インターネットで情報を得るのが当たり前になった昨今では、Webサイトのコンテンツ内容がユーザーの行動に大きな影響を与えます。
では、どのようなWebサイトを制作すれば、効率的に売上を伸ばすことが出来るのでしょうか?
本記事ではWebサイトのコンテンツ制作時に、あらかじめ決めておくべきポイントについて解説します。
コンテンツの目的を決める
まずコンテンツを作成する目的を明確にします。
例えば、流入数や売り上げの向上、ブランド認知など企業によって目的は様々です。
目的に応じて作成するコンテンツ内容は異なります。
流入数とは自社サイトを訪れるユーザーの数(アクセス数)のことです
そして、自社が提供するサービスや商品あるいは、企業自体の認知度を高めることも場合によっては必要です。その他、売り上げを伸ばすなど、その企業に応じた目的を正しく認識した上で、目的に適したコンテンツ制作を行います。
ターゲットを決める
コンテンツを制作する上で、自社が何を売りたいのか?は最優先される事項ではありません。
一番大切なのは、ユーザーが自分のサイトに何を求めているかです。
その次に、自分のサイトはユーザーに何を与えられるか、何をユーザーに売りたいのかを考える必要があります。
では、自社を訪れるユーザーはどのような人なのか、この判断を誤ると目的達成することは難しいでしょう。
そこで、自社サイトを訪れ、商品を購入するユーザーのペルソナ(人物像)を設定します。
ペルソナを設定するのは、ターゲットのライフスタイルや趣味嗜好、心理状態を正しく理解できていないと成果につながりにくいからです。
ペルソナ設定は必ずしも必要ではありませんが、ほとんどの企業で設定しています。
また、自社がターゲットするユーザー像と一致する人達からの意見を聞くのも、自社の提供するサービス・商品の問題点、改善点が浮き彫りになるなどのメリットがあります。
どのような手法で集客を行うのか
せっかくコンテンツを制作し配信しても、見てくれる人がいなければ意味がありません、そこで、どのように集客を行うかが非常に重要です。
主な集客方法は下記です。
広告
通常、Webサイトで何かのコンテンツを公開しても、すぐにアクセスは望めず、ある程度の時間を必要とします。
そこで、短期間でサイトへの流入や売上に繋げる策として、リスティング広告があります。
リスティング広告は、検索結果の一番上に表示されることから、関連するキーワードで検索したユーザーの目に留まりやすく、まとまったクリック数を見込めますが、コストがかかることと、あくまでも一過性の対策なため、他のやり方と併用することを推奨します。
SEO
サイトにユーザーが訪れない理由に、サイトの検索順位が低いことが考えられます。
あるキーワードで検索したとき、自社サイトの順位が低い場合、ユーザーは自社サイトの存在自体を知ることもなく、競合サイトを訪れるでしょう。
この問題を解決するには、Googleからの評価を高める(SEO対策)を必要があります。
SNS
サイトや商品の知名度を高めるための手法として、SNSを活用するやり方もあります。
近年ではTwitterやFacebookなどのSNSを利用する人が増えています。
特に、Webサイトを通して情報を得る、あるいは商品を購入するターゲットは、インターネット、SNSを使いこなしている可能性が非常に高く、流行に敏感です。
そのため、本当に良い情報であれば、短期間で多くの人に広がる可能性を持っています。
コンテンツ公開の役割分担を決める
コンテンツ内容やターゲット、集客方法を決めたら、次に行うのは役割分担です。
作成やディレクション、納期やコストの管理、外注業者との折衝など、それぞれについて担当者を決めます。
また、一つの業務でも工数が多い場合は複数人で担当したり、一人が複数の業務を兼任したりする場合もあるでしょう。
コンテンツ制作に関わる人が増えれば増えるほど完成までが複雑になるので、慣れないうちは小グループの少数精鋭で行うほうが良いでしょう。
まとめ
Webサイトのコンテンツを制作するうえでおさえておくべきポイントがいくつかあります。
まず、売り上げや流入数、ブランド認知など企業の置かれている状況に応じた目的を設定します。
次に、ターゲットユーザーの理解度を高めるためにペルソナ設定を行い、集客方法をある程度絞ったら、最後にコンテンツ公開までの役割分担を考えましょう。
また、コンテンツ制作で最も重要なのは、ユーザー目線で考えることです。
アクセス数が増えるなどの効果を感じるまで時間が要しますが、ユーザーのニーズを満たすユニークな内容のコンテンツ作りを心がけることが、目的を達成する近道になります。