(左から、サクラサクマーケティング笹本、NeU岡田様、NeU黄様、サクラサクマーケティング小林)
今回は、当社サクラサクマーケティング株式会社と5年以上のお付き合いがある株式会社NeU様の岡田氏と黄氏に、弊社コンサルタントの笹本と小林がお話を伺いました。
ブレイン・ヘルステックのリーディングカンパニーであるNeU様が「ニューロマーケティング」というニッチな分野でどのようにWebマーケティングを活用しているのか、また弊社のコンサルティングに対して効果を感じている点などについて語っていただきました。
企業情報
株式会社NeU | |
本社所在地 | 東京都千代田区神田司町2丁目2番地 新倉ビル5F |
代表 | 禰寝 義人 |
設立 | 2017年8月1日 |
事業内容 | ニューロマーケティング事業、研究機材の開発・販売事業、ヘルスケア事業 |
ホームページ | https://neu-brains.co.jp/ |
企業情報詳細 東北大学 加齢医学研究所で蓄積された「脳科学の知見」と、日立ハイテクの「脳機能計測技術」が組み合わさり創業。脳活動を可視化する技術を活かし、マーケティングや商品開発などの分野で、広告やパッケージ、店舗設計の効果検証・改善提案を行なっています。 |
■ 岡田様プロフィール
2018年、株式会社NeUに入社。
長年マーケティング領域に携わってきた経験を活かし、現在ニューロマーケティングチームの責任者を務める。
■ 黄様プロフィール
2024年、株式会社NeUに入社。
ニューロマーケティングチームのマーケティング担当、および全社の広報担当として従事。
脳科学×マーケティング:NeUが展開するニューロマーケティングとは
(左から、NeU黄様、NeU岡田様)
―はじめに、NeU様が行なっているニューロマーケティングについて教えてください。
黄:ニューロマーケティングとは、消費者の脳波や生体情報などをもとに、マーケティングに役立てる手法のことです。弊社では、ウェアラブルな計測機器を使って得られたデータをもとに、企業様のマーケティング領域のコンサルティングを行なっています。
―具体的にどのようなコンサルティングをされているのでしょうか。
黄:製品開発や広告、商品パッケージ、店舗設計など、多岐にわたります。例えば、店舗内に顧客の視線が集まっていない部分があれば、店舗デザインの変更や、商品パッケージのカラーデザインの変更、といった提案をさせていただくこともあります。
岡田:我々が直接店舗や商品のデザインをするわけではないのですが、デザインなどについてデータに基づいた解釈をお伝えする、という感じです。
笹本:勘や経験からではなく、客観的なデータに基づいて行なうのが特徴的ですよね。我々も初めは「ニューロマーケティング」という言葉を理解するのに少し時間がかかりましたが、前提知識がない方にもよりわかりやすく言い換えるとどう表現できるでしょうか。
岡田:ニューロマーケティングとは、平たく言うと「人の本音を理解する」マーケティング手法だと考えています。
例えば、何かの商品に関するアンケート調査があったとして、皆さんは自分の本音に従って書いていると思いがちですよね。でもそれは「自分が本音だと思っているもの」でしかなくて、脳科学の観点から言えば本当に思っていることは違う場合もあります。
小林:その「本音」の部分を理解することで、マーケティング支援に役立てるということですね。
岡田:おっしゃる通りです。弊社では脳科学とマーケティングをかけ合わせることで人の「本音」を理解し、さまざまな企業様の戦略設計のご支援をしています。
サクラサクマーケティングとの出会い:決め手は杓子定規ではない提案姿勢
(サクラサクマーケティング笹本)
―NeU様では、元々どのようなマーケティングを行なっていたのでしょうか。
黄:弊社では、元々マーケティングや営業活動のようなものを積極的には行なっていませんでした。人脈や紹介からいただくお話がメインで、リアルの営業活動といっても展示会くらいしかやっていなかったんです。
笹本:それは「ニューロマーケティング」という分野がニッチであることも関係していたのでしょうか?
黄:そうですね。分野的にリアルでのマーケティングがしづらいという点には悩んでいました。例えば、いきなりどこかの企業様に電話をかけて「消費者の脳波を計測して、本音を理解するマーケティング支援を行なっているのですが……」と話しても、怪しまれるだけなので(笑)
笹本:たしかに、そもそもニューロマーケティングの存在を知らない人も多いでしょうし、ニッチな分野だとマーケティング手法自体にも悩んでしまいますよね。そこから、なぜ本格的にWebマーケティングを検討するようになったのでしょうか?
