使命・方針
SEOの主戦場となるGoogleプラットフォームの原点や基本方針を理解することで「SEOで成果を出すためには何を意識すれば良いのか」が見えてくるでしょう。
Googleの原点および企業理念ともいえる「Google の使命」には、以下のように書かれており、一貫してユーザーファーストであることがわかります。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。
Googleについて | Google
また「検索に対する Google の方針」においては、以下のような考え方を知ることができます。
- 関連性と信頼性が最も高い情報を提供する
- 情報アクセスの機会を最大化する
- 情報を最もわかりやすい形式で提供する
- プライバシーを保護する
- Google が販売するのは広告のみ
- コンテンツを生み出す人々の成功を後押しする
つまりGoogleは、上質で有益な情報をユーザーに提供するための手助けをする存在であり、コンテンツ制作側にとっても決して敵対するような関係ではないことを理解するべきでしょう。
Googleのガイドラインとペナルティ
インターネットは、誰でも無料で利用でき、サイトをアップできます。
しかしその一方で、Googleのサービス利用者はGoogleが定めるガイドラインを遵守する必要があり、違反した場合には重大なペナルティが課せられることがあるため注意しましょう。
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)は、Google検索に表示されることを望むウェブマスターであれば必ず守るべき明確なルールです。
たとえ意図的でなくとも、ガイドライン違反だと判断されたことで、これまで積み上げてきたサイトが全く表示されなくなってしまうおそれも否定できません。
ペナルティの種類など詳しくは、記事内の後半で解説します。
【SEO対策】Google検索エンジンの仕組み
Googleの検索エンジンは、上の画像内でも表した3つの機能によって検索順位を決定しています。ここでは、それぞれの機能の仕組みについて解説します。
クローリング:サイトを見つける
クローリングとは、ロボットプログラム(=クローラー)がWeb上を巡回し、新たに公開されたサイトやコンテンツなどの情報を収集することを指します。
検索順位の上位を獲得するためには、まずはWeb上に存在する膨大な数のページのなかから、クローラーに存在を見つけてもらうことが必要です。
しかし、特に新規で立ち上げたサイトなどは、なかなか気付いてもらえないケースも少なくありません。
クローラーに見つけて欲しい情報を知らせるためには、Googleが提供する無料分析ツール「サーチコンソール」にサイトマップを送信する方法があります。
以下の記事では、サーチコンソールの登録・設定方法から、サイトマップ送信方法、また中級者向けの活用方法まで幅広く解説しています。
初心者でも簡単!サーチコンソールの登録・設定方法と使い方を徹底解説
インデックス:サイトを登録する
ここでのインデックスとは、クローラーが収集した情報がGoogleのデータベース上に登録されることです。
ただし、すべてのページが登録されるわけではなく、既存のサイトと重複していると判断されたもの(コピーコンテンツ)や、低品質なものなどは除外されることを覚えておきましょう。
公開したページは、インデックスされて初めて検索結果の対象となります。
仮にインデックスされなければ、インターネット上に存在しないのと同様で、ユーザーの目に触れることもありません。
自社サイトのなかでインデックスされているページを確認するためには、以下の画像のように「site:」に続けてサイトURLを入力することで調べられます。
公開後なかなか順位がつかないときは、そもそもインデックスされているかどうかを確認しましょう。
また、順位がついていたのに急にランキング圏外になってしまったという場合には、インデックスを外されていないかどうかを調べることをおすすめします。
以下の記事では、特定のページについてインデックス状況を確認する方法についても解説しています。
ランキング:検索結果に表示する
ランキングは、インデックスされたサイトを、さまざまな要素から判断される総合評価が高い順に検索結果に表示することです。
膨大なページに対して自動的に順位を決定する仕組みは「検索アルゴリズム」と呼ばれ、評価基準は日々更新されています。
おもにユーザーの検索キーワードとの関連性が高いもの、ユーザーに役立つ良質な情報だと判断されたものが上位に表示される仕組みです。
Googleのランキングシステムの概要は、以下のページで公表されています。SEO対策に取り組む際には一読しておきましょう。
結果を自動的に生成する仕組み | Google Search
Googleの考え方を知っておくことの重要性
