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【構造化データの再注目】AI時代のSEOに欠かせない“土台作り”とは?―ねぎお社長のSEOメルマガ Vol.86

2025年6月30日

ねぎお社長 (根岸雅之)

【構造化データの再注目】AI時代のSEOに欠かせない“土台作り”とは?―ねぎお社長のSEOメルマガ Vol.86

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こんにちは。サクラサクマーケティング株式会社、社長のねぎおです。

今回は「構造化データの重要性がAI時代になって再び高まっている理由」についてお届けします。

SEOの話題といえば、今はAIOやAIモードに注目が集まっていますが、その裏で静かに、でも確実に再注目されているのが“構造化データ”です。

AI検索時代におけるSEOの“土台”。
検索でも、AIでも「選ばれるサイト」になるために、欠かせない視点を整理していきます。

構造化データってそもそも何?

構造化データ(Structured Data)は、検索エンジンにページの内容を「ちゃんと伝えるための言語」のようなもの。

たとえば、レシピ記事に「この料理名は○○、材料は△△、調理時間は□□分です」といった情報を、検索エンジンが理解できるようにHTMLの中に“注釈”として書いていく。
これが「スキーママークアップ(schema.org)」で、JSON-LD形式で書かれるのが一般的です。

参考:知らないと損!構造化データとは?完全解説
https://www.youtube.com/watch?v=55IORNtNCoo

つまり:構造化データは、検索エンジンとの“共通言語”!

リッチリザルトを期待して使われていた

構造化データといえば、SEO文脈でいえば、リッチリザルト表示のためのもの、というイメージが強かったと思います。

  • レビュー:商品や映画の★評価表示
  • レシピ:調理時間やカロリー、画像の表示
  • FAQ:Q\&Aがそのまま検索結果に表示
  • How-to:手順情報が展開表示される

こうした表示により、CTR(クリック率)向上が狙えるため、多くのSEO担当者が実装してきたのが構造化データです。

では、なぜ今また注目されているのか?

それは、「検索の主役がAIに変わりつつある」からです。

ねぎおのメルマガでもAIに関する情報を発信してきましたが、GoogleのAIO、AIモードをはじめ、AIの進化が検索市場を変化させつつあります。

AIOでは、複数サイトの情報をAIが統合し、“ひとつの答え”として表示されます。
この時、AIが参照しやすいのは“構造化されたデータ”。
つまり、構造化データを正しく実装しているサイトほど、AIに「素材」として選ばれる可能性が高まるわけです。

AIに選ばれるには、機械が理解できるように書いておく=構造化データが必要!

ChatGPTやBingでも、構造化データが活躍

Bing ChatやChatGPTのブラウジング機能でも、構造化データは重要。
検索以外の情報取得手段(音声検索、スマートスピーカーなど)でも、構造化された情報が使われる場面が増えてきました。

Googleのナレッジグラフや音声アシスタントでも、構造化データを元に情報を整理・引用していると言われています。

SEO戦略を再構築するカギ

AI時代のSEOは、「上位表示」だけでは足りません。
検索でもAIでも“選ばれる構造”をつくることが重要です。

その第一歩として、構造化データの再点検・再実装を強くおすすめします。

今やるべき構造化データ対応(優先順位順)

1. 現在の実装状況を棚卸し

  • リッチリザルトが出ているか確認
  • 未実装ページや狙えるスキーマを洗い出し

2. 優先スキーマを選定

  • 商品ページ → `Product`
  • 記事コンテンツ → `Article`
  • FAQページ → `FAQPage`
  • 手順解説 → `HowTo`

3. 実装とテスト

  • CMSプラグイン or 開発者と連携
  • ChatGPTでJSON-LDコード生成もOK(※必ず検証!)
  • Googleの「リッチリザルトテスト」でエラー確認

4. サイト構造の見直し

  • パンくず、Hタグ、内部リンクも整理
  • 構造化データは「単発の施策」ではなく「土台作り」

5. 最新情報のキャッチアップ

  • Googleの公式ガイド更新を定期チェック
  • このメルマガでも最新情報をフォローしていきます!

最後に:構造化データは“地味だけど効く”
 
構造化データは、目立つ施策ではありません。
でも、AI時代のSEOにおいては、縁の下の力持ち。

今後のSEO戦略において、「AIでも理解されるサイト設計」が大前提となります。
それを実現する“第一歩”として、今一度、構造化データを見直してみてください。

地道な実装が、未来の検索結果を変えていきます。

では、また次回のメルマガで!

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https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/services/seo-consulting#sec9
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執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO



1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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