岡田:弊社の中核事業であるニューロマーケティングをブランディングし、認知度を高めていきたいという想いが強くあったので、腰を据えてWebマーケティングを行なおうと決めました。
小林:Webマーケティングを検討する中で、サクラサクマーケティングを選んでいただいた理由はどこにあるのでしょうか。
岡田:数社に相談した中で、サクラサクマーケティングさんには予算面だけではなく、杓子定規ではない提案や伴走する姿勢に魅力を感じたことが大きかったですね。
例えば、弊社では実問い合わせ数をKPIに設定しているのですが、相談した会社によってはとにかくPV数を上げるための提案や、弊社としてはハードルが高く感じるビッグスタートの提案が多かったんです。そんな中、サクラサクマーケティングさんは実問い合わせ数を上げるにはどうすれば良いか、という点に寄り添いながらもスモールスタートで実現性の高い提案をしてくれました。
笹本:最初に高すぎる目標からスタートしても、継続性がないと効果が期待できないと判断しました。またせっかくKPIが明確に提示されているのに、そこから外れた提案をしてもNeU様の利益につながらないと感じたので、現実的でかつ効果が見込める施策を提案したと記憶しております。
客観的な視点とストレートな意見によりコンテンツの説得力が増した
(NeU黄様)
―サクラサクマーケティングとご契約をしていただいてから、まず笹本・小林から受けたアドバイスは何だったのでしょうか?
黄:まずはターゲットと目的を明確にして、コンテンツを増やすようにアドバイスをいただきました。弊社は扱っている領域がとても専門的なので、客観的な視点での率直な意見をいただけるのが助かりました。
笹本:ターゲットと目的の明確化はマーケティングの基本だとは思うのですが、意外と徹底できていない企業様もあります。特に、脳科学のようなジャンルのコンテンツを自社のみで制作していると、専門知識のない読者には難解になってしまいがちです。ターゲットに合わせたコンテンツ制作ができているかは強く意識したい部分なので、改善点があればその都度お伝えしています。
岡田:「こういう書き方だと一般読者には伝わらないと思います」のように、ストレートに意見を言ってくださるので、助かっています。自分たちだけの視点だとその辺の線引きの判断が難しいんです。
小林:私たちが読んでいて難しいと思うコンテンツは、おそらく一般読者にとっても難しいと思うので、そのあたりは遠慮なく意見を言わせていただいております。とはいえ、NeU様のコンテンツは、専門的な話まで踏み込まないと説得力に欠ける場合もあります。ですので、例えば松竹梅のようにコンテンツの粒度を分けてはいかがですか、という提案もさせていただきました。
―コンテンツでの具体的な成果はあったのでしょうか。
黄:はい。サクラサクマーケティングさんのサポートのおかげで、まずコンテンツに注力する重要性がチーム内で認識統一できたと思います。その結果、数値的成果にもつながっています。例えば、「脳波とは」について書いた既存記事のさらなる上位化を提案していただき、強調スニペット化などの施策を行なった結果、1位表示を達成できました。
岡田:新規記事の提案だけではなく、すでに公開している記事に対するリライトや改善の提案もしてくださるので、コンテンツ全体の質が上がりましたね。
サポートによってリニューアル後のトラフィック増加
(NeU岡田様)
―実施した施策の中で、特に印象的なものについてお聞かせください。
岡田:直近で一番印象的だったのは、サイトの全面的なリニューアルプロジェクトですね。一番の課題は、リニューアル前のサイト評価をどれだけロスなく引き継げるかという点でした。何度も壁に直面しながらも結果的にリニューアルは成功し、リニューアル前の評価をうまく引き継ぐことができました。笹本さん、小林さんには大変お世話になりました。
笹本:サイトの全面リニューアルは、弊社としてもやりがいのあるプロジェクトでした。デザインやレイアウトの変更など、ページ要素の変更があると順位に変動が起きやすいですし、とにかくリダイレクトのチェックは入念に行ないましたね。うまく表示されていないページが1つでもあると、大きな影響につながってしまうので。
黄:結果的に、リニューアル実施月ではトラフィックを落とすどころか、前月比で約1.2倍に増えました。
