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こんにちは。
サクラサクマーケティング株式会社 社長のねぎおです。
今回は、2025年3月にニューヨークで開催された「Google Search Central Live NYC」で発表された、Google検索における最新機能『AIオーバービュー(AIO)』と、それがSEOに与える影響について、私なりの視点でわかりやすく解説してみたいと思います。
AIオーバービューとは?
AIオーバービューとは、Googleが検索クエリに対して生成AIを用いて要約コンテンツを提供する機能です。
従来の“10個の青いリンク”とは異なり、ユーザーの質問に対して、関連情報を複数の視点からまとめた自然言語の回答を表示するものです。
この要約の中には、Googleが参照した情報源へのリンク(グラウンディングリンク)が付与されており、ユーザーが詳細情報を知りたい場合は、そこから該当サイトへアクセスできます。
ポイント1:予測サマリー(Predictive Summary)
Googleは、ユーザーが検索した内容だけでなく、「次にどんな情報を求めるか」を予測して要約を生成します。
つまり、検索意図の一歩先を見据えた設計になっており、これによりAIオーバービュー内で紹介される情報は、
従来の検索上位サイトとは異なるものになる場合があります。
ポイント2:グラウンディングリンク(Grounding Links)
AIが生成する要約は、ただの言葉の羅列ではなく、信頼できる情報源に基づいて構成されています。
そのため、要約内の各トピックごとに、それを裏付ける外部リンクが貼られており、ユーザーが”信頼できる情報”として参照できる仕組みが整っています。
ポイント3:クエリファンアウト(Query Fan-Out)
Googleは、1つの検索クエリに対して、関連する複数のクエリを同時に実行して要約を生成しています。
これにより、より広い文脈での情報を収集・統合し、ユーザーにとって有益な内容を提供しています。
これは、今後の検索体験が”より深く、より広く”なっていくことを示唆していると感じました。
ねぎおの見解:変わるものと変わらないもの
今回の発表で印象的だったのは、Danny Sullivan氏(Google検索リエゾン)が「AIオーバービューにおいても、従来のSEOベストプラクティスが引き続き有効である」と明言していた点です。
つまり、検索結果の見せ方は変わっても、評価されるコンテンツの本質は変わらないということ。
ユーザーの意図を正しく汲み取り、信頼性・網羅性のあるコンテンツを丁寧に届けていくこと。
これが、AI時代のSEOでもっとも重要なポイントだと私は思います。
また、AIオーバービューすでに日本でも正式導入されており、表示されるキーワードは増加傾向にあります。
今すぐ大きく方針を変える必要はありませんが、検索の変化の方向性として知っておくことは、今後のSEO戦略を考えるうえで確実にプラスになるでしょう。
引き続き、私たちサイト運営者・マーケターが意識すべきは、「ユーザーにとって価値ある情報とは何か?」という原点です。
それを忘れずに、時代に合わせて柔軟に対応していきましょう!
ではまた次回のメルマガで。
今後とも、サクラサクマーケティングとねぎお社長をよろしくお願いします!
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