SEOを行う上で、Googleが重要視する評価指標や考え方を知っておくことは必須条件と言えます。コンテンツは、検索エンジンのためではなくユーザー視点でコンテンツが作られていることが大前提ですが、コンテンツの品質や信頼性も重要です。
これらを判断する指標の中に「E-E-A-T」といわれるサイトの信頼性を判断する項目や、YMYLと言われる特定のジャンルに属するトピックでGoogleが重要視している要素が公開されており、SEOを成功させるためにはこれらのGoogleの考え方を把握しておく必要があります。
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
引用:https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を示す略語で、Googleが検索品質評価ガイドラインの中で、ページの品質を評価する上で最も重要視している考えられる項目です。
専門性は、扱うトピックに関して十分な専門性を有しているかが求められます。例えば法律に関するコンテンツであれば、弁護士が執筆・監修しているかどうか、最新情報になっているか、具体的な体験談(判例)を元にしているか、などの要素が挙げられます。
権威性は、サイトの運営者がそのトピックで権威があると認められている会社(もしくは人物)であるかが指標の1つと考えられます。例えば法律に関するサイトであれば、同トピックを扱うページからリンクが貼られているか、誰もが知っている会社(もしくは人)が運営しているか、などが挙げられます。
信頼性は、コンテンツが正確な情報で信頼に足るかどうかが求められます。例えば法律に関する情報であれば、引用元が明示されているか、弁護士会に所属している法律事務所が運営しているか、誰が執筆したのかが記載されているか、などの要素が挙げられます。
E-E-A-Tはコンテンツの品質を評価する上でGoogleが非常に重要視している項目であり、高品質なコンテンツを公開する上で必須の考え方といえます。次項で説明する「YMYL」と呼ばれるトピックでは、特に重要な要素です。
YMYL(Your Money or Your Life)
引用:https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
YMYLとは、”Your Money or Your Life”の略語で、Googleの検索品質評価ガイドラインで「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」として言及されています。
YMYLに該当するトピックは、主に医療・健康系サイト、法律系サイト、保険・金融系サイト、人種・宗教系サイトなど、人々の生活に密着しており、誤った情報によってネガティブな状況に陥る可能性があるトピックが対象となります。
YMYLかどうかの判断が難しいトピックもありますが、2022年6月の検索品質評価ガイドラインの更新時に、殆どのサイトはYMYLには該当しないと言及があり、YMYLかどうかの判断基準として、以下のような考え方が記載されています。
YMYLの例
・小さな間違いでも害を及ぼす可能性がある場合
・慎重な人であれば専門家や信頼できるソースを改めて探すような場合
非YMYLの判断例
・友人に相談すれば事足りるものはYMYLでない可能性が高い
YMYLに該当するトピックを扱う場合は、特にE-A-Tを意識したコンテンツ作成が重要です。
YMYL対策を知りたい方はGoogleが重視するYMYL分野のSEO対策を参考
Googleが提示するコンテンツ品質を問う23の質問
Googleは、質の低いコンテンツの評価を下げることで、質の高いコンテンツの評価が上がることを目指しています。E-A-Tは、Googleが品質を判断する重要な考え方ですが、それだけで実際にコンテンツがユーザーにとって有意義なものかを判断するのは難しい面もあります。
コンテンツの品質が本当に十分かどうかを常に判断するのは難しいことですが、Googleは以下の質問に対して「自問自答」することをアドバイスしています。
【Google公式情報:ページや記事の品質を評価するために使用できる23の質問】
・記事に掲載されている情報は信頼できるものであるか。
・記事は、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。内容の薄いものになっていないか。
・サイトに、同じトピックや類似のトピックに対してキーワードのバリエーションをわずかに変えただけの、重複している記事や冗長な記事が含まれていないか。
・サイトにクレジット カード情報を登録することに抵抗はないか。
・スペルや文体の間違い、事実誤認がないか。
・トピックは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているか。検索エンジンで上位に表示されることだけを狙って作成されていないか。