岡田:リニューアルにあたってコンテンツを精査して減らしたのですが、そんな状況でも注力していたキーワード「ニューロマーケティング」のページが1位表示をキープできたのも大きかったですね。自社内にはリニューアルにかけるリソースもなく、また自分たちだけの視点になってしまいがちだったので、笹本さん・小林さんのサポートがあってこその成功だと思っています。
ストイックさと献身性で支えるサクラサクマーケティング
(左下から時計周りで、NeU黄様、NeU岡田様、サクラサクマーケティング笹本、サクラサクマーケティング小林)
―笹本・小林に対して、パーソナル面でどのような印象を抱いていますか。
黄:笹本さんはストイックで献身的、という印象が強いですね。何かを相談するとすぐに返信がありますし、しかも期待以上の情報量で返ってくることも多いんです。実は私も即レスには自信があるのですが、笹本さんにはたまに負けることがあります(笑)
岡田:笹本さんは、いつも自分からタスクをもらおうとされるんです。何も課題や問題点がなければ普通はそこで終わっても良いはずなのに、自分からタスクを増やすストイックな面には驚きました。
黄:実は笹本さんは、弊社内ではアイドルのような存在でもあります。笹本さんから返信があるといつも、「笹本さんから返信来ました!」と社内がひと盛り上がりします(笑)
笹本:そんな風に思っていただいているとは。お恥ずかしい限りです。
小林:笹本をそれだけ信頼していただいているということですかね?
黄:もちろんです。こんな風に小林さんがいつも全体の雰囲気をうまくまとめてくださっているのも、我々のコミュニケーションがスムーズな要因だと思います。小林さんはいつも優しさであふれている方なので、何でもお話したくなってしまいます。
「NeU=ニューロマーケティング業界のトップ」という認知を高めていきたい
―NeU様が今後進めていきたい施策についてお聞かせください。
黄:大きく分けて、「ECサイトの実装」「顧客整理」「SNS運用」の3つがあります。特にSNSは弊社がまだあまり注力できていない部分ですが、最近ではSNS面でも笹本さんにご相談する機会が増えました。
今までと同様にコンテンツ数の増加も目指しながら、サクラサクマーケティングさんには長期的な施策の提案・サポートを引き続きお願いしたいと考えています。
―最後に、今後サクラサクマーケティングと共に実現したいことがあればお聞かせください。
岡田:弊社の大きな展望として認知度の向上があります。実は弊社は、ニューロマーケティングの受注件数としては国内随一であると自負しています。また、生体情報の計測においても豊富な導入事例を重ねてきました。ただ、こうした取り組みに一定の成果がある一方で、そもそもニューロマーケティングというもの自体が世間に知られておらず、弊社の認知度も思うようには上がっていない状況が続いています。
今後もサクラサクマーケティングさんにはサポートしていただきながら、 NeUがニューロマーケティング業界におけるリーディングカンパニーとして、先進的なアプローチの価値をより多くの方にわかりやすく伝えていくことを目指していきます。また、NeUがこの領域で真摯に取り組み、着実に実績を積み重ねてきたことも、必要としてくださる方々に届けられるよう認知を高めていけたらと思っています。
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笹本からの一言

Neu様が提供されているサービス内容は専門的で、前提知識がないユーザーには難しいと思われる部分もあります。そのため客観的な視点からサービス内容をいかにわかりやすくコンテンツ化し、ユーザーに届け、実問い合わせ数につなげられるのかを常に考えています。どのような商材・サービスでも成果向上のために全力で取り組んでまいりますので、SEOをはじめWeb集客に困っている方はぜひご相談ください!
小林からの一言

「脳科学×マーケティング」というニッチかつ専門性の高い領域で成果を出すのは難しく、検索ニーズが限られている中での有効な施策提案にはユーザー理解が欠かせません。脳科学のプロであるNeU様とSEOのプロである弊社とで、密なコミュニケーション重ねることで、実現可能な施策を共に作り上げることができました。NeU様の理解と協力体制があったからこそ、サクラサクマーケティングが目指す『WEBマーケティングの力でサクラ(売上)を咲かす』施策をご提案でき、ニッチな領域であっても着実に道筋を描くことができたと思っています。今後もこのスタイルを大切にしながら、NeU様の成果を最大化できるよう伴走してまいります!