今のSEO会社、大丈夫ですか?
最近、サクラサクにはSEO施策に関するさまざまなご相談が寄せられています。特に多いのは、「担当者が頻繁に変わり、その度に同じ説明を繰り返している」「営業担当と現場コンサルタントで言うことが違う」「提案は立派だが、実行は丸投げで伴走してくれない」といった、SEO会社が掲げる「サポート体制」に対する不満の声です。
本シリーズでは、20年以上SEO一筋で運営してきたサクラサクマーケティング株式会社(以下サクラサク)の視点から、「なぜそのような不満が生じるのか」「どのように改善すべきか」といった点をSEO会社ならではの視点で解説。改善のヒントをご提供します。
今回は、そのなかでもSEO担当者が悩みがちな「サポート体制」に焦点を当てて解説します。外注先のサポート体制についてお悩みのSEO担当者の方、これから発注を検討している方に向けて、具体的にどのような不満が生じ、その背景には何があるのかを深掘りします。SEO会社との付き合い方を見直すきっかけになれば幸いです。
本シリーズでは、皆様に共感していただくことに加え、具体的な改善策を見つけるきっかけをご提供したいと考えています。
その一環として、サクラサクが新たに提供を開始した「セカンドオピニオンSEOサービス」もご紹介します。このサービスが、現状の課題を見直す一助となれば幸いです。
SEO担当者のサポート体制に関する不満5選
SEO施策に取り組む多くの企業が、実は密かに感じているSEO会社への不満。ここでは、現場の担当者が直面しやすい課題・不満を5つご紹介します。
その1:担当者が頻繁に変わる
近年、サクラサクにはSEO施策に関するご相談が増えています。そのなかでもよく目にするのは、「いい提案があったのに担当者が替わって質が落ちた」というものです。
WEBマーケティング業界は転職しやすく、離職率が高い傾向にあります。SEO業務はプレッシャーが大きく、夜遅くまでの対応が必要になるなど、ハードな業務内容になりがちなため、メンタルを壊してしまう担当者も少なくありません。
担当者が頻繁に変わると、顧客側はそのたびにゼロから状況説明を求められることになり、大きなストレスを感じる要因となります。
その2:営業とコンサルが別:無責任な提案のリスク
営業担当と実際に施策を実行するコンサルタントが異なる場合に、発生しがちな問題です。
SEO会社の営業担当者のなかには、コンサルティングの実情やGoogleのアルゴリズムの歴史、ペナルティのリスクを十分に理解しないまま提案をしてしまう方もいます。営業担当者の知識や理解が不十分である場合、実務を行なうコンサルタント側が提案どおりの内容が実現できず、「当初の提案内容と異なる」と不満を持つケースはよく見受けられます。
その3:質と量の両方を担保できない課題
SEOにおいて「高品質なコンテンツを大量に生産すること」の難しさは大きな課題の一つです。かつては安価で質の低い記事の大量生産でも一定の成果を出すことができましたが、現在ではそういった手法は通用しません。
とはいえ、月に1本程度コンテンツをリリースしていても、なかなか効果が出にくいのが現状です。
その4:提案のみで運用・実行ができない実情
SEO会社からは素晴らしい提案がなされるものの、その後の「運用」や「実行」がクライアント任せになってしまうケースがあります。結果として、提案だけが積み上がり、実行されないままで成果が出ず、コンサルティング費用だけが無駄になってしまう「コストの垂れ流し」状態に陥ることもあります。
なかには「うちでは運用できないので、そちらでなんとかしてください」というスタンスのSEO会社もあるため、注意が必要です。提案内容がどれほど正しくても、それが実行されなければ成果には繋がりません。
その5:最新トレンドに弱い:情報共有不足と現場の多忙
「SEO会社なのに最新トレンドに弱い」という意外な不満の声もあります。現場のコンサルタントや営業担当者は、目の前の案件対応に追われるあまり、AI関連などの動向やGoogleの最新アップデート情報などのトレンドを十分に把握できていないことがあります。
顧客としては、Googleの最新アップデートで何が変わったのか、AIOやAIモードによってSEOがどう変化するのかなど、最新動向が気になるものです。こうした質問に適切に答えられない体制では、顧客に不安を与えてしまいます。
これは、会社内の情報共有体制が十分に整っていないことが原因の一つとして考えられます。
なぜこれらの不満は発生するのか?~SEO業界に潜む構造的な問題
前項で挙げたSEO担当者の不満は、必ずしも個々のSEO会社の努力不足だけが原因ではありません。SEO業界全体に潜む構造的な問題が、こうした不満を発生させる大きな要因となっています。
ここでは、その背景にある主な3つの構造的問題について詳しく見ていきます。
営業とコンサルの分離問題
まず一つ目は、「受注重視の組織体制」とそれに伴う「営業とコンサルの分離問題」です。
多くのSEO会社では、まず目の前の売上を確保するために、営業担当者が顧客獲得を最優先します。この際、営業担当者がSEOコンサルティングの実情やGoogleアルゴリズムの歴史、ペナルティのリスクなどを深く理解しないまま、高いコミットメントを含む魅力的な提案をしてしまうケースが見受けられます。
その結果、効果が薄い実現困難な提案や、ペナルティに繋がりかねないギリギリの提案が行なわれるリスクが生じます。
売る側と実際に運用する側が異なるため、提案内容と実行可能性の間に大きな乖離が生まれてしまうのです。このような体制は、最終的には成果が出ず、顧客が不満を抱く原因にもなりかねません。
仕組み化の落とし穴
次に、「仕組み化の落とし穴」も不満を生む要因の一つです。もちろん、生産性や効率を向上させるために、業務の均一化や仕組み化を進めることは重要です。しかし、SEOという分野は、クライアントごとに状況や抱える課題がさまざまであり、画一的な仕組みやテンプレートだけでは解決できない問題が数多くあります。
例えば、経験の浅いメンバーがこうした仕組みやテンプレートに過度に依存して提案を行なった結果、ベテランから見れば「結果が出ない提案」とすぐにわかることもあります。
仕組み化自体は悪いものではありませんが、顧客の利益に即した柔軟な対応力が失われると、それが不満の温床となります。
社内情報共有体制の不備
3つ目は、「社内情報共有体制の不備」です。SEO業界はGoogleのアルゴリズム変更やAI関連技術(AIO、AIモード)の進化など、常に最新トレンドが目まぐるしく変化しています。しかし、現場のコンサルタントや営業担当者は、日々の膨大な案件対応に追われ、最新のトレンドや情報を十分に追い切れていないことがあります。
社内での情報共有が十分に機能していない場合、顧客が最新のアップデートについて質問しても適切に回答できない、あるいは現状のトレンドと乖離した提案をしてしまうなどの問題が発生します。これは、SEO会社としての専門性や信頼性を揺るがしかねない重要な課題と言えるでしょう。
これらの構造的な問題が複合的に作用し、SEO担当者が直面するさまざまな不満を生み出しているのです。
【サクラサクが選ばれる理由】お客様の「困った」に寄り添うサポート体制
ここからはサクラサクがなぜ選ばれ、どのように顧客に寄り添っているのか、そのサポート体制と強みについて紹介します。
できない約束はしない
サクラサクが選ばれる主な理由の一つは、「できない約束はしない」という徹底した企業文化にあります。
SEOは成果を確約することが難しい分野です。しかしながらSEO会社によっては営業する姿勢だけが先行し、コンサルティングの実情やアルゴリズムの歴史、ペナルティのリスクを深く理解しないまま「高いコミット」を含む提案をしてしまうケースがあります。
こうした「絵に描いた餅」のようなシミュレーションで受注した結果、最終的に不満を抱える顧客が増えてしまうのです。
サクラサクでは、たとえ失注に繋がることがあっても、できないことはできないと明確に伝える誠実な経営スタイルを貫いています。結果として、他社で「うまくいっていない」と不満を抱えたSEOのご担当者様が、失敗後のリカバリー役としてサクラサクに相談を持ちかけるケースが多くあります。
役割分担とチーム体制
先述の「営業とコンサルの分離問題」や「質と量の担保の難しさ」といった構造的問題に対し、サクラサクは「役割分担とチーム体制」を強化することで対応しています。具体的には、以下の体制を構築しています。
営業担当者とコンサルタントの連携
提案の段階から営業担当者だけでなく、コンサルタントが同席することで、売る側と運用する側の乖離を防ぎ、実行可能な提案を行ないます。
コンサルタント施策に集中
コンサルタントが施策の提案に集中できるよう、作業系の業務はサポート役が担当します。
専門部隊の設置
コンテンツ制作には専門部隊を、レポート作成やデータ分析にはオペレーション部隊を配置し、各業務の質と効率を担保しています。
このようなチーム体制により、「質と量の両方を担保できない」という問題を解消し、一貫性のあるサポートを提供しています。
社内情報共有体制の充実とR&D(研究開発)
営業担当者が「最新トレンドに弱い」という問題に対しては、「社内情報共有体制の充実とR&D(研究開発)」を重視して対応しています。ねぎお社長自らがR&D部門を主導し、SEOに関するさまざまな分析や実験を社内で実施しています。
その知見を元に、定期的な勉強会や動画を用いた社内教育を行なうことで、現場のコンサルタントや営業担当者が常に最新のトレンドを理解し、顧客の疑問に適切に答えられる体制を維持しています。
これらの取り組みにより、サクラサクは多くの代理店や競合SEO会社からも「SEOの駆け込み寺」として頼られることが多く、リソース不足や質・量の問題を抱える案件の裏側をサポートする機会が多くあります。
【セカンドオピニオンサービス】今のSEO施策に不安を感じたら…
ここまで、SEO業界に潜む構造的な問題や、そこから生じるSEO担当者の不満などを解説してきました。
もし現在、他社のSEO会社と契約中で、「サポート体制に不満がある」「成果が上がっていない」などの不安や不満を抱えているのであれば、ぜひ一度サクラサクの「セカンドオピニオンサービス」をご検討ください。
セカンドオピニオンサービスは、現在の契約先を否定したり、ダメ出しをしたりするものではありません。プロの第三者の目線から現状のSEO施策やその成果について客観的に診断し、顧客が最適な改善策を見つける手助けをすることを目的としています。
具体的には、以下のような課題に対してアドバイスを提供します。
- 実施している施策は間違っていないか?
- 成果が出ない根本的な理由は何なのか?
- 施策の実行体制に問題はないか?
- 最初に設定した目標は厳しすぎないか?
サクラサクのセカンドオピニオンは、第三者だからこそ言える、厳しい目標設定や実行上の課題を指摘し、本質的な改善を促します。
- ショット診断プラン
現在のコンテンツや品質について診断を行ない、改善点を見つけるためのワンショットのプランです。 - 並走アドバイザリープラン
月額で継続的にアドバイスを提供するプランです。すぐに現在の契約を解約することが難しい場合でも、並行して弊社からアドバイスをさせていただきます。
サクラサクは、長年の経験と研究開発(R&D)によって培われた深い知見を活かし、多くの代理店や競合のSEO会社からも「SEOの駆け込み寺」として頼られ、リソース不足や質・量の問題を抱える案件の裏側をサポートすることも多くあります。
現在のSEO施策に少しでも不安を感じているSEO担当者の方は、ぜひサクラサクへ一度ご相談ください。