・独自のコンテンツや情報、独自のレポート、独自の調査、独自の分析内容が記載されているか。
・検索結果に表示された他のページと比較して、より実質的な価値を提供しているか。
・コンテンツの品質管理はどの程度行われているか。
・記事は公平に書かれているか。
・サイトは、トピックの専門家として認知された機関が運営しているか。
・コンテンツが多数のクリエイターへの外部委託によって大量に制作されているために、または複数サイトの大規模なネットワークに拡散されているために、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか。
・記事は適切に編集されているか。急いで制作されたような印象を与えていないか。
・医療関連のクエリの場合、サイトの情報が信用できるものであるか。
・サイトの名前を見て、信頼できるソースから提供されていると認識できるか。
・特定のトピックについて包括的または詳細に説明しているか。
・自明のことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を提供しているか。
・自らブックマークする、友人と共有する、または友人にすすめたくなるようなページか。
・主要なコンテンツから注意をそらす、またはコンテンツの妨害となるほどの大量の広告が掲載されていないか。
・印刷物としての雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか。
・記事が短かすぎないか、不完全でないか、有用な詳細情報が不足していないか。
・細部まで注意を払ったコンテンツと、注意を払っていないコンテンツが混在していないか。
・サイトのページを閲覧するユーザーからの不満が想定されるか。
https://developers.google.com/search/blog/2011/05/more-guidance-on-building-high-quality?hl=ja
自身で作成したコンテンツに対して上記の質問を投げかけることで、十分な質が保たれているかの判断の一助となります。
SEOを行う上で、Googleがどういった評価指標と考え方でコンテンツを評価しているかを理解することが、SEOを成功させることで重要なことと考えます。
抽象的な表現で使われることが多いユーザーファーストのコンテンツですが、Googleが公開している情報をヒントに、日々のコンテンツを更新を心がけましょう。
SEO対策で上位表示をさせるための5つの評価基準
Googleは、検索結果の質を以下のような流れで評価し、随時改良を加えています。
- 検索品質評価者(クオリティーレイター)と呼ばれる人材が、品質評価ガイドラインに従って検索結果の質を確認する
- 集められたデータをGoogleのエンジニアが確認し、アルゴリズムがうまく機能しているかを検証する
- 必要に応じて、アルゴリズムに改良を加える
つまりGoogleで上位表示を狙うためには、品質評価ガイドラインを正しく理解したうえでサイトおよびコンテンツ制作を行なう必要があります。
この項では、Googleの品質評価ガイドラインから読み解いた、重要な以下の5つの評価基準について解説します。
参考:厳格なテストで検索機能を改善 | Google Search
Needs Met:検索意図に一致しているか?
Googleに評価されるための大前提となるのは、ユーザーの検索意図を正しく理解したコンテンツを提供することです。
何かしらの目的をもって検索を行なっているユーザーのニーズはそれぞれで、検索クエリ(実際に検索に使用した語句)ごとに4種類に分類されます。
クエリの種類 | おもな検索意図 | 検索クエリの具体例 |
Knowクエリ | 知りたい | 「そばかす 原因」「SEO対策 とは」など |
GOクエリ | 行きたい | 「カフェ 渋谷」「福岡 観光スポット」など |
Doクエリ | したい | 「筋トレ 簡単」「ハンバーグ 作り方」など |
Buyクエリ | 買いたい | 「ワンピース 通販」「ノートパソコン 比較」など |
クエリごとに異なるユーザーニーズを満たすコンテンツを提供することで、Googleからの評価を得られるとされています。
逆にどんなに高品質であっても、検索意図と一致していないコンテンツが高い評価を得ることは難しいでしょう。
検索意図を満たしていることを大前提としたうえで、ユーザーの求める情報が網羅されているか、即座に検索意図を満たしているかどうかなどが評価基準とされています。
以下の記事では、品質評価ガイドラインのなかでも重要なNeeds Metについて、詳しく解説しています。
Google検索品質評価ガイドラインのNeeds Metとは
Page Quality:ページの品質が高いか?
検索意図を満たしていることを前提としたうえで重要となるのが、ページの品質です。
ページの品質は、以下の5つのポイントで評価されています。
・ページの目的が達成しやすいか?
例えば商品を購入することが目的の通販サイトにおいて、商品に関する情報が少なかったり、カートがうまく機能しなかったりするようでは評価が得られません。
ユーザーにとって使いやすく、目的を達成しやすいサイトづくりが大切です。
・コンテンツ作成者、サイト運営者にEATがあるか?
EATとは、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとって表される、近年において重要な評価基準とされる項目です。
サイトで扱うテーマについて、コンテンツ制作者やサイト運営者のもつEATを総合的に評価するとされ、特にYMYLに該当するジャンルにおいて重要視されています。
YMYLとは「Your Money Your Life」の略で、医療・健康、法律・行政、金融、民族・宗教、ショッピング、重要ニュースなど「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」の総称です。
YMYLについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/what-is-ymyl
・コンテンツがユーザーの目的を達成する質と量になっているか
コンテンツの中身について求められる具体的な要素は、以下のとおりです。
- 他のコンテンツと類似しないユニーク性(独自性)や付加価値があるか
- ユーザーの求める情報について包括的な説明が十分にされているか
- 情報や文法(誤字脱字を含む)の正確性が保たれているか
- 情報の参照元や引用元を明記し、信頼性が担保されているか
・運営者情報は記載されているか?
サイト運営者を明らかにすることはもちろん、上場している企業名や保有している専門資格など、EATにつながる情報をしっかりと記載しましょう。
・良い評判を得ているか?
運営者自身がコントロールできない外部(第三者および専門家)からの評判を高めることは、運営者の信頼性につながります。
Site Trust:サイトの信頼性が高いか?
サイトの信頼性の高さを総合的に評価するための基準は、以下のとおりです。
・ドメイン
ドメインの取得年数やドメイン名、特定の属性しか取れないドメインなどをGoogleは判断基準としています。
また、取得年数が浅いという意味において新規ドメインは不利であるものの、必ずしも中古ドメインが有利というわけではないため注意が必要です。
・リンク
サイトに集まるリンクの数や、どのようなサイトからリンクが集まっているかをGoogleは見ています。
質の高いサイトには、いろいろなサイトからリンクが集まるはずだという考え方に基づいたものです。
・サイテーション
サイテーションとは、インターネット上で特定の企業名やサイト名などについて言及されたり、検索されたりすることを指します。サイテーションの回数の多さは、信頼性を判断する一つの基準とされるものです。
・コンテンツ
サイト内に良質なコンテンツが豊富にそろっていることも、信頼性を高める重要な要素の一つです。ユーザーに必要なコンテンツをコツコツ積み上げましょう。
Usability:UI&UXはよく考慮されているか?
Googleは、サイトに訪れたユーザーが利用するボタンやリンクなどの機能(ユーザーインターフェース:UI)、およびユーザーの体験(ユーザーエクスペリエンス:UX)をランキング決定の一つの要因に追加すると明言しています。
引用:より快適なウェブの実現に向けたページ エクスペリエンスの評価 | Google検索セントラル
具体的には、ページの表示速度や入力までにかかる時間など、CWV(Core Web Vitals)と呼ばれる指標が、検索結果を決める重要な要因となっています。
また、モバイル端末でアクセスした際の使いやすさやセキュリティ面、広告が多すぎないかなど、ユーザーにとってストレスなく使えるサイトかどうかなども評価基準の要素です。
Loss Points:マイナスポイントはないか?
サイト内に以下のようなマイナスポイントがあると、評価を下げる要因となるため注意が必要です。
- Googleのクローラーが巡回できない、またはインデックスできない仕様になっている
- HTMLの誤用によって検索エンジンにページ構造が正しく伝わっていない
- ガイドライン違反がある
- コピーコンテンツや誤情報の掲載など、コンテンツの品質に問題がある
このように、検索結果の上位に表示するための評価基準は、さまざまな要素が組み合わさっています。それぞれをしっかりと理解し、正しいSEO対策を行なう必要があるでしょう。
次の項では、より具体的なSEO対策の種類について解説します。
【SEO対策】内部施策・外部施策とは?
さまざまな手法があるSEO対策を、運営するサイトの内部を整える「内部対策」と、サイトの外部からの評価を高めることを目指す「外部対策」に分類して解説します。
内部施策
内部対策は、サイトの評価を決定づけるさまざまな要素について、可能な限り減点をなくし、Googleからの評価を高めることを目指す施策です。おもな内部対策の種類を解説します。
・クローラビリティ
検索エンジンのクローラーがサイト内を巡回しやすくなるような仕組みを整えるための施策です。
サイト内の構造を正しく伝えるためのサイトマップを設置したり、関連性の高いコンテンツに内部リンクを設置したりします。
・ページ構造
どのような内容を含むページなのかを、正確に認識してもらうための施策です。
HTMLタグを使用して重要な部分を示したり、構造化データによるマークアップでさらに情報のわかりやすさを高めたりします。
・サイト構造
サイト全体の構造について、わかりやすく整理するための施策です。
現在表示しているページが、サイト内の階層構造においてどの位置にいるのかを示すパンくずリストを設置したりします。
・MFI(モバイルファーストインデックス)
現在の検索結果は、ユーザーの多くが利用するモバイル端末向けのページを重要視しています。
そのため、もともとパソコン向けに作成されたページであっても、モバイル端末でも問題なく表示されるように調整する必要があります。
・ページエクスペリエンス
訪れたユーザーに、ストレスなくページを利用できるような体験を提供するための施策です。
例えば、読み込みに時間がかからないように画像のサイズを調整したり、クリックや入力に対する反応が遅くないかなどを確認したりします。
また、セキュリティ面で重要なURLのSSL対応(通信を暗号化すること)も、ユーザーが安全にページを利用するために欠かせない施策でしょう。
・トレンド
変化する需要をしっかりキャッチし、求められているものを提供することも重要です。
例えば、昨今ではEAT(専門性・権威性・信頼性)の重要性が高まっています。そのために運営者情報についてしっかり記載し、ウェブサイトを運営しているのが何者なのか、どのようなバックグラウンドを持っているのかを伝える必要があります。
また、ユーザーからのニーズが高まっている動画をコンテンツに取り入れることも効果的でしょう。
外部施策
外部施策は、第三者からの評価を効果的に集め、サイトという箱全体を強化するために行なう施策を指します。おもな外部施策の例は以下のとおりです。
・ドメイン
ドメイン年齢の高さ(=サイト運営歴の長さ)は、SEOに有利だとされているため、取得から間もない新規ドメインは評価されにくい傾向にあります。
コントロールできるものではないものの、SEO対策の効果を実感するまでに一定期間以上が必要になることを覚えておくとよいでしょう。
また、EATの重要度と関連して、何に対して専門性が高いドメインであるかを判断されています。
・リンク
被リンクを集めることはSEO対策として有効ですが、単に多くの数を集めれば良いというわけではありません。
例えば関連性の高いサイトからのリンクなど、高品質なリンクを取得することが必要です。ただし、意図的に取得したリンクはペナルティの対象ともなりうるため、十分に注意しましょう。
※記事内、さいごの項で意図的なリンクの獲得などスパム行為について解説しています。
・サイテーション
サイテーションは、インターネット上(他社サイトやSNS上)で、自社サイト名や商品名などについて言及されることを指します。
被リンクをもらわずとも、話題になることで認知度が高まり、結果的にSEO効果の高まりが期待できるのです。
サイテーションを増やすためには、インターネット上だけにとどまらず、認知度を上げるために行なうオフラインの活動も重要といえるでしょう。
・コンテンツ
良質なコンテンツを作成するのは内部施策の一環ですが、結果として質の高い被リンクが集まることで、サイトを外部から強化することにつながります。
サイトをブックマークされることも、同様の効果が期待できるでしょう。
・その他
Googleマップに紐づけて情報を管理できる「Googleビジネスプロフィール」(旧「Googleマイビジネス」)や、SNSアカウントの運用なども、間接的にサイトの評価を上げることにつながるでしょう。
SEO対策を実施する際の注意点
SEO対策を実施する際には、ガイドラインを守ることだけでなく、さまざまな注意点があります。
本質的な目的を見失わない
繰り返しになりますが、SEO対策を行なう本来の目的は、サイトの順位を上げることではなく、最終的な成果(売上、サービス申し込みなど)を達成することです。
しかし対策を進めるうちに、順位変動など目先の問題についとらわれてしまい、本質を見失ってしまうこともあるでしょう。
目的がズレてしまうことで、的外れな施策を実施してしまうこともあるため、注意が必要です。
SEOのためだけの施策を選択しない
SEO対策は、その名のとおり検索エンジンに対する施策ではあるものの、それ以上に重要なのはユーザーであることを忘れないようにしましょう。
検索結果に気を取られるあまり、ユーザーを置き去りにするような施策を実行することは、Googleの理念にも反するものです。
常にユーザーファーストの対策を行なうことが、結果として効果的なSEO対策となることを強く意識して取り組むとよいでしょう。
SEO以外の要素も良く考慮して施策を決める
SEOの施策は、サイト内のコンテンツに限らず、広い視野で考えることが大切です。
例えばSNSアカウントの運用や、オフラインで行なうイベントも、結果的には最終的な成果につながる可能性が十分にあります。
このように、サイトそのものに施すSEO施策だけでなく、さまざまな要素を考慮することも意識できるとよいでしょう。
時代の変化に合わせて柔軟に対応する
SEO対策は、定期的に見直しながら改善を繰り返していく必要があります。
一度実行した施策についても放置できるものではなく、最新の動向に合わせたメンテナンスが必要です。
ユーザーの行動の変化にともなって変わるGoogleの動向を、常に追い続けることが求められることを覚えておきましょう。
SEO対策において、検索エンジンを欺くスパム行為は絶対NG!
健全なSEO対策を行なうためには、Googleのガイドラインをしっかりと理解し、ルールを遵守することが重要です。
もし重大なガイドライン違反行為が発覚すると、検索順位の低下だけでなく、ページのインデックス削除、場合によってはドメインごと削除されてしまうおそれもあります。
このようなペナルティを受ける可能性のある迷惑行為(=スパム行為)の事例を紹介します。
リンク
被リンクの数は、ページの評価を上げる要因となるものですが、自然発生的に獲得したものでなければなりません。
以下のように、意図的なリンクの獲得は禁止されており、ペナルティの対象となります。
- 金銭などの見返りを提供することを条件とした被リンクの依頼
- 大量の相互リンク(双方でリンクし合うこと)を目的としたリンクファームサイトの利用
- リンク獲得数を目的とした相互リンクの提案
直近では、2022年12月15日にリンクスパムアップデートが実施されたことがツイッターで発表され、不自然な被リンクの無効化を行う旨が示されています。上記のような意図的で不自然なリンクは今後もペナルティ対象となるため、手を出さないことを強く推奨します。
ドメイン
スパム行為に認定される可能性のある「リダイレクト」および「クロ―キング」について説明します。
・リダイレクト
特定のページをクリックしたユーザーに、自動的に別のページを表示する仕組みで、例えばサイトの引越しにともなってドメイン変更をした際などに使われます。
リダイレクト自体はスパム行為ではないものの、検索エンジンを欺くことを目的とした不自然なリダイレクトにはGoogleからの警告が来ることも。
・クロ―キング
ユーザーに表示するページと、検索エンジンに読み込ませるページの内容を意図的に変える設定を行なうことです。
クロ―キング自体がGoogleのガイドライン違反に該当し、ペナルティ対象となるため注意が必要です。
コンテンツ
コンテンツの質や作成方法にも注意が必要です。
例えば以下のようなコンテンツは、スパム行為だとみなされるおそれがあります。
- 低品質コンテンツ:ユーザーが必要とする情報の掲載がなく、有益性に欠けるコンテンツ
- 自動生成コンテンツ:自動化されたツールなどで作成され、人の手を加えずに公開されたコンテンツ
- コピーコンテンツ:他のサイトの内容を複製して作られたコンテンツ
- 重複コンテンツ:同一のサイト内に似通った内容のコンテンツが複数存在する
SEO対策を成功させるには、トレンドへの追従が必要
ユーザーの行動の変化にともない、Googleは常に進化を続けています。
そのためSEO対策を成功させるには、サイト運営者も最新のトレンドを見極め、追従する必要があるのです。
押さえておきたいGoogleのトレンドを解説します。
検索結果の多様化
Googleの検索結果に表示される要素は多様化しています。
ユーザーの検索需要に合わせて、情報をよりわかりやすく提供するために必要だと思われる要素を取り入れることを意識しましょう。
具体的には、テキストだけでなく画像や動画を取り入れたり、「Googleビジネスプロフィール」(旧「Googleマイビジネス」)を運用したりすることが有効です。
なお、実際に検索結果に表示されるかどうかはGoogleの判断によるため、コントロールすることはできません。
ユーザー体験の充実
訪れたユーザーの体験は、CWV(コアウェブバイタル)という指標によって計測されています。快適にサイトを利用できるよう、ページ表示速度やサーバーの処理速度にも留意し、正しい情報をより速く見せる努力が必要です。
また、直帰率や離脱率などから推測できるユーザーの行動もGoogleは見ていると考えられ、これらの数値の改善に取り組むことも有効です。
さらに、ユーザー行動の変化として、突発的に購入まで至る「パルス型消費」が増えていることを意識したサイト作りが求められます。
コンテンツ層の拡充
コンテンツは、ユーザーの需要を満たすことは大前提とし、それ以外の要素も充実させていくことが必要です。
記事内でも繰り返し登場するEAT(専門性・権威性・信頼性)を高めるために著者情報をアピールしたり、サイテーション(外部からの言及)を高めるための施策を積極的に行なったりしましょう。
また2022年8月18日に米国で『Google’s helpful content update(ヘルプフルコンテンツアップデート)』という新しいアルゴリズムが発表され、2022年12月5には日本も含めて世界でもロールアウトしたことがツイッターで発表されました。
Google検索セントラルの日本語版でもヘルプフルコンテンツシステムの情報が公開されています。
Google 検索のヘルプフル コンテンツ システムとウェブサイト
簡単に説明するとSEOのためだけに作られたコンテンツの評価を下げるアルゴリズムです。また、ユーザーに取って有用でないコンテンツがサイト内に多く含んでいると判断された場合、そのサイト配下にあるコンテンツの評価が下がることも明記されていることも大きな特徴と言えます。
Googleが一貫して言い続けていることですが、しっかりユーザー視点を持って、ユーザーに役立つコンテンツを作っていくことが今後のSEO対策でより重要になってくることは間違いありません。
関連記事:What creators should know about Google’s helpful content update
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
SEOは専門性が高い分野であるとはいえ、正しい情報に基づいて行なえば、初心者でも実施できる施策は少なくありません。
近年では無料で有益な情報を得る手段も多く、最大限に活用するとよいでしょう。
「ねぎお社長のWEBマーケチャンネル」は、2005年の創業以来、SEOコンサルティング業に携わってきた社長が解説するYouTubeチャンネルです。SEO対策の実行を始めたばかりの初心者の方にもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
SEO対策にはさまざまな施策があり、専門性も高いことから、初心者の方には難しく感じることもあると思います。
重要なのは、目の前の順位の浮き沈みやアップデートに一喜一憂するのではなく、検索結果を決定するGoogleの本質的な考えをしっかりと理解すること。
そしてGoogleの掲げるユーザーファーストを忘れないことです。
長期的な視点でドメインを育てることで自社サイトという外枠の箱を強化し、また中身となるコンテンツの質と量の両面を高めていくこと。
そうすることで安定的な集客、売上が作れる仕組みが貴社サイトにインストールされ、WEBマーケティングの根幹となっていくはずです。
SEOの難易度は高くなり、守備範囲はどんどん広がっています。自社だけで、SEO/コンテンツマーケティングを内製化させることが難しいと感じたら、是非、サクラサクにご相談ください。
サクラサクマーケティング株式会社では、中小企業様のSEO対策の支えとなる良質なコンテンツ制作をお手伝いいたします。
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