こちらの記事は弊社運営クラウドライティングサービス『REPO』のライター向けに作成したものです。
今日は仕事(ライティングなど)が捗らないときのノート活用術のお話!
なぜいまさら紙のノートを使わなければいけないのか? パソコンにタイプでいいじゃん? そう思うかもしれないですね。それもそうだと思います。でも、たまに紙に書くと新鮮な感じがするので気に入っています。凝り固まった思考がすーっと晴れていくような、そんな感覚。
そう言えば前回はライターの為のEvernoteで始める仕事術で、デジタル多機能ノートであるEvernoteの活用術を書きましたね。そちらでライティングに活かすノウハウを紹介したので、今回は少し路線を変えて……。
いつものライティング・記事作成に疲れたら、これを試してみてください。
1.感情を整理するために
毎日生きていれば、嫌なこともあります。ストレスが溜まりに溜まって、どうしようもないときもあるでしょう。ライティングにしてもそうです。たとえば、真っ白い画面を前にして一向に書き進まなくて、2時間・3時間と過ぎていくときのストレスと無力感。
私もつい最近、喫茶店に入って「さあ書くぞ!」とパソコン開いたものの……どうも調子が上がらず、特に書き進むことなく、3時間経過……。コーヒー代と時間とPCのバッテリーを無駄にした寂しさと怒りで、すっかり疲弊してしまいました。
そういう、心が乱れた状態で無理に書こうとしても難しいわけです。ライティングは感情の影響を強く受けますから。そこで、ノートを使うのです!
用意するものは、A4ノート。もしくはA4用紙でも手帳でも、それなりに書くスペースがあるものなら何でもいいです。あ、パソコンにタイプはナシの方向で! いちおうこれ、「ノート活用術」なので……(真面目な話、紙に書くほうが効果的です。「手で書く」という行為は脳に直接的に働きかけます)。
2.モヤモヤ、イライラをノートに書き出す
ノートを用意したら、そこに今感じているモヤモヤやイライラをすべて書き出してください。考え込む必要はありません。感じているままに、書き出します。
- 「ぜんぜん書き進まなくてイライラする」
- 「何を書いたらいいんだろう……」
- 「これで本当にいいんだろうか……」
- 「もうやってられない、寝たい」
例に挙げたものはほんの少しですが、実際はもっと多く書き出してください。正しい・間違っているなどはないので、あまり気にせずに書きます。
そうすると、どうでしょう。心の中がスッキリした感じがしませんか? 実際、紙に書き出すごとに気持ちが整理されて、楽になっていきます。これは感情を紙に転写、つまり紙に吐き出しているわけです。
抱えていた感情の渦を紙に吐き出すことで、気持ちをニュートラルな状態に戻すことができます。そして思考停止状態から抜け出して頭をクリアにできるのです。
書き出し終わったノートや紙は、くしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てましょう。
3.解決策やアイデアを生み出すためにもノートは便利
モヤモヤやイライラを紙に書き出して、気持ちが落ち着いてきたら、思考もクリアになっているはずです。そうしたら、ノートの別ページに現状取れる解決策やさまざまなアイデアを書き込んでいくのもオススメです。
ルールや形式は特にありません。思いつくままに、どんどん書き出してください。
- 図書館に行って参考資料を調べて、ネタを探そう
- インターネットで参考になるサイトを10個調べよう
- 今日は疲れているようだから、早めに休もう
- しばらく休んで、場所を変えてまた書き始めよう
- ○○と○○について、記事を書けるかもしれない
これも正解・不正解はないので、とにかく「数」を出してください。たくさん書かないと思考が整理されないのです。脳の中にある考えやアイデアを空っぽにするくらいの勢いで、紙に吐き出してください。ブレインダンプ(braindump)と呼ばれる作業ですが、言葉の定義や正式な方法を厳密に学ばなくても大丈夫です。
頭の中にあるアイデアをすべてノートに書き出すとだけ覚えておけば、それで十分です。後はあなたのやりやすい形で、自由にやってもらえれば結構です。
ノートは不安やストレスを減少させる
ノートに解決策やアイデアを書けるだけ書いた後は、しばらくノートを置いて散歩するなり他のことをするなりして、少し頭を休ませてください。ブレインダンプで脳を酷使したので、ちょっとオーバーヒート気味になっているかもしれませんから。
さて。頭が落ち着いてきたら……先ほど書いたノートを眺めてみましょう。どうでしょう? こんなにもたくさんの解決策・アイデアの候補があるわけですから、安心感が持てるのではないでしょうか。あるいは、案外問題やストレスがたいしたことなかったと、気づくかもしれません。
いずれにせよ、ノートに落とし込んで可視化したことで不安が減少したわけです。頭で考えているだけでは、なかなかアイデアや解決策が表面化しにくいですし、漠然とした不安を抱きがち。
ノートに書くことで、そういった不安を減少できるのです。
4.自由にノートを活用してほしい……
私も○○ノート術、○○直伝のマル秘ノート術みたいなノウハウを試したことがありますが、結局は自分のやりやすいようにやるのが一番だと思っています。「正式なやり方」なんて知らなくても、ノートを活用して生活に、ライティングに役立てることはできるのです